赤と青のガウン | 晴れ、ときどき観劇。

晴れ、ときどき観劇。

30代OLの日常ときどき観劇、たまに旅行

 

image

 

 

拝読。

本当にものを存じ上げないもので、直系以外の皇族方がどれほどいて、どれほど勉学に勤しまれ・ご公務に携わられているのか、考えたこともなかったのが正直なところ。

じゃあなんで読んだかっていうとTwitterで見かけて面白そうだなと思ったからです。実際とても面白かった。

皇族のお一人として家を敬い、義務と責任を感じながらもひとりの人として・研究者として苦しんだりアセアセしたり楽しんだりしながら過ごされてこられたのが、また年齢のそう離れていない同性の方だからこそ親近感も湧きつつ、全く理解できないところもありつつ。(特に「常に周りに多くの人がいるのが当然だった」みたいな生い立ちとか)

 

ものすごく記憶力が良くて賢くて、ユーモアもあって、飄々とした方なんだろうなあ~。

淡々とした文章のなかで、御父上を「父」と一般市民と同様に書きながら「●●していただいた」と敬語を使っていたり、宮中の習わし・行事に関する専門用語がさらりと出てきたり。留学に際してお父様が英国のご友人(皇太子とか)にお手紙を書いてくださっていて、そのご友人がたに親切にしていただいたとか…本当に面白いのに、それをちょっと面白がりつつ大袈裟に捉えてもいない感じが、まさしく皇族って感じ。知らないけど。

 

各章が短くて読みやすいし、あと英国の専門課程について詳しいので勉強になります。おすすめ。

 

ではでは次は映画。