日常の足であります ウチのN-WGN

正月9日の朝早々故障しました。

 

セルモーターは回るのですが、エンジンがかからんのです。

 

いつもは始動ボタンを押せば一発でかかっていたのに

一向に初爆がこないというか?

 

この日は、茨城の実家の兄に会いに行こうと

電話して・支度して・楽しみのしていたのに~

 

10分くらい置いて、もう1回

また10分くらいたってからもう1回回しても

ぜんぜんダメです。

帰省取り止めです。

 

元自動車整備士のサムですが、

昭和のメカニックですから、

コンピューター制御の現代のクルマは

さっぱりお手上げで、いじる気にもならないのです。

 

そのような時のために

日頃の整備点検をすべて

ホンダディーラーに丸投げしております。

 

朝イチバンに、

そのディーラーの開店時間に電話して来てもらいました。

 

結果、小技でアクセルを少し踏んで回したら

しばらくクランキングしてやっと始動しました。

 

寒い朝に、よくこういうことが起きるらしい、

その時は、この小技 をやってくださいとか?

電子制御の万能なクルマなのに

こんなことがあるのか?呆れました!

 

始動・暖気良好を確認後、

『対策用のバージョンアップがあるので、やっていきます。』

とかで、

運転席下のコンピューターの接続コネクターにパソコンつないで

(そんなのがあるなら、6ヶ月点検でやっとけよ!プンプン、)

来てくれてから10分ほどで終了でした。

 

現代の整備士はクールでカッコいいですね!

 

その後 問題無く起動して走れてましたが、

心配なんでネットでいろいろ調べてみましたら、

ありました!原因が・・・

 

正月明けて4日の日 初出勤でして、

天気が良いし暖かいので

クロスカブで行こうと思い車庫出して

玄関先に押していこうとしたらN-WGNがちょっと邪魔で

エンジンかけて1mほど後ろに移動して止めて

ほか、問題無くクロスカブで初出勤したのですが、

 

それがイケなかったようです。

 

電子制御のクルマでは、

起動時エンジンを暖めるために、

大量の燃料を噴射してエンジンを高回転にします。

(よーく考えると、電子制御以前もそうですね、)

 

なので、エンジンが温まらないうちに止めると

点火プラグにガソリンが かぶった状態になるらしい、

その状態で、また寒い時に起動しようとすると

初爆が点火出来ずに始動不良になるんだそうです。

 

原因は、ワタシの行動でしたね、

ホンダのサービスの方、スイマセンでした・・・

 

そんなこんなで考えたら、

このクルマ 2015年購入から今年で9年めに突入です。

走行距離が6万5千kmを超えています。

それで点火プラグが、そろそろ交換時期ではないかしら?と

通常では10万km交換の必要は無いらしいのですが、

やや劣化も進んでいるかも?

プラグメーカー推奨の交換時期は、

軽自動車では5~6千kmとか、

(根拠は、軽自動車は普通車よりエンジンを高回転で使うからとか?)

 

それならと、

点火プラグ3本を交換することにしました。

ネット記事でプラグの適合を調べ、

正月から密林通販調達~

旧品番 DXE22HCR11S

新品番 VFXEHC22G

デンソーのイリジウムタフプラグ3本(4400円)と

このプラグ、取り外し工具が14mmと細型なので、

手持ちのプラグレンチでは対応できないので、

14mmのプラグレンチソケット(1115円)を購入しました。

 

NGK派の方は、デンソーは危ないとか おっしゃいますが、

ホンダが純正指定してる以上、問題無いかと思います。

(あとで、「NGKにしとけば良かったかなー?」と・・サム)

 

3日後には部品も到着、

いよいよエンジン バラしに掛ります。

 

※およその工程を記録しましたが、曖昧な記述がございます。

参考にされる方は、詳細を公開したブログ記事などを見ると

より判りやすいと思います。あしからず、

 

ボンネットを開けるとすぐ見える【 HONDA 】の文字

(ノーマルロゴ周りを塗色してレタリングを強調してあります。)

この部分がエアクリ―ナ―ケースで

この下にエンジン点火機構が隠れてます。

この図位置の左上と

右下の 10mm角の6mmネジボルトを2本?外し

ケース下 左下と 左脇 2カ所の差し込み式のゴムブッシュに

抜き取りやすいようにシリコンスプレーを吹いて柔らかくして

右下のホースが邪魔なんで、

外してゴミが入らないようにティッシュを詰めて

エアクリーナーケースを力づくで剥ぎ取り持ち上げると、

3個の点火コイルが並んで付いてました。

その通電ソケットを抜いて

10mm角の6mmボルトを各本抜いて

点火コイルを引き抜いて並べました。

ここで この14mmプラグレンチソケットが活躍、

プラグネジが固かったー!

錆び?吹き抜け煤みたいのが付いてて錆びたような?

ホント回し始めが、やっと手で回るキツイ状態でした。

3本とも燃焼状態は良好のようで、

中心の碍子はキレイに真っ白に焼けてました。

ネジ部の錆のようなモノは、

締付け不良で 浸み上がって固化したガソリンじゃないの?

疑り深いサムであります。

 

碍子ネックの焼けニスみたいのは、

爪で擦るとパリパリ剥がれました。

たぶん、プラグ周辺の雰囲気ガスが、

コロナ放電で焼かれて焼結したものだと思います。

これも?抜けて出た気化ガソリンか?

疑惑は尽きません・・・

デンソーの適合表どおり、ネジ長さも適正なようです。

ネジの焼き付きカジリ防止と取り外しを良くするために

ワコーズのスレッドコンパウンドを少量ネジ部に塗布、

 

※スレッドコンパウンドはグリスではありません。

ネジ部の焼き付き防止と、適正トルク保持が出来る部品です。

 

プラグを外したプラグホール内に、

碍子に付いていたコロナ放電跡の黒い煤みたいのが落ちていたので、

掃除機に細いホースを付けて吸い取りました。

 

プラグネジにほんの少しコンパウンドが渡ることで

装着しやすいしトルク保持も良好でした。

締付けトルクは、

ガスケットが潰れたとこ プラスちょい締めで止め、

メーカー表示の、ガスケット当たってから3分の1回しでは

少し足りない気がするもんでね、

※ これはワタシ流で、お勧めではありません。

 

点火コイルの絶縁ラバー部を、

シリコンスプレーを吹いた布で清掃しておきました。

 

プラグ交換作業後のエンジン起動は問題無し、

 

プラグの焼けが心配でしたが、

やはり【開けて見ておく】のが安心につながりますね!

 

プラグ交換の効果は、プラシーボ感??くらいでしたが、

たぶん、電極のガソリンかぶりにもいいかも?

 

あとは、起動後すぐ停止厳禁ですね!

 

もう少しで走行キロ10万、

10年目まで支障なく走ってもらいたいですね!

 

これでN-WGN点火プラグ交換の巻、完了です。