通し狂言 姫路城音菊礎石 1/20(国立劇場大劇場) | 晴れ、ときどき観劇。

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音羽屋ーーー!!!!

 

 

 

 

 

見てまいりました。

当月の歌舞伎座…いまいちこう、食指が動かないと言いますか。

昼の部の三幕と四幕だけは見たかったんですが、幕見に並ぶの寒いし…とだらだらしながらおけぴを眺めていたら国立劇場のチケットを発見して、いいじゃんと思って、公式でチケットを取りました。(謎の行動)

2階席で見たんですけど、ガラガラでした。やっぱさー!国立劇場まで手が回らないんですよねー!

歌舞伎公演、ほとんどが松竹が座元になっているから松竹のホームページ見て満足しちゃうんだよ~~。もちろん歌舞伎への情熱を燃やしていたら抜かりなくチェックするとは思いますけど…

 

で、本作。

 

え、なんでガラガラなのこれ…初心者入門編にも最適だし、まあ何人かは死ぬし復讐ものだけど子供は死ななくて後味も悪くないし、振り落としで桜満開ドーン!花吹雪ー!で幕という春に打ってつけの演目で最高でした。

途中、紅葉で真っ赤に染まった山が出てきたときはどうなることかと思ったけど笑、ちゃんと最後桜だったから最高。やっぱね、初春は桜!満開の桜よ!!(強いこだわり)…できたら、もっと盛大にじゃんじゃか降らせてくれてもよかったです。

 

尾上菊五郎さまは忠臣の仮面をかぶった逆臣なのですが、これまた…ほんっとうに相変わらず良いお声で…80歳お近くてあらせられるのに、つややかな深いお声ってどういうことなんだろう。足元には若干の不安もある感じでしたが、声はまだまだ衰えないなー。

あまり出番は多くないながらも存在感はぴか一、単なる悪党ではなく政治犯というか知能犯なお役柄も菊五郎さまにぴったりで素敵でしたー。

菊之助さんは、立ち役、女形、キツネと3役で大活躍でした。やっぱこの人、見た目がよい。ちょっと目が斜視っぽい感じなのも、またエロいというかなんというか…よい。ほんのり含み笑っているのが堪らなく好き。よい。息子ちゃんと甥ちゃんとの共演となりましたが、ときどききりりと師匠の眼差しになっているように見えたのに痺れました。よい

あ、そうそう和史ちゃんが最後に菊五郎さまに「今回ばかりは見逃してやるよ」みたいな決め台詞をおっしゃったのですが(まあこの出来に関しては普通かなと思いましたが笑)、それに菊五郎さまが一瞬にまっと笑ったのが最高に可愛かったです。

 

そうなんだよ。

 

これは音羽屋の頭領と、その総領息子、孫たちの競演を愛でる舞台なのですよ。

 

そういう意味でも大変に最高でした!!!

はー楽しかった。どうしようかな…これからは音羽屋をハコ推ししていこうかな…。

 

 

 

ではでは今週はファントム!と、SHIRANAMI!!!楽しみ~~~