昨年末JA61スーパーカブを購入した友人のSさんが

 

なぜか?それもカブプロの積載能力増加を過剰に望み

佐野市のエムクラフトさんにサイドカー改造を依頼してました。

 

2月ごろ預けて早半年、やっと出来上がったので引取ってきました。

 

お預け・引き取りに、ワタシもナビ協力で同行しまして、

預けた時も大変でしたが、

千葉から佐野市までは とんでもなく遠いですね!

エムクラフト工房前にて、

半年あまりで、こんな具合になってました!

 

牽引車を引いた軽ボックス車で

往復7時間も掛かりました。

 

かの "JPSのレーシングカー" 以上に

『走る棺桶』というか?

ワタシも変わりもんですが、

Sさんのストイックさには、とうてい適いません。(笑)

 

その プロカブ・サイドカー なのですが、

細い農道で道を譲り合う時の合図のために

ハザードランプ発光機能を付けてくれないか?

と、依頼を受けてまして

久々に "Sam's Factory" の出番となりました。

 

※ 以下の作業は、純正状態のスーパーカブに著しい改造を加えます。

 当然、この状態では新車状態であっても、メーカーの保証はなくなります。

  参考にされる方は、そのことを念頭に

 各自の自己責任の元、作業を進めることを

 ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 

すでにバイクと同額以上に改造費を費やした彼(Sさん)ですので、

なるべく安上がりでハザード機能を移植してあげたい!ので

まず、左スイッチを改造しよう!ということに、

以前、じぶんのクロスカブから外した

この予備のウィンカースイッチを献上してもいいのですが、

接続カプラーを変えるにだいぶ手間がかかる。

 

PCX125の中古スイッチでも、最低1500円程しますね、

 

という訳で、

クロスカブ110のウィンカースイッチを購入

ほかにも、点滅がハイにならないように

IC型ウィンカーリレーも購入

改造の全体構想図式です。

 

接続ソケットは、以前汎用ハザードスイッチとして購入した

安スイッチの3Pソケット部分が使えました!

 

Sさんのプロカブ・サイドカーから

ハンドルの両側スイッチボックスを外して預かってきました。

いよいよ改造作業です。

 

カブプロ 左既設スイッチのブラインドキャップを外して

(裏から要所の爪をこじると、簡単に外せました。)

新スイッチはカバーに押し込むだけ

この3本線を、既設の9P接続カプラーまで導く

写真撮らずで、手書き説明図です。

細いチューブに3本通すのは苦戦しました~

 

こんな具合で計画書書いてみました。

(仕上りをスッキリしたいので、構想に時間を掛けました。)

この110型メス端子金具で、

既設左スイッチの9P接続カプラーのこの空きに割り込ませました。

 

本来の左ウィンカースイッチのハザードスイッチへの改造ですが、

こんな具合にやろうか?と

 

こいつをいじくって


右奥にダイオードを

2Aのダイオードしか持ち合わせがないので、

左右分 各2本並列ダイオードを計4本繋ぎ

隙間スペースに押し込んでセット、

ウィンカーリレーからの点滅信号を

左右どちらに入れても、

両側の前後ウィンカーランプをハザード点滅させられます。

 

(左スイッチ側に繋ぐための)

右スイッチ9Pカプラーの空きスペースへの割り込み

これがけっこう面倒くさい作業でした。

灰色・空色・橙色の各色ソケットを分岐して

隣の空きスペースに増設しておきました。

 

車体側で左スイッチからウィンカーコードを右に繋ぐ線は、

110型カプラーオス端子を

灰色・空色・橙色の鉄カブ中古コード両端に

圧着加工し作り置きしました。

ほかにもICウィンカーリレーに交換用の

変換接続コードも別に作成し~大忙しです。

 

連日続く酷暑の日

こんな作業を1日じゅうやっていたら

夕方入浴前に測るポン体重が1kg減っていましたよ!

 

いくらウォーキングしても減らない体重が

たいして動かないのに、

頭使うとエネルギーって消費するんですね!

 

将棋名人の休憩タイムデザートの意味が理解できました。(笑)

 

2日後、導通テストを終えて仕上がった両スイッチを持って

Sさんちへ赴き 現車への組み込みです。

 

取り外す時に判っていたのですが、

 

クロスカブ110同様に、

カブプロのハンドルスイッチカプラーは、

メーター下に押し込んでありますが、

 

さすがプロカブ、

両ソケットは別々に大きな防水カバーを被ってまして

左右のカプラーを

灰色・空色・橙色の各色ジャンプコードで結びますが、

製作したコードが短かったので、

防水カプラーにカッターナイフで切れ込みを入れて

左右ここをくぐらせて結びました。

図にしておくと,

現場でとちらなくて 作業がはかどります。

※ 図中・上段の「6Pカプラー」は、

 「9Pカプラー」の間違いです、訂正します。

 

接続後の全貌です。

ノーマル状態では、ウィンカー作動時にコチコチ音ありますが、

ICウィンカーリレーに交換すると、その音がなくなります。

ベテランライダーは、ウィンカーの消し忘れが多いので、

ウィンカー作動確認ブザー(ピッ!ピッ!)を後で付けられるように

3Pカプラーも忍ばせて置きました。

 

このあと、ウィンカーリレーをIC型に交換するも ひと仕事

スーパーカブのウィンカーリレーはキースイッチの下、

レッグシールドの裏に在るのでカバーを剥がさなくてはなりません。

 

なにかと隙間が狭くなっていて、

サイドカーを繋ぐアームを1本外し

レッグシールドをとるのが大仕事なんです。

 

Sさんと二人掛かりで作業を進め、

すべての作業を なんとか2時間半くらいで終了出来ました。

 

作動試験も問題無し、

ウィンカースイッチも ハザードスイッチも正常に作動し

めでたしめでたしでした~~

 

でも、サイドカーっていいですねー!

いじってる間に、なんか?好きになっちゃいましたよ、

でも、運転が難しいようで、今は60km巡行がやっとらしいです。

やはりこういうのは、見てるのが花ですね、

ウチのクロスカブ110がイチバンでしょう(笑)

 

以上、

カブプロ・サイドカーへのウィンカー&ハザード改造工事

 "Sam's Factory" のお仕事完了でございます。

 

サムの長文ブログ ご熟読ありがとうございました。