カーボン汚れを落とすので苦労しましたが、

エンジン内の部品全てがスッキリしたので

エンジンの組み上げに進みます。

 

クランクケースへのベアリング装填ですが、

ケースを電気オーブンで200℃に熱して入れると

なんの抵抗もなくストンと入ります。

(真っすぐ入れるため、ミッションシャフトを使いました。

ベアリングは、

モノタロウでNTNの隙間C3シール無しタイプです。

6203 329円 2個

6201 263円 1個

6001 285円 1個 いずれも税込み価格

なぜ?C3隙間か? 詳しくはワカランです(笑)

 

C90のトランスミッションは

 

4速化のため、中華ミッションを購入しました。

シフトドラムも4速用を購入です。これも中華~

 

C90カブのエンジン分解前に、

クランクの左右ガタを測定しておきました。

0.3mmあったので、

クランク軸にシムを入れて減らします。

 

過去に使ったアキシャルシムセットの残りが有った!

0.2mmがあったので、

コレをダイナモ側に入れておきます。

ニュートラルスイッチの検出接点板(銅板かな?)

くたびれているようなので、

新品(部品番号:35753-GK3-721)に交換、

差し込んで裏で曲げる、

ニュートラル検出接点を、在庫の良さそうなモノに交換、

Oリング(部品番号:91312-107-000)

2020年購入品 159円

 

クランクケース内側のニュートラル検出接点

ここにシフト軸の接点が振れると、

ニュートラル配線をマイナスアースして

メーター内のニュートラルランプが点灯する仕組みです。

 

キックシャフトがトランスミッション4速ギヤを介して

メインシャフトを回しクランクシャフトを回し起動します。

 

ローギヤが現状3速と同じなんで、

キックギヤがそのまま使えますが、

キックギヤの軸シャフトがくたびれていたので、

分解し、キックシャフトだけを中華の新品に交換です。

 

ケースを閉じる時、キックシャフトのシム1枚忘れると

あとでまた再分解になります。要注意!!

 

在庫の中華オイルポンプスピンドルがあったので、

オイルポンプ駆動スプロケットと共に交換

 

オイルポンプスピンドルは

C50のモノよりかなり細いのだが、

それでも

90のクランクシャフトのウエイトにスレスレ状態です。

 

サムの小細工、

クランクケースガスケットを一部カット(狭く)して

これで、オイル交換時にオイルの出が良くなるかも??

 

仮組したら

出力軸(ドライブスプロケ)軸方向にガタがあったので、

コレ、0.5mmのシムプレートを入れました。

サイドのベアリングにオイルが周りやすくしようと

シムに穴を開けたのですが、

材質がハンパ無く硬くてガタガタ穴です(笑)

 

ギヤシフトアームが3速用では使えないようで、

部品番号しらべるも、どれが適品か判らず

スプリングといっしょに

カビィ(Cuby:カブ部品ショップ)から購入しました。

 

次回からは、この番号でほかで買えます。

 

オイルフィルタースクリーン、破れは無かったのですが

縁がカチカチに硬いので新品に交換

 

(2024.5.20 追記)

 オイルポンプも容量アップの厚物を付けました。

 

2月末にエンジン開け時はドロドロでした!

心までドロドロ~

いろいろ艱難辛苦舐めましたが、

やっとキレイになったクランクケースを閉じられました。

バンザーイ!!