のっぴきならない事情がありまして。 | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

~語彙力話の続き~

昨日、語彙力の話を触れましたが。
一通り「大人の語彙力」を身に付けている(笑)
私は、時折「言葉遊びよろしく」
「そんな言葉遣いしないよ!」ってな単語を
わざと会話の中にいれたりします。

たとえば今回タイトルにした
のっぴきならない
退く(のく)+引く(ひく)→退き引き+ならない
=しりぞくことも避けることも出来ない。
どうしようもない

というような意味で、方言ではなく辞書で
調べれば出てくる単語です。
現代人で愛用してる人はあまりいないかも
しれないけれど、私はこの言葉大好き❤

「ごめん。
今日はのっぴきならない用事があるから
早く帰らなきゃ」

「その話はのっぴきならない事情があって
詳しく話せないんだよね」

聞かせる相手も「のっぴきならない」の意味を
理解しているであろうと想定して使う
「言葉遊び」なんですが、知らなくても
結構面白いんですよねー(笑)

だって反応が……(笑)
「え?なんていった?」
「のっ?ぴき?ぴきって言った?」
みたいな顔していたり。
(単純に「ぱぴぷぺぽの半濁音(無声破裂音)が
入る日本語」って可愛くない?)

分かってないけどなんかすごい事情なんだろうなぁ?って勝手に理解してくれたり。
それ以上聞かないでおこう、と気を遣ってくれたり。

まさに「どうしようもない事情」なんですから
深追いされたくない理由の時にこそ使ってみてください。
みんな一瞬「ん?」とひるむので、その間に
さっさと帰ったり、話題を変えちゃうことが
できます。

プレゼンコーチ(フィードバック)をする時、
「あまり難しい単語や専門用語を使うと
「あれ?今なんて言った?」と聞き手側が
立ち止まってしまい、そのあとの言葉が
入ってこなくなるので、できるだけ
分かりやすい表現を」
とお伝えしています。

私の「のっぴきならない」はまさにその心理を
逆手にとった「突っ込まれたくない内容を
煙にまくため、あえて変な単語をいれる」
技です(笑)
プレゼンでは使いませんが。

他にも
「べらぼうにかわいい」
なんかも使います(笑)

「若松さんって、なんか江戸時代の人みたいな
単語使いますよね?」
と言われたこともありますが、私の語彙力は
大好きな「歌舞伎」や「落語」から身に付いた
ものかもしれないです。

語彙力はないよりあった方が会話の幅も
面白さも広がります。
(ついでに声色を変えたり、演技出来ると
会話はもっと楽しい)
それは間違いないんですが。
「単語をただただ羅列して覚える」やり方は
日本語の機微に触れられない気がして
おすすめしたくないんだよなぁ~。

私は日本語への興味関心が高いので
そう思うわけですが、
実はいま勉強している「英語」も
「語彙力よりもコミュニケーション力」が
大事なんじゃないか?なんて思っております。
単語帳じゃなく会話を楽しみたいな🎵

私のお気に入りの番組
【落語THE MOVIE】
オフィシャルがあったんで、YouTube
貼っておきます(*^^*)