前輪・後輪とブレーキが整ったので

試運転に出てみました。

 

W650の乗るのは、1年以上になります。

クロスカブばかり乗っていたから、

車重の圧力にビクビクであります。

 

ブレーキの当り出しのつもりで、

低速でブレーキを掛けながら走る!ひたすら走る。

ハンドルが重たいですねー、

タイヤがすり減って、コーナーでの接地が悪いです。

 

路地で一時停止からの発進で、

ステアリングが変なのに気づいた!

タイヤの空気圧が低いのもあったが、

なんか?切り返しで不自然な挙動が出るのです。

 

10分ほど乗って帰宅し、

フロントサスを2本とも取り去ってみた。

タイヤ空気圧が1.4kくらいしかなかった、

ハンドルが重いのはコレですか、

この状態でサス2本を前後揺すってみたら、

カタッと??する。ステアリングベアリングが変である。

 

オーナー様にこのことを聞いてみると、

『以前乗用車の後ろにコツンとやっや事があった、

大した損害はお互いに無かったが、

帰宅後ハンドル周りのズレに気付き、

点検依頼したお店で作業員がハンドルと車輪を押さえ

 "エイッヤー!”とひねってもらったら・・・

曲がりは治って、そのまま走れた』

ということでした。

 

原因はソレですね、

その件でステアリングにガタが出たようです。

 

ハンドル周りを取っ払って

燃料タンクの上にウエスなどを敷いてハンドルをそっと置いて

締付けナット現在位置にマークを入れ、

ステアリングステムを抜いてみました。

ステアリングステム、ベアリングの取出し点検です。

ベアリングの損傷は無く、鉄粉なども見当たらず、

上部のベアリングレースは異常なし、

下のベアリングレースにスジみたいのを発見しました!

コレが、コッツンとぶつけた時の傷ですね・・・

 

鉄粉も噴いてないので、このままイケると判断しました。

上下ベアリングにリチウムグリスをたっぷり塗って

ステムを元どおり組んで、

トップ締付けナットを分解前の位置からほんの少し

8分の1回転弱くらい締めてみて、

これでステムのガタは止まりました。

 

※ ここの締め具合が大事、細心注意しないとイケマセン!!

締付け過ぎるとグリスの油膜が切れて

鉄同士が擦れて焼き付きます。緩いとガタになる。

 

とりあえず項目が多いですが、

ここは経過観察とし、ステアリングのガタは解決です。