どこかで何かが鳴っている

うわっ、で電話だ!

大急ぎで取りに行く。

子機をつかむや急いで出た。

すると電話が切れて

ぷーとしか聞こえなかった。

 

しばらくかかってこなかったが

思った通りまたかかって来た

声の主はじいちゃんだった。

 

「バイクで東名病院に行こうと思ったんだけど

ガソリンが入っていねえ

燃料が漏れてやがった」

 

じいちゃんを病院まで送ってやる。

 

帰って来て保育園に配達。

蓄電池の故障を修理しにサービスが来る事になっている

じいちゃんのせいで時間に追われる。

 

砂糖の注文があったが砂糖を入れた記憶がない。

入れていなかったのに気が付いた。

砂糖を取りに帰る。

 

いつも何か足りない。そのたびにまた戻って

それを補充してもってくる。

ぐるぐるだ

 

保育園に配達する

 

保育園の○○さん

「あれ強力粉の注文は2つだったと思うんですけど」

そう言って自分の書いた発注書を見返した。

 

ぼくは「いくつでした?」と恐る恐る聞く

「2つでした」と彼女の声。

強力粉が多すぎた。

 

また今回もミスが出た。本当に僕はおかしい。

引取って納品書と請求書を書き直してまた持って来るのが本当だけど引取ってくれた

 

ぐるぐるは二回で済んだ。

サービスが来る約束の時間は2分過ぎただけで済んだ。

 

16歳で交通事故に遭い高次脳機能障害を負った男の子の記事をネットで読んだ。3か月間意識不明で現在は普通の生活に戻ったが記憶障害があるという。

 

僕は9歳の時に事故に遭い3週間意識不明になったが、彼の記事を読んで思い当たる事がいくつもあった。

 

「親の名前もわからなかった」という。

そう、思い出すまで僕も時間がかかった。

 

人から「反応が遅い」と言われた事が何度もある。

利き腕に残った麻痺は永遠に消えない

 

自分が人と違っているという違和感は

最初はわからなかったが

かなり大人になってから気が付いてきた。

 

妹おばちゃんたちにも言い訳する。

「多分俺の記憶がおかしいのは交通事故のせいだ」と。