番外編 ワイパフのエレナズというお店であった不思議なこと | ホノルルマラソンで逢いましょう(B級グルメ情報)

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新コーナーをとりあえずアメブロを使ってやってみようと思います。
通常のホームページ更新よりも気軽にできるかもという狙いです。
ネタ切れ防止のため、マメな更新はしません(苦笑)。
こっちの方が面倒臭くなったら、普通のページに変更します。

前回の タニオカズのポキ・ボウルをワイケレで食べた後、パールリッジ・センターに寄ることにしましたが、小さなポキ・ボウルだけでは足りなかったので、どこかでもう少し食べたいとなりました。

 

持っていたへなしゅんさんの本でワイパフ辺りのお店を調べるとフィリピン料理のお店というのに興味を引かれました。

オアフ島は色んな国から移民の多い島ですから、各国の料理屋があったりします。

また、そのレベルが高かったりもするのですが、フィリピン料理というのは日本でも食べたことがない。なので、この機会に食べてみようと思い、行ってみることにしました。

 

場所はタニオカとはファリントン・ハイウェイを挟んだ反対側。ワイパフ・トランジットのバス停に近いショッピングセンター内にあります。

 

先にホームページと営業時間の紹介をしておきます。

https://www.elenasrestaurant.com

月〜金は朝7時から21時まで、土日は朝6時から21時までの営業。

ただし、20時30分以降は持ち帰りのみとなるようです。

店内は割と広くて、テーブル席がかなりあります。

席に座ると店員さんから「Buffet?」と聞かれたので、店内を見ると奥の方のテーブルにバイキング形式で料理がいくつか置かれていました。

そんなに食べられる訳ではないので「No」と答えて、メニューを受け取りました。

あまり悩まずにへなしゅんさんの本にも紹介されていて、メニューにも写真付き。オススメでありそうな、この店のオリジナル料理である「Sari-Sari(サリサリ)」を注文してみました。

サリサリとはタガログ語で「多様な」、「様々な」という意味があるそうで、色んな具材を煮込んだスープ料理でした。

小さなエビ、空芯菜、ナスのような物、瓜系の野菜などが入っているのが一目でわかります。

スープが赤いのは唐辛子によるものではなく、トマトによるもので辛くはありません。

スープは薄い塩味にトマトの酸味が軽くするパンチに欠ける味で、最初はどうにも食が進みませんでした。

テーブルの上にある2つの調味料が気になったので、それぞれをレンゲに少量垂らして味見してみました。1つはお酢で、もう一つはナンプラーのような調味料でした。

 

お茶碗の方にスープを移し、2つを入れてみたら「美味い !!!」。

そこから食が進み出し、食べていくと肉か魚を香ばしく揚げたと思われる物が入っていたのですが、これが抜群でした。

これを書いていて思い出し「あれはまた食べたいなぁ」となどど思ってしまうくらい。

 

かなり満腹になりましたがなんとか完食。

さてお会計を済ませて帰ろうと思ったのですが、「そういや、レシートが置いてないな」と気づきました。

「食べ終わったよ」とさりげなく店員さんに合図をすると、食器を片付けてカウンターの中に戻ってしまいました。

 

「どうやって支払うんだろ?」と思い、荷物を持ってカウンターの方に行って払おうとすると、私の拙い英語力では理解できないことを言っている。

「やっぱりテーブルチャージで席で待ってろということかな?」と思い、席に戻って数分。

しかし、また何のアクションも無し。

 

「あれれ?」と思いながら再び時間が過ぎた。すると、店員さんがテーブルまでやってきて、レシートを指差して何かを言っている。そこで聞き取れた単語は「alrerdy」でした。

 

「already?(支払い済み?)」、そして思わず「Who?」と聞き返し、やっと事態がわかってきました。

恐らくもうお店から出て行ってしまった、他の見知らぬお客さんが自分の10ドル程度の支払いを代わりにしてくれていたということ。

 

見知らぬ土地で誰かの奢ってもらうという訳のわからない事態。お礼を言おうにも誰かわからずに、それができない。

狐につままれた感じでお店を出ました。

 

翌日、ハワイ在住の友人と食事をした時にこの話をすると。

「幸せのおすそ分けというのが流行っているみたいですよ」と聞かされました。

 

他の人にしたことが回り回って自分の所に帰ってくるみたいなことでした。

でも、なんか複雑で不思議な体験でしたね。

 

まあ、それはそれとしてサリサリはこのお店のオリジナルでフィリピン料理らしい物では無いみたいなので、改めてこの店を訪れて別の料理を食べてみたいと思います。

 

奢ってくれた方には何もできないけど、この店を再訪することがせめてものお礼かなと・・・。

そんな感じです。