雪組 ルパン三世/ファンシー・ガイ! 2/24 ソワレ(東京宝塚劇場)  | 晴れ、ときどき観劇。

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君に、世界を。










行ってきましたー!

まず前回記事のご報告ですが。私の立てた目標は3つ

・まなはるくんのお茶会のお知らせを貰う→お茶会、、終わってた。(チーン)

・まなはるくんのウィンクを貰う→だめでした。(チーン)

・あわよくば夢乃さんのウィンクを貰う→オペラ越しに貰った!とおもう!

ていうか、途中からほぼ夢乃さんばっか観てたから当然の結果かもしれません。
何にしても夢乃聖夏の劇場全部釣りまくる技の前には、なす術もありませんでした。


ということで、まずはお芝居、アドリブから


・首飾りを盗むところは「ちょっとだけよ~♡」でした。私得。


・レトー「今日は初めての夜公演だね♡
 ジャンヌ「そうね♡ムードだっぷりにいきましょ♡」


・ルパンからのカリオストロちゃんへのアドリブ(と書いて無茶ぶりと読む)は「しりとりしようか…ジュゼッペ!」で、返しが、カ「ペ…ペスカーニャ!!!(ドヤ顔)」でした。信じられないくらい静まり返る2500人の観客と舞台上の約10名。笑 と笑いに震える宇田川。なんだペスカーニャって。それにルパンが「…シーン。誰も知らないから負け~なんだペスカーニャって」カ「ペスカーニャはペスカーニャだろう!(あくまでも強気)」ル「ああもういいや、ジモン!…次元、五右衛門!」五「おいなんだ今の」次「誰だジモン」ル「子守歌、もう夜だから、子守歌うたいに行ってくるぜェ(しどろもどろ)」で、逃げるルパンwwwwwに、五右衛門「ちゃんとやれぇい!」wwwwwwwwwwww

・ということでロベスピエールは「花…納屋…ヤジ…ジモン…(パタリ)」でしたよ。笑い死ぬわ!



そして感想。


・やっぱり、全体的に向こうで見たときより仕上がってた感。こんなに違うのかー…。別に向こうで見たときもすっごい楽しんだんですが、その100倍くらい楽しく見ました。


・オープニングから超ワクワクする!ずらっと警官が並ぶ中に銭形警部@夢乃聖夏が出てきて、そこに警官に扮したルパン@ちぎさん次元@咲奈くんが出てくるの、もう、正しくルパン三世。いーいルパン三世です!(原作ファン)そして銭形ルパンの再現度は言うまでもないんだけど、次元よ!この次元、次元よ!!!(分かったから落ち着いて)こう、猫背になって姿勢が悪いとことか、目深に下げた帽子のつば越しにちょっと顎上げて物を見る感じとか、膝・肘の関節が常に曲がってるとことか、親指と人差し指でタバコをつまんでるとことか、基本的に何もかも面白く無さそう・まずそうにしてるとことか、もう、どうしようもなく次元。…そうだよ私は次元が好きなんだよ!!!!!!!!!!!!サキナよくやったあああああああ!!!!!!!!!!!


・主題歌が本当に暴れたいくらい大好き。曲自体も好きだし、ルパン・次元コンビが銀橋で背中合わせのコンビ感とか、五右衛門@凪さまのクールな感じとか、不二子ちゃん@せし子さんの色っぽいいいい!って感じとか、もうね、好き!!!


・ネズミに驚いた不二子ちゃんをここぞとばかりに抱き寄せるちぎルパンの、下心あるんだけど微笑ましいレベルに収まってるのが、すごい。けっこう触りまくってるのにちぎさんがやるとサラッとカラッとしてるんだよなぁ。…べ、べつに某蓮城さんがねちっこくてエロいとか言ってませんけどね!?


・タイムスリップした先のヴェルサイユ、目があああ足りないいいい!2階席からくまなく見たいな…。とりあえず扇を使って踊る娘たちがとっても可愛かったです。でもレトー@月城かなとさまジャンヌ@さらさちゃんはもーっと可愛かったです。
 つうかさ、あのさ、月城かなとさまの麗しさ、なにごと?事件?ちょっともう、なんていうか、…なにごと?(混乱)


・ルパンたち3人をみつけた侍従ちゃんたちが目まんまるにして驚いてて可愛かった。そりゃ、びっくりするよねえ!あんなイケメン来たんだもんねえ!!


