C90 のエンジン整備で、

シリンダーとピストンの隙間測定0.10mmでした。

C90のサービスマニュアルで基準値が0.15mmだから

使えると思ったんですが・・・

(リングセットは新品を組みましたが、)

こんなすり減ったシリンダーを組んでしまったせいか?

不安なC90です。

 

酷暑の中、30℃以上の気温の中で走ったのもあるのか?

200kmほどの慣らし走行後

レベルゲージのスティックの先っちょにやっと付くぐらいに

オイルが減ってしまっていて、

慌てました!変ですやっぱ!!

 

そんなこんなで、

ボアアップ用のシリンダーピストンキットを買いました。

タイカブ100EX相当のマニアックさんのヤツ

 

中華製ですが、良く発注管理されているので、

自分としては信頼を寄せた製品です。

ほかのエンジン内部のパーツも、

マニアックさんのモノをよく使っていましたが、

久々の大物部品の購入です。

 

かなりの人気商品のようで、

オークション落札価格1~2万円以上と幅がありますが、

ワタシが落とした時は1万3千円ほどでした。

アルミブロックに鉄スリーブ、黒の塗装がキレイです。

 

C90純正ピストン47mmを中に置いて見た!

かなり小さく見えます、

これで85㏄から97㏄へ排気量アップ出来ます。

ピストン頭部が盛上がったハイコンプレッションタイプ

 

組み上げ初期の当り出しを良くするモリブデンコート塗布済

シリンダー内に押し込まれてただけで

既にこんなに擦れてしまっていましたが、

(作動確認の為に挿入してあります)

擦れて当れば減るもんだから 問題なしです。

 

タイ製のガスケットセットも併せて購入 2千円ほど

 

ヘッドガスケットがステンレス複層なのでコレが良い、

 

シリンダーベースも厚めのこれが良い、

 

各ピストンリングの合口隙間を測定しました。

C90純正のリングで、

トップとセカンドの使用限度が0.5mmだから

これで大丈夫でしょう!

 

シリンダーとピストンの隙間が

ヘッド部10mmあたりで0.40mm

裾のほうはモリブデンコートが剥がれるから測らずです。

 

灰色のガスケットがキット付属のシリンダーベースガスケット

黒いのがタイ製セットのガスケット

 

キット付属の灰色のは

厚さ0.1mm これで良いのですが、

 

タイ製セットのは0.8mmと書いてありますが、

実測値は0.6mmでした。

今回は、圧縮を弱くしたい

(レギュラーガソリンでのノッキングを避けたい)

ので、こちらを使用します。

 

C90サービスマニュアルの図に習い

各リングの合口を合わせて

 

オイルリングのサイドレールは、

合口を合わせて押して出る方向を

このようにエキスパンダーリングの外方向に組みました。

 

何度やっても緊張の挿入シーン~

 

ここでメインイベント第1部の終了です。