
私の友人であって 別の友人Bの彼氏でもあったAの引越しの事。
AとBが同棲する事になったけれど、今まで住んでいた所には 前の彼女が泊まった事があるから イヤ…とBに言われて 引越しを決心したA。
急の引越しで まだ 次の家も決まっていない状態。
ベッドは Bから 前の彼女と寝たから 使いたくないと言われて 処分。
一人住まいだったAだから さほど家具も無かったけれど たくさん、お酒が入っていたサイドボードを 家が決まるまでの間、預かって…と言われて 預かる事に。
「お酒は呑んでも良いよ」と言われたけれど 高そうなお酒だったし、預かり物だから 呑まないよと 返事をした。
次の家が決まるまで2週間あまり。
友人達が遊びに来る度に 「良いお酒があるね」と言われたけれど 「預かり物だから」と断っていた。
しかし…
Aの引越し先も決まり 明日、サイドボードを取りに来るという 前の晩。
いつもの如く 友人達、数人と我が家で 呑み会をしていた時のこと。
いつになく 皆で盛り上がった…
そこまでは覚えていたけれど 次の日に 気が付いた時には Aから預かったサイドボードの中のお酒は ほぼ空に。
午後にAが サイドボードを受け取りに来た時には お酒の入っていない ガラ~ンとしたサイドボードを 返す事に。
Aは 「呑んでも良いよと言ったのだから」と言ってくれたけれど 普通、そう言われても 呑まないよね。
お詫びと引越しの お祝いにと 何本かのお酒をプレゼントしたけれど 半分以下しか入っていなかった お酒もあったのに 痛い出費に。
しかも AとBは 次の家に荷物を入れたりしている最中に 別れてしまい 結局、Aは 一人で住む事になったという オチつき。
Bの為に 新しいベッドまで買い込んだのに 呆気なく破局。
私が送ったお酒が 失恋の悲しいお酒になったのは 言うまでも無い。
悲しい引越しに…