中学校からの注文書を返し忘れましⓉと

電話がかかって来た。

ちょっと面倒くさいなと思った。

コピーがあるから破棄していいですと言えばよかった。

そう思いながら取りに行ったが

やはり1通より2通あった方が便利だ。

 

そして戻ってくると

店番を頼んだ妹おばちゃんが忙しそうだった。

商品を数えている。

僕が帰ってきたのを見て

これ全部売れたよと言った。

 

女子高生が

文化祭で駄菓子屋さんをやるんです

売り切れてしまってという事だった。

 

選んで来た商品の数を数えるのが大変だった。

やっと数え終わって計算すると3万円を超えていた。

 

「1回の買い物でこれだけ売れるのは

うちの店史上初めてです」というと

女の子はおかしそうに微笑んでいた。

 

先生と彼女が帰った後

妹おばちゃんが

「明日仕入れに行ってきな」と僕にいう。

 

そうだなとは言ったものの

いい加減あそこに行くのも飽きて来た。

「パパと一緒に私が行ってやるよ」という

なんだ行きたいのか。それならそうさせてやるよ

一件落着だ。

 

ただ妹の旦那は9月に入って

自動車会社で働き始めている。

疲れたから嫌だなんてことにならなきゃいいが。