ゾッとした瞬間ブログネタ:ゾッとした瞬間 参加中




あれは おちゃるが 小学生に上がる前…



家族3人で 海へ行った時のこと。



ホテルの目の前は 海だったものの 遊泳禁止区域。


元・旦那は サーフィンをしに海へ。



私と おちゃるは 砂浜で遊んでいた。



おちゃるは 水着を着て 私は ジーンズにTシャツ。



遊泳禁止区域だけあって 高い波が来るので 波が来ない所で 遊んでいた おちゃるでしたが…



しかし あな おちゃるのこっ 波に向かって 闘いのポーズをとって 一歩、進んでは 私が 後ろへ また 一歩、前に出ては 後ろに下げて…やっていた時のこと。



一瞬にして 高波に おちゃるが さらわれてしまったショック!



プールから上がった後だったので おちゃるの両腕には ヘルパーが付いていたけど 何故だか、その片方が 取れて 海に流され…


私は おちゃるを助ける為に 海に入ると おちゃるを抱き上げ 何を思ったのか ヘルパーを取りに行った。



おちゃるより 多分、1メートルちょっと先の距離にあった ヘルパーを掴んだ後、泳ごうとしたけど 高波と 足元が 凄い勢いで流れていて 一向に浜辺に たどり着けない。



おちゃるは 私と同じ方向を向かせて 高く掲げているから 泣きもせず しがみつきもせず、いたけど 私は パニック寸前ショック!



ジーンズを履いたままだから 余計に泳げなくて どんどん 流されてしまった。



おちゃるを片手で 抱え、もう一方の手で ヘルパーを持って 立ち泳ぎ。



絶対に おちゃるを助けないと…と 横に泳いで 波の合間に 浜辺を目指して 後、一歩…で 砂浜というところで またしても 足を取られて 動けないショック!


泳ぎ疲れているし 足元は さらわれるし そこから どうしても 動けないショック!


そこで はじめて たくさんの人が 私たちの目の前にいた事に 気付いた。



その中の 男の人が、おちゃるの手を 引っ張ってくれようとしていた。



男の人の手を 奥さんらしき人が繋ぎ その手を二人の息子が繋いで 引っ張ってくれた。



おちゃるが 引っ張られようとしている時に 「ここで おちゃるを 手離したら 間違いなく 私は力尽きちゃうだろうな」なんて思っていた。



なかなか おちゃるの手が 掴めないようで 私の腕ごと 引っ張ってくれて 私たちは ようやく あがれた。



「ありがとうございました」と言うのが 精一杯で 名前も聞かないうちに その家族は 去って行った。


そして そこで 遊んでいた 他の家族、数十人も 全員 ホテルに帰って行った。



私は おちゃるを抱えて砂浜に座り込んだまま。



そこへ 元・旦那、登場。


「洋服のまま 海に入ったの?」



入るわけないでしょうダウン


おちゃるが 流されて 助けようと 海へ入ったけど 私まで 流されたんだよ。



「泳ぎ上手なのに流されたの?」



この時に 離婚するべきだったよガーン



大丈夫?とかないの…



夕方になり 父から 電話があり 出来事を話すと 昨晩、私と おちゃるが溺れて 行方不明になる夢を見たけれど 出発前に言うのは 良くないと 黙っていたと。



その晩 波の音が聞こえる部屋で 怖くて 一睡も出来なかった。



一歩、間違えば 父が見た夢と同じになっていた。


あれから 私は 海に入れなくなってしまった。



ダイビングをしたり 元・旦那じゃない人(旦那じゃないって云うのが、ミソガーン)のサーフィンを見に行ったりしていた 大好きな海に 入れなくなった。



今でも 本当は おちゃるに 海水浴に行って欲しくない。



でも おちゃるに行くな…とは言えないので 渋々、許している。



正直、留学させている事より 海へ行かせる方が 心配。



それくらい 海恐怖症になってしまった。



今、思い出しても ゾッとする。