声もかけられないくらい

君のしずんだ声


僕はなんども

心の中で

君にかける言葉を探す


何て声をかければ

君をすくえるのか


君の心へと

届く矢は

僕にはない


弓はあるのに

君へと届く

矢だけがない


言葉は、何もでてこない

君を愛しく思う気持ちは

湯水のように出てくるのに

言葉のみが出てこない


僕は何も

言葉がかけられないから

君の目を

愛しく見つめる


君のしずんだ顔


君に届ける言葉は

みつからないけど


ただ、一緒にいて

君の悩みを

聞いてあげることなら

できる


こんな

僕だけど

君といつまでも

一緒にいたい






萌ゆる瞳に恋をした
君が美しく笑う姿に
夢を感じ
憧れを感じた

萌ゆる瞳に恋をした
君が寂しげに笑った
僕の心は
君の寂しげな瞳に
釘付けになった

萌ゆる瞳に恋をした
あの頃のように
君が笑わなくなった
僕は君の笑顔が見たい

君は何を考え
落ち込んでいるの?
僕は君の気持ちに
釘付けになる

萌ゆる瞳に恋をした
寂しげな君も
笑顔な君も
全部ぜんぶ
受けとめる
つばさを僕は欲しい
深い深い森の中
草がうっそうと生い茂る
彷徨える一人の男が
この森に分け入ってくる
何を求めこの深い地へと来たのか?
何のためにこの草深き森に来たのか?

男は何ものなのか
また、何処へゆくべきか知らない

今まであくせくと
働きに働いてきた

男はふと気づく
何のためにここまで働いて来たのか

男はその日
今までしてきた仕事を辞めた
男は何もせず一日中
空ばかりを眺めていた

心はいつも
「このままではいけない探せ求めるのだ」
と呼びかけてくる

男は何を求め探したら
良いのかわからない

空を見るのにも飽きてきた頃
深き森から美しい音色が流れてきた

男はまるで何かに
とりつかれたかの如く
森へと足を踏み入れた
三日三晩、その森にいた
気づいたら
胸のあたりまで
草がはえた場所に来ていた

その草の根を
男は無性に押し分けなければと何故か思った

一生懸命に草をかき分け
かき分け続ける

草を押し分け
おしわけ前へと進む

光がひときわ
眩しくなった

さらに草を分け入ると
そこには一つの宝珠が
あった
その宝珠を手にとった瞬間、男には見えた
本来目指すべき姿が
自分自身が追い求めめるものが何かが