いつも いいねを押して下さる方や お気に入りの ブログを 読まさせてもらっていますが そのブログで 1つ、気になると言うか 勉強になったと言うか…


そんな記事がありました。



来年度の 新入生の為の ランドセルが 売りに出されたという記事。

そこに 牛革の10万のものがあり 10万のランドセルを 買う人がいるのだろうか? ご意見をお聞かせ下さいという 内容でした。



コメント欄を開くと 他の方とのやり取りに  「小さなうちから お金の使い方を 教えていかないとね」とありました。



あぁ、世間って 10万のランドセルを買うような親や 祖父母は 子供に お金の使い方を 教えていないと 思われているのかと。




実は  15年程前、私の母が おちゃるに それくらいの値段の ランドセルを 買ってくれました。


牛革では なくて コードバンですが。


それまで あまり ランドセルの値段に 興味が無かった私は 他のランドセルなども 見て 母に 「ここまでの ランドセルは いらないわ」と 言いました。



それに対して 母は…

6年間、毎日 使うものだから 丈夫で 型崩れせず 長持ちする方が 良いから。

それに 子ぶたにも 現在のお金に換算したらこれ位の ランドセルを買ってあげたし おてんばの 子ぶたが 卒業まで 使って 型崩れしなかったわよと。



そう言われて 確かに おてんばな 私が使っていても 少しも 型崩れしなかったなと思ったし 6年間、使う物だしなと 入学のお祝いに 買ってもらう事に なりました。




友人とも 入学前に 小学校で使う ランドセルの値段の話になりましたが やはり 同じくらいの 値段のランドセルを買った人もいたりと 色々でした。




息子の おちゃるに対して 「これは ○○円のランドセルなのよ」と言ったことも 母から 「子ぶたの ランドセルは ○○円よ」と 言われた記憶も ありません。


ただ 私は 自分が背負っているランドセルの革が 「コードバン」だった事だけ 知っていました。



1年生に上がった頃、お友達から 「このランドセルは 牛革なんだよ」と聞いて 母に 私のランドセルは 牛革?と聞くと 馬のお尻の革と 言われて 「お尻の革びっくりなのか」と ショックを受けたのを 覚えています。



当時は 何革が 高いとか 安いとか、丈夫とか そんな事より お尻の革と 言われた事が ショックでした。


だって お尻ですよ(笑)



ちょっと 話が 脱線してしまったので 話を戻して…



確かに おちゃるの ランドセルを、買った時にも 色々な値段の ランドセルが ありました。


祖父母からの プレゼントの人も いただろうし、親御さんが 買った人も いると思うけれど 皆、それぞれの 想いがあって 購入するのが ランドセルだと 思っています。



私の 母は お金に対して とても 厳しい人でしたので お小遣いという お小遣いは くれない人でした。


ノートや 本を買う時には 母の 許可を取って 母から お金を貰い レシートか 領収書を書いてもらい お釣りを 渡すという 感じでした。



領収書を書いてもらうのって 子供には 恥ずかしかったですよ。そんな子、他には いませんでしたから。


私は 駄菓子や ジュースなどは 禁止されていたので 食べた事がなく そういう事に お金を使った事が ありませんでした。



昔でしたから お金が 無くても いくらでも 外で タダで 遊べましたし。


大きくなってからは 父の仕事の 帳簿付けなどを 手伝ったり(書き写すだけの簡単な作業) や お年賀の品に貼る 熨斗紙に 判子を押したりしては 少しの お小遣いを 貰っていました。


お正月といえば お年玉も 頂くのは 私で その後、母に 渡すのが 習慣でした。


親戚は 少なかったけれど 父の仕事柄、色々な方から お年玉を いただいたけれど  1度も 私が 使った事は ありませんでした。


お年玉って 親に渡すのが 当たり前だと 思っていましたから お年玉で ○○を買ったなんて言う 話を聞くと お年玉を 親に渡さないんだと 不思議に思ったくらいです。

でも 私たち世代の人は 皆、お年玉って すぐに 親に渡して その後も 使わせてもらうなんて 無かったと よく 聞きますけれど。


確かに ランドセルを含め 入学や 卒業、成人式。
結婚、出産など 人生の節目に 母は 良い物を買ってくれたり それなりの準備を してくれました。



でも 母が スーパーに行く時になど 牛乳を1つ、頼んでも お金を返すように 言われました。

家族でも お金は、お金だからと。


正直、父の稼ぎは 良い方で お金は 無かったとは 言いません。

でも 母は 使える物は 大切にし、 長い間、使う物は 少々 値が張っても  長持ちするから 良い物を…と言う人でした。



昔の人は 皆、そうだと思うけれど ボロボロになってしまっても 修理できるものは 直し 使い続けていました。



こんな事もありました。


私が 成人した ずっと後。

我が家の フライ返しの持ち手の部分は 長年、 溶けて 半分程 無くなくっている状態でした。


私が お料理を手伝うようになった頃から ずっと 溶けたままです。

新しいフライ返しにしようよと 言う私に 「持ち手は 溶けているけれど 先の部分は どこも 壊れていないから」と。

確かに 持ち手以外は 支障がない(笑)

結婚した時に 購入したもので 愛着があると 言われていたので ずっと そのまま 使い続けていました。

30年近く 使っているなら もう お払い箱で 良いのでは?と 思ったけれど 母からしたら まだ 使えると。


そんな風に 物を大切にしながら 人生の節目の時などには お金を出す母でした。



そんな 母に 育てられたので 私も おちゃるに 対して 同じように 育てて来ました。



実は 今日、この話を おちゃるに 話しました。
ランドセルの値段に 驚いていたものの

おちゃるは 一言…

「よその家庭では このランドセルは ○○円だったのよと 小学生に上がる前の 子供に 話すの?」



私も 中学に上がる時に 学費などに ついても 話しましたし、留学する時にも 同じように お金が かかる事を 話しました。

公立の学校へ行っていたら これ位で 済むところを これだけ お金が かかると。

それは おちゃるを 大人として 見て 話をしました。



高いと言われる ランドセルを購入すると お金の使い方を知らない子に なると 思う人もいるのだと 改めて 思いました。


人の考えは それぞれだけれど そういう考え方も あるのだなぁと。


お金があるとか、ないとか。
物の価値観とか。

他人から 見たら 高価な物を持っているとか 交際費に お金を かけているとか そういう事って 単なる ワガママや 見栄や 無駄遣いや お金の使い方の知らない人に 思えるのかな。


確かに 思い当たる事もあるけれど。



母が 亡くなった後、寝かせる為に 母の お布団を出すと シーツの 擦れた部分を 日本手拭いで 継ぎ接ぎしてありました。


物を とても 大切にする人でしたから 見えない こういう部分は 直して使っていたのでしょう。


そういう風にして 母は 無駄な事には お金を 使わず 必要に応じて ば〜んと 出してくれる人でした。


高い物を 買う人は お金の使い方を 教えていないと 思う人も いるのかも しれないけれど この思いは 私にも おちゃるにも 伝わっています。



まぁ、もし 母が 生きていて この話を聞いたら 「あら、そうなの?(笑)」
「子ぶたも おちゃるも お金の使い方の しらない子に 育っちゃったかしら」と 笑うでしょうね。

そんな母でしたから。




今日の お昼
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鍋焼きうどんが 季節を 楽しみにしていたけれど あいにく、今日は お天気。


でも 汗を かきながら 食べました(笑)