レストア整備中のスーパーカブC90

1989年(平成元年)の登録車でした。

 

フロントサスペンションを取り外しました。

旧型のグリスニップルが付いたアームですが、

過去に分解整備したようで、

(その時、旧型カーラーが入手出来なかったのかな?)

樹脂カーラーが

後期型のグリスの通る穴が無いものに交換されてました。

 

その後の分解グリスアップもなされていなかったようで、

グリス切れで、ブッシュもカーラーも錆び付いてます。

 

今回は、フロントブレーキをデカドラム化するので、

ヤフオクで後期型のサスペンションセットを落札しました。

 

5026円(送料込み7076円)

少し前より安くなったような?

デカドラムと謳ってないので安かったのか?

 

たぶんですが、

後期型デカドラム付のカブが

20年過ぎて廃車・解体時期に来ているようで

中古市場に出回りやすくなっているのではないか?

と思われます。(私見です。)

 

2002~2007年型のC90は、

デカドラムと謳ってなくても すべてデカドラム仕様です。

 

後期型は、フロントアクスルシャフトが12mmと

旧型10mmより太くなっています。

 

左右のサスペンションアームを分解後、

錆取り洗浄して

シルバー耐熱塗料を吹いて~焼付け処理しました。

 

内側サスペンションを受ける軸の

クッションブッシュを圧入装着します。

 

カーラー外径サイズに合う12mmのソケットレンチに

3mm分の目印テープ巻きました。

両側に付けるOリングの幅に押し込むための想定の目印です。

 

(叩いて入れるとブッシュが割れますよ!)

小型バイスで目印テープ端まで慎重に圧入

 

続いて、

支点・フロントフォークに取りつくピボット軸に

ピボットブッシュを圧入装着します。

これもOリング分3mm奥に圧入、

6mmのボルトナットで締め込んでも装着可能です。

このほうが、入れやすかった!かな?

 

いよいよカーラーの組付け

リチウムグリスを塗ったクッションカーラーを装填します。

ラバーグリスじゃなくて良いのかと思います、(私見です。)

 

同じく、グリスを塗ったピボットカーラーを装填

 

ブッシュ両側にグリスたっぷりのOリングを嵌めて、

キャップを被せて 両軸整備・完了

クッション軸にスプリングクッションを装着して

 

スプリングクッション上部の

ラバーブッシュがヘタってズレていたので

これも新品に交換しました。

 

フロントフォークに穴明けし

アームストッパーを取り付けます。

取付けボルトで仮設して確認・良好です。

 

サスペンションアーム取付後、

アームをジャッキで引っ張り下げて

アームストッパーを角度に注意しながら装着

 

これでフロントサスペンション整備完了です。