ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル 7/13マチネ(帝国劇場) | 晴れ、ときどき観劇。

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てのひら、くるり。

 

 

 

 

 

観ました~~~!

前回観劇したときに「2階席しか取れない」「なんか音量が小さい」「紙吹雪も来ない」「蚊帳の外だった」などとグチグチブツブツ申しましたが……。

 

なんともまあ、1列目で観劇することが叶いまして。

 

めちゃくちゃ良かったです。秘儀!手のひら返し!

 

だってやっぱり臨場感が桁違いなんだもの…ムーランルージュに行った気分を味わえたし、1幕ラストのスモークなんて溢れ出てきたし。一瞬マジでなにも見えなくなったけど。

 

今回はじめてデューク@Kさんロートレック@上野哲也さんサンティアゴ@中井智彦さんを拝見しましたが、結構違う…!Kデュークかなり嫌なやつで、青い血が流れているというよりはすごく成金って感じがした。上野ロートレックは(芸術家らしく?)自分勝手で、中井サンティアゴは歌に比重がある。ふむ……

 

そしてさとしジドラーやっぱり好き~~!うさんくさいちょいワルおやじなんだけど、根本的なところでチキンちゃんたちへの愛があって、色気もあって、ノリとリズム感が良くて、若いころは絶対舞台に立ってた…し、彼自身パトロンに身を任せたこともあるかもしれない。ゴクリ…。

 

よしおクリスチャン、去年とすごく芝居を変えていると思いました。本当に若くて酸いも甘いも知らない青年で、スターに目通りが叶って緊張して音程があやふやになるし、サティーンへの恋に溺れてあっぷあっぷしている感じ、彼女の愛が失せたと思い込んで一度は激昂するんだけど彼女に会ったら迷子の子供みたいに頼りなくなるのが堪らなく可愛かった。こんな可愛い男に一途に思われたら、そりゃ長年娼婦として生きてきた女だってぐらっと行っちゃうよね……

 

のぞみサティーン、やっぱり芝居が緻密。売り物としての自分を買いに来た男を相手にしているつもりだったのに彼が自分を売り込んでくるから、たどたどしいけれど偽りのない歌を捧げるから、ずっと被ってきた「スター」であり「娼婦」の仮面が剥がれ落ちる。デュークの資金提供を受けるために、クリスチャンを日の当たる場所に戻すためにと何度も被り直した仮面は、死を目前にした舞台で完全に消えてなくなる……せ、せ、切ない!!!!

 

(泣いた)(でしょうね)

 

最前列でスピーカーが目の前だったせいか音量も申し分なく(この席で申し分あったら終わってるけど)、重低音も身体に響いてきたし演者の話し声も歌声も言葉だけじゃなくパワーがしっかり届いてきた……これ、同じ値段で2階後方席まで売ってるの、やっぱおかしいよ。せめて同じ音をお届けしてくれよ。

 

それから、特にアンサンブルの方々が歌い踊りながらデュエットじゃないところでアンサンブル同士で掛け合っているのがかなり散見されて、そういう指定なのかもしれないけど(?)キャバレーの話なんだしTOO MUCHなくらい客席に掛ける方がいいんじゃないだろうかとも思いました。内輪っぽいのよ。ただでさえステージの作りがギュッとしてるから、外に外にエネルギーを向かわせないと最後列まで届かないよ。

※1 楽曲によりけりです。

※2 個人の感想です。

 

実は…もう1枚チケットを持っており……。

座る席によって感想がころころ変わるコウモリ女で恐縮ですが、どの席に座れるのかを楽しみに行ってまいります。

 

なお紙吹雪は、アンサンブルのステッキから飛び出してきたきらきら紙吹雪は膝に着地しましたが、ハート形のやつは3列目以降に降り注いだ感じでした。(帰り際に席のあいだに挟まってたのを貰った)

 

 

 

 

ではでは次は…今のところ予定しているのはモダンミリー。楽しみ!