昨夜、遅い時間に 我が家に オッパが来た。


日中、わんちゃんと 最期の時間を過ごしていたが亡くなったと聞いて 再び、やって来た。


2人で わんちゃんを見ながら 話は尽きない。


飼い主なら 誰でも 思う事だとは 思うが。


まるで 今でも 生きているよう。


毛は フサフサしているし いつもの寝顔。


私も ひとりの時に 何度も 確認してしまったくらいに ジッと見ていると 毛並みが 息遣いと共に 動いているように見える。


「まさかね」


と 2人で 何度か 身体を触ったりしていたら 明るくなってしまった。


そして 夕方、わんちゃんの火葬が 終わった。


仕事の関係で 火葬場へお渡しする時は オッパも行けたが 帰りは 私だけが お迎えへ。


元々 トイプードルにしては 小さめだったのに ここ数ヶ月で 体重も減り もっと 軽くなっていた。


窮屈では 可哀想と ひと回り 大きな骨壷を選んだので 多分、容器の方が 重い。


ただ 思ったより骨がしっかりしていたらしく 大きな骨壷で 良かったらしい。


本来なら 個別火葬の後 家族の手で お骨を骨壷に移す事ができたが コロナや その他の事情で それが 今回は、出来ないと言われた。



私的には お骨になってしまった わんちゃんを見るのは 辛いので 骨壷に入った状態での お渡しので 充分。



実は 今日は 甲状腺眼症の経過診察の為に 眼科へ。

木曜日には 甲状腺の専門病院へ行く予定だった。


この眼科が 予約制なのに かなり時間がかかる。


わんちゃんを ひとりで 家に置いて行って良いものかと 悩んでいた。


動物病院へ預ける事も考えたが ずっと 看ていてくれるわけでも なく 何かあった時に 後悔しそうで 預ける事を 躊躇していた。


仕方ないので 今回の病院は キャンセルしようかと思っていた。


そして 今月になってから 私は、 風邪をひき そのまま 持病の悪化から 高熱と咳が続くようになっていた。


39度近く 熱がある中、わんちゃんに スプーンで お水や ご飯を食べさせるのは 正直、辛い時もあった。


でも もう 一緒にいられる時間は 少ないからと わんちゃんを優先にして来た。


動物病院の先生は 「子ぶたちゃん、自分を優先するんだよ」と言っていた。


もちろん 私の主治医からも 「ペットより 自分を」と 言われた。


ここからは 親バカな 私の勝手な考え。


金曜日の診察時 動物病院の先生から 本当なら 寝たきりになっている時期なのに 強いな、この子は…と 言われていた。


それでも 来年、再来年まで 生きられるとは 言われず。


ただ もう少しは 一緒に居られると 先生も私も 思っていた。


今月になって 一緒に寝ている時に 私が 咳をすると 起き上がって 胸の辺りの お肉を 枕代わりにして 寄りかって 寝るようになった。


これが 結構、私は 可笑しくて 夜中に よく ひとりで 笑った。


軽い介護には なったが 一日、三回 お部屋を散歩するし めちゃくちゃ 好き嫌いが激しくなったが(療養食が嫌だったらしい) スプーンからなら 何かしら 食べていたし 水分も たくさん飲んでいた。


もしかしたら 無理といわれた 夏も 越せるかも?と思っていた。



でも お互い 介護が必要のような体調の中、本当に 気を使ってくれていたのは わんちゃんの方なのかも。


これから 病院も 時間を気にせず 出掛けられる。


早く 病院へ行きなよ…と ちゃんと病院には 行きなよ…と  思ってくれていたのかも。


今日の眼科は 火葬へ行くので キャンセルしたが 新たに 予約を入れた。


私の勝手な考えだけれど。


自分を優先しなよと わんちゃんも思ってくれていたのなら これからは 私の病気の治療に専念する。


そうしないと 少し早めに 逝ったような気がする わんちゃんが 浮かばれないから。



それにしても 鼻をかみ過ぎて 鼻の下が痛い。




おやつ係のオッパの希望で オヤツもお供えしてと言われたので 最後まで食べていた ボーロを



まだ 全然、わんちゃんが 居ないことに慣れていなくて 「あれ? どこに行っただろう?」と 部屋を見渡すことが 今日だけで 何回あっただろう。