この世の果てまで落ちて

谷底の深さを知った

ここは暗く

とても寒い

岩地には草一つなく

生きて動くものもいない


私は空高く

あの場所で飛んでいた

風が突然、ふき

私は翼を羽ばたくのをやめ

徐々に下へと降りていった


気づけば

この世の果てと呼ばれる谷底へ

この身を横たえている


空高く飛び続けることに疲れ

この地に行き着いた


ここは、思いのほか

暗く切ない場所

私は今つばさを休め

もうこの地を飛び立つことを

考え始めている


私は初めてこの暗き谷底から

飛び立とうと

翼を羽ばたかせはじめた


ここより高き美しい場所へと

行くために

今は必死に

この重き翼を羽ばたかせる


徐々にこの身が

地上へと浮かび上がる


この谷に強き風が吹き荒れ

今までの如く上手く飛べない

やもすると下へ落ち行く不安


翼は

自由に飛びし頃よりも

重く鈍い


私は必死に翼を広げ飛び行く


やがて長く永遠とも

思われる風が

ふと、やみ

私は谷の空高き場所へと

飛んでいた


あの暗き谷底を見下ろし


私はまた翼を大きく羽ばたかせた


遥かかなたに見える

みどり溢れる美しい島へと

風を切り裂き

翼を羽ばたかせる


あの島へと

陽を感じ

風を感じ


不安で胸を痛める時あれど

つばさを休めず飛び続けよう

美しい島に辿り着くまで…


「ただいま」と言っても
返事は無い
ひとり暮らし

暗い部屋に帰るのが嫌で
玄関の灯りは
いつも、つけていた

寂しい夜もある

友達と遊んだ帰り
誰も居ない家に帰ると
凄く寂しくなる
ひとり暮らし

自由気ままで楽しい
ひとり暮らし

ふと寂しくなった時
私は窓を開け
夜空に輝く
星を見上げる

そうすると
何だか
落ち着く

星たちは寄り集まり
賑やかに輝いている

私はそっと窓を閉め
眠りにつく

さあ、外に出かけようよ

空は澄み渡り

散歩日和だよ


部屋で悩んでないで

一緒に散歩しようよ

歩きながら君の話を

聞かせてほしい


きっと話せば

少しは軽くなるから


いつの日にか

その悩みも

遠い昔のことになる


そのときは

こうして

一緒に歩きながら

また、昔話をしよう


さあ、外に出かけよう

青空が広がる

美しい景色を見ながら

一緒に歩こうよ


君と空を見上げ

話をしよう


きっと

答えは見つかるよ


さあ、外に出かけ

一緒に歩いていこう


君の悩みは僕の悩み

一緒に考えよう