星組 RRR√Bheem/VIOLETOPIA 宝塚大劇場ライブ配信 | 晴れ、ときどき観劇。

晴れ、ときどき観劇。

30代OLの日常ときどき観劇、たまに旅行

 

配信にて観劇いたしました。


1月2日のチケットが取れていたのに。。。くそう。。。。
今なお大変悔しいですが、ただまあ労基に目を付けられたあの状況じゃ仕方なかったのだろうと飲み込みました。文句は言うけど、仕方がなかった。
でさあ?!東宝ジョジョが「想定外に準備に時間がかかって」という、今だかつて見たことのない理由で初日をずらしたじゃないですか!?
いろんな理不尽を黙って受け入れてきた(そうせざるを得なかったときもたくさんあったけど)ネギを背負ったカモたちが、今回ばかりは耐えられなくなっているようですので、これを機に色々変わるといいなあ。

抽選ページにすら入れないよわよわチケットシステムとか、つながらない先着とか、客都合では絶対許されないリセールとか、90%がS席を占める配席とか、どこでどう売られているかブラックボックスな配券とか、前方良席で舟を漕いでる関係者おじさんとか。滅びろ!!!!!!!(ここぞとばかりに憎しみが噴出)(そういう意味では宝塚は比較的善良…だと私は思っている……けれど…)
 
まあいいや。


そんなことより、RRRですよ。天才か???
・3時間を1.5時間にまとめる手腕が天才
・見たいシーンが全部ありつつ、なんなら要素を足しながら(ジェニーの歌とか)、ちゃんと舞台だけでも完結するように作っている
・でも映画を知っていると100倍楽しい。映画と舞台を反復横跳びしたくなる。
FIRRREとWATERRRが天才。衣装も、小道具も、振り付けも、そして演者の解釈と表現も、配役も、天才。
・√ビームにして、琴ビームにした、慧眼。琴ビームのコムラムビームは乾いた大地に染み渡り大河となって海に注ぎやがて天に帰る、祈りであり祝福でありました。信じられないくらいに泣いた。ありがとうタカヤ(先生)、ありがとう琴ちゃん。
・そして決して誰にも告げられぬ過去を秘め同胞の嘲りも誹りも甘んじて受け止める凛としたありラーマ。地味なサンドカーキの軍服でも隠せぬ美貌と長い脚。特別捜査官の赤い軍服を纏ったときの覚悟と、後悔。ありがとうタカヤ(先生)、ありがとうありちゃん。
・そして天真爛漫であたたかくて正しくヒロインななこジェニー。ビームに親しみや友情を抱くけれど、恋まではしないジェニー。ここのさじ加減が絶妙で唸りました、きっと彼女はジェイクと幸せになるんだろうな…幸せになれ、幸せになれジェニー!(作品違いです)
・その、極美ジェイクずるい!ずるいわよ!!高慢ちきイギリス紳士にしてバリバリのレイシストかと思いきや、ナートゥで楽しくなっちゃって→ビムラマに一目置いて→鳥かごを抜け出そうと羽ばたき始めたジェニーに手を貸す、ツンデレ男、、、ジェイク、、、お前だったのか、、、結婚してくれ。ジェニーと。
・イギリスチームの絶妙な、憎めなさもありながら憎まざるを得ない悪役芝居。縦横無尽に大活躍のちゃりおエドワード美声を披露してエドワードに鬱陶しがられるほのかぴキャサリン、そして玲央さまスコット提督のラスボス感。イギリスチームがコムラムビームをどんな気分で聴いているのか教えてほしい。
ひーろーヴェンカタシュワルルおじさまのあったかさよ、、、!おじさまがラーマと一緒につかまることによって時間短縮もできてたけど、それ以上に…、歯を食いしばり憎い相手に頭を下げて生きてきたラーマが一人じゃなかったのだと、おじさまだけはずっと理解者であり続けたのだと、思い知って、泣いた。
・そしてもう一人、ラーマを信じる恋人、うたちシータ。ありラーマの腕にすっぽり収まるサイズ感と、少女めいた歌声と。故郷で待ち続ける女の、この時代なら当然なのかもしれない無力さ、でも疑わずに愛し続ける強さ、共存していましたよ、うたちのなかに…
・ビームの森の仲間たち、ぴーペッダイヤあまとジャングきしょうラッチュ。イケメン村のイケメン戦士たち。それぞれに見せ場が良い感じで割り振られているのもうまいし、誰もがマッリを助けたくて気が逸って目の前のことしか考えられない「森に生まれて無知だった」感じが…ラーマとの対比が…!描き方がうまい。タカヤ(先生)天才すぎる。それはさておきラッチュの似顔絵が似すぎてるし少女漫画のヒーローでしかなくて面白かったです。

るりはなマッリの、いとけない愛らしさと、幼いけれどビームと通ずる祈りのような歌声が天才すぎましたね……私もマントルピースに飾りたいわ。わが屋敷にはマントルピースがないわ。残念。

・あとSHINGERRRみきちぐアニキと都優奈ちゃんって、私が配役したのかと思った。この作品の根底にあるのは神話なのだと明確に語り掛ける歌声。

・原作改変問題が世情を騒がせる昨今ですが、本作もきっと原作ファンにも原作者の方々にも楽しんでいただけるんじゃないかと。思った。監督ご覧になってくれないかな~。それがインド映画原作シリーズ次回作に繋がってくれたらうれしいです。バーフバリとか。いや見たことないんだけど。(ないんかーい)

 

・ショーは、いろいろ考えちゃうタイプの観客ほどちょっと苦手かもしれない気がしました。笑 つまり私もそちら派です。

・芝居が終わったあとの、廃墟になった、劇場の見る夢。つまり死の前の走馬灯。寂しさと虚しさを詰め合わせたみたいな……やめてくれ…そういうのはこっちで勝手に感じるんで全部盛りセットにしないでくれええ!!

・とはいえ一場面ごとに見応えがあって、はやく劇場で好き勝手オペラして見たい~~~!!!!とも思いました。なこ姫の燕尾は最初から最後まで全部見たいし……スターアングル入らないかなあ………そしたら円盤買う…まあ元々買うんだけど……

・謎サングラスは通しで観ても謎でした。笑 最後SFに急転直下するのはなに?デュエダンはどういう世界観なの??可愛いからいいんだけどね???(にこにこ)

 

 

いやーーめちゃくちゃ楽しかったです。し、生で観たかったよおおお!!!!!

東京公演のチケットが取れておりますので、観劇を指折り楽しみにしたいと思います。

 

 

 

ではでは次は…映画か……または週末の歌舞伎座。昼夜。なんとどちらも1列目、、、、、ぱたり