マリー@みゆちゃんの可愛さに座席で静かに悶える。サイレント悶え。なんっっっっちゅう可愛さじゃああ!やはりこの子は、生きている人間の可愛らしさなのだ。ハーかわい。


・カリオストロ伯爵ことジュゼッペ@のぞみさん。なんだろうなー…このう、ちゃんとして生真面目なのをからかいたくなっちゃうこの気持ち。も…もしかして…恋?(死ね)
 ジュゼッペがさらーりと歌ってる歌を月城かなとさまが「難しい」と仰っていましたが、確かに。ちゃんと聴くとぜったい歌えない。のぞみさんが簡単に歌うから私でも歌えそうかもとか思ってた!笑


・ワインを勝手に錫のグラスに注いで飲んでペッて吐き捨てて忌々しそうに床に捨てる一連で私のオペラを奪いにかかる彩風咲奈と、椅子の上であぐらをかいて斬鉄剣を抱くお決まりのスタイルで私の目を釘付けにする彩凪翔を、視線強盗罪の現行犯で逮捕…いえ銭形警部に通報したいと思います。そしてのこのこやってきた銭形警部を捕獲したいと思います。ニタリ


・前述の通りのアドリブに笑い疲れたところで、マリーの寝室。すごい顔で部屋を覗き込んだルパンが窓ガラスに頭をぶつけるのとか、もうホントいちいち面白いし目が離せない。楽しすぎる。そして自己紹介「ルパンパンパン(手でくるぶしとか叩きながら)です」って名乗ったルパンに、マリー「ルパンパンパンパンパンパンさん?」ル「多いよ…ルパンでいいぜェ」とかさあ!もうさあ!この息の合い方、すごいよね!夫婦なのかな?夫婦なんだね!


・一夜のアバンチュールで歌うリベルテに涙。ちぎさん、いい嫁をもらったよね…!(もう100回くらい言った)


・豪華な籠の中で翼を切られた美しい小鳥。彼女は宮廷を楽しんでいなければならなかった。民の犠牲の上に成り立つ度の過ぎた遊興も、貴族たちの暇つぶしに利用されるのも、民衆に憎まれるのも、彼女に与えられた役割だった。彼女自身、それがいつまでも続かないことを予感していた…本当に大切にすべきものが、何なのかも。そんなときに彼<ルパン>が現れた。彼は、彼女が大切にしてきた過去<マリアの涙>を盗む代わりに、彼女に世界を教えた。感情と彩りに満ちた世界を。

・って解釈して泣いてました。(勝手に)


・ついでに言うと、ルパンが盗むのは“マリア(=マリー)の涙”、つまりマリーちゃんの涙を盗んでいったんじゃないかと…解釈し…寒気が走った。小柳菜穂子の偉大さに。呼び捨てんな)(しかも勝手な解釈だし)


・ここで私が言いたいことは、私にこんな解釈をさせる咲妃みゆが如何に偉大であるかということである。えーんみゆちゃんが好きすぎて自分が気持ち悪いよう!


・ジャンヌ&レトー&ゴ・エモーンでロアン枢機卿@某蓮城さんを騙しに行くシーン…あの…ロアンさまと不二子ちゃんの絡みが…大変なことになっています。ねちっこくてエロい。すごすぎる…ちょっと見たことないレベル、外部でも。唇が触れるギリギリの距離で見つめ合ってみたり、わたしこういう場面で男性が思わせぶりに視線を下げるのエロくて好きなんですけどね(どんな告白だ)、まさにそれを息をするような自然さで行う蓮城さんのエロさ。神だな。エロの神だな。エロ神様!!!やめろ!!!!!


・タイムスリップの条件は、「マリアの涙」「500の星=首飾り」「死にたてのネズミ」と「"開けゴマ"っていう言葉」なんですね…最初のときルパン言ってたわ。…え、てことは待ってルパンがふざけて「開けゴマ」って言わなければ、タイムスリップしなくて済んだんじゃ…な…うん、考えないことにしよう!ルパンが意図せずに2回成功させたタイムスリップをジュゼッペが1回やるのに苦労してたとか絶対思わない!思わないんだから!!

・ネズミを捕らえるジェンヌの反射神経


置いて行かれる銭形警部に涙を禁じ得ない。可哀想すぎるよう…!そりゃあ、世間を渡る風が警部にだけは冷たいよねえ…!!さあ!警部こちらにどうぞ、私が暖めt(ry
 この、哀愁が漂うけど哀切にならないところが警部の素敵なところなんですよね。しかも部下に慕われる!それもジョルジュ@まなはる・アンリ@ほたてという超有望株に!!王妃さまにお目通りできるくらいの身分である青年貴族で近衛兵という結婚相手だったら嬉しいな選手権優勝候補のふたりに!!!慕われる銭形警部の素敵さたるや!!!!


・リベルテのリプライズにも泣く。その身は牢獄に入っても、マリーはようやく自由を手に入れた。そして、そんなマリーの覚悟した死という未来を、ルパンは盗む…そして与える。普通の女性が手にしていただろう、幸福を。るぱあああああん!!!!


