全体を見た。
今回、13列目のセンターブロックで…そして前の座席の方が座高低くて(※超大事)、ものすごく全体を見やすい環境だったのです。もう、今日しかない!と思って意を決して全体を見ました…いやときどき本能でオペラストーカーしちゃったけど……でも全体を見たんです。知らなかったこともたくさんあった。笑
・ショーのなんと華やかなことか!(今さら?)
・歌うま神社、志凪咲杜くんと天彩峰里ちゃん!石を割って咲く花!!ほぼ志凪くんのソロで、峰里ちゃんが舞ってコーラスを入れるような感じ…だったのですが、まず志凪くんが幼少期からの持ち歌だったレベルで巧かったのと、芸者姿でマイクを袖に隠し憂いげ寂しげに舞うじゅっちゃんが切なくて最高でした。そして暗転からのピンスポで「ぎおんばやしは〜」と歌い出すときの艶やかさ!素晴らしかったです。
・新撰組の場面って……寄りで見ても素敵だけど引きで見ても素敵すぎますね……!先日「新撰組は嵐之真さんの刀の構え方がプロ」というようなことを申し上げたのですが、風翔くんの刀の持ち方は「強い」。左手が柄のおしりをとらえてて、しかも遊びがあるの。あれはね、強い。
・今日もぽろぽろ涙をこぼす玉勇さーちゃんに胸が締め付けられ、涙が溢れる……たとえ悲劇でも、命を落としても、心を燃やして誰かを愛することは幸せなんだな……舞台上の人を客席から愛するのもカウントしていいですかね……(かわいそうな宇田川さん…)
・定家葛の場面で、カズラボーイズと立ち回る芹香さんの狩衣の片袖がすっぽ抜けた!ら、世にもあでやかなくちなし色に銀箔の単衣があらわになって、これはこれで素敵でした。ところで藤の花が描かれた狩衣…、これからの時期にぴったりですよね。冒頭の直衣(?袍?)は、あれ山茶花?だとすると公演の始まるころと終わるころに盛りを迎える花を身に纏っているのかな〜、それは愛だな〜(※勘と憶測とこじつけ)
・花の舞拍子からの花吹雪恋吹雪はテンション上がる〜!若衆に蝦夷に琉球にと装束は入り乱れてもコーラスは一糸乱れず。賑やかで華やかな幕切れが、いかにも芹香さんに相応しいなと思いました。
・お芝居の深まり方が堪らない。さらっとしてサクッとしたスナック菓子みたいな作品だなんて、もう言いません。笑
・でも、これも憶測だけど、終盤で深さを見せるまで、あえて気楽な楽しさを前面に出してたんじゃないかな…私はずっと芹香さんの手のひらで遊んでいただけなのかも。
・なんにしてもレイモンドくんがドロシーちゃんを本気で好きになって、自己嫌悪しながらも自分にできることをしようと決める、せつなさとカッコよさが伝わってきて最高でした。
最後の二日間でギアを解放するのかな、とか思うと、楽しみなような、怖いような。
私は土曜日に観劇の予定…は未定ですが……と、千秋楽は配信で観る予定。今この時を大切に、大事に観たいと思います。