シトワイアンゼニガタが愛おしい…。あんな風に心を殺さないとできないくらいに非道なことをしながら、ルパンを待っていたシトワイアンゼニガタ…。まなはる「ウンとかスンとか言っ」ゼニガタ「ウンスン(早口)」に、まなはる氏「ちょっ、そんな食い気味に、ちょっと聞いてます?ねえ、」がかわうぃかったです。


・立ち回り楽しい!ルパンがマリーの手を引いて走るところ、あの…小走りの仕草をして実際には走らないアレ(説明下手)…もう、アニメすぎてアニメ見てんのかと思った。ああいうシーン見たことある。…アニメ、だったのかな…?


・現代に帰るシーンの、銭形警部とジョルジュアンリの芝居が泣ける。「銭形警部がいなくなったフランスは、我々が守ります…!」って言い切る言葉に。照れて、というか面倒そうにシッシッて手で追い払う仕草をしたくせに、二人が背を向けて去ると寂しそうに手を伸ばす姿に。それからちょっと肩を落として寂しそうな横顔も。そしてルパンに「残ってもいいんだぜ?」って言われて、置いてくなー!ってルパンをがっしり抱擁するのも、もう何もかも泣けた。


・最後の主題歌、ホント良いよね…!滾るわ。背中で泣いてる男の美学だわ。


・ところでこれだけ絶賛の作品ですが一つだけ…一つだけ不満があるんですよね…それは、「裏切りは女のアクセサリー」のフレーズを不二子ちゃんが言うところ。あれはさあ、次元に「あの女はまた裏切るぞ」って言われたルパンが「まあそう言うなよ、裏切りは女のアクセサリーさ」って軽く言うのがカッコいいんだよおお。不二子ちゃんが自分で言うんじゃないんだよおお。不二子ちゃんだったら、「あらン、私もとから協力するなんて、言ってないわよ♡」とか言うと思う。不二子はそんな女だ。不二子め!



あー楽しかった。このノリでショーの感想書くと長すぎて死ぬので、簡潔に。


・幕開けの黄色と紫って、やっぱ目に優しくない。笑 でもカッコいいよ!ていうか男役さんと女役さんで本当に着こなしが違ってて、パンツ×ジャケットっていう姿は男役に一日の長あり…(しみじみ)と思いました。そんななかにあって果てしなく着こなすせし子さま。カッコいいわ…
 あとこの幕開けに組長いてびっくらこいた。ちぎさん越しににわさんが見えたからもしや…と思って探したら普通に笑顔で踊ってた。すげーとこだ宝塚…


・チネチッタは、みんな変な髪型なのに麗しいことこの上ない。最初のエルビス1月城かなとさまを迎える20年代風?女子たちが可愛いよね!


・女子といえばふわふわピンクまみれの望海さんに纏わりつく女子たちも死にそうなくらい可愛い。ブルー×ブラックの首元詰まったレースドレスがクラシカルなのに身体の線がハッキリ出るからセクシーで、なんか、ひとりくらい持ち帰りたいレベルで可愛い。わ、わたし、桃花ひなちゃんがいい、な(駄目


・このあとのナチス将校たちの退廃ダンスは前回記事で既に滾ったので黙ります。ふ…ふふ…
 しかし続くチェ・タンゴ・チェについてはまだ申しておりませんでしたが激カッコいいのでこちらも大変滾ります、とだけ言っておこう…それくらいにしよう…ときおり眉間に皺を寄せながらの色っぽい眼差しと微かに歪む口元がエロすぎる夢乃聖夏に見とれてたとか、人間性が疑われるから言わないことにしよう。


・妖しげな雰囲気でちぎみゆを操る夢乃望海…って思ったシーン、あれって天使と悪魔なの、か?な?なのに悪魔夢さんがちぎさんにみゆちゃんを与える、のかな?奪うのが天使風斗さんが奪うの、かな?あら?みゆちゃんが悪魔なのかな?理解力迷子
 何故わたしの理解力がどっか行ったかと言いますと、この場面の小悪魔ちゃんたちが目尻にクッキリ跳ね上げアイラインを引いていたのが超絶かわいくて見とれていたからです。次に出てきた時は消えてたから、ちゃんと化粧も変えてるんだなぁ…すごいなぁ…。


私「簡潔に」って言いましたっけ?(言いましたよ)


・じゃあ巻いて中詰とオペラ座飛ばしまして(笑)、フィナーレの清らかなTime to say Goodbye。ほろほろする…夢乃さんが穏やかな顔しててさ…そ…そんなきれいな笑顔で俺たちを置いて行かないでくれよおおお!ってなる。


・黒燕尾の素敵さすごい。ひたむきに踊る夢乃さんの熱量にもはや全く動かないオペラ。止まらない涙。そっからみゆちゃんと踊るときの明るい太陽みたいな、だけど優しい微笑みがですね、本当に堪らなくて。あと確定してるのは2回…もっと見たいけど仕事がそろそろ忙しくなってきて平日は難しいし土日は貸切が多いし、ああ、もう!少ない回数だけど、笑顔の夢乃さんを、消えないくらいしっかり目に焼き付けたいと思います…うう


・ということで来週も雪組でーす!