堤防決壊・・・に思う | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

今日は違う話題にしようと思っていたのですが


お昼過ぎに「鬼怒川」の堤防が決壊したというので・・・・・


大変な被害の出た茨城県常総市というのは

「水海道市」と「結城郡石下町」が市町村合併して出来た市ですが

私には他人事には思えないショックな光景でした。


愛知県在住の私が「常総市」となんの関係が?と思われるかもしれませんが

レース関係者の方はよくご存知の通り近くに

「筑波サーキット」 (茨城県下妻市村岡乙159)があり

石下や水海道は常宿もあるし、めちゃめちゃよく行く場所なんです。


筑波サーキットへの来訪回数はもう何回か数えられないほどで

年間4-5回行きますから、今までの来訪歴50回以上は間違いないエリア。

親戚の家よりよく通ってるかも。


親しい友人・知人などはいないのですが、

ニュースを見ていたら、1階部分が水没してしまった

「アピタアピタ石下店」(今日は取り残された人たちは店内に泊まるという)

も何回も買い物に行っているし、浸かってしまったエリアに

今まで何があったのかだいたいわかるから、ショックが大きいです。


昨日の「台風」は、愛知県を通り過ぎて行ったけれど、

お昼には通り抜けてあまり実害がなかったので

「拍子抜け」くらいに思っていたのですが。


いざ別の地域であれ、あんな光景を見てしまうと

自然の前には、人間の存在のちっぽけさ、無力さを感じますし

何も起きないことがなんとありがたいことか、と思わずにはいられません。


鬼怒川は朝の段階で「越水」情報が出され、川には近付かないよう

市からの情報は出ていたようですが・・・

実際は避難出来ないもんですよね。

多くの皆さんが取り残され、孤立し、

ヘリでの救助活動のお世話になったようです。


私だって、西尾市を囲むように流れている「矢作川」の堤防が決壊したら

アウトだろうなぁ?とは思うけれど、実際避難行動に移せるかといったら

「たぶん大丈夫だろう」と勝手に思って、逃げもしないと思います。


自衛隊や海上保安庁などのヘリでの救助活動はかなり迅速で

いくつものヘリが同時に救助を行うというかなり高度な活動を

されていたようで、夜のニュースで日本の底力を見た気がしました。


私もここ数年、防災の勉強をしているけれど、勉強して分かるのは

究極、住むエリアを選ぶことが一番の「防災」なのです。


川のそばは氾濫と隣り合わせ。

海のそばは津波と隣り合わせ。

山のそばは土砂崩れと隣り合わせ。


「明らかにリスクが高い場所」は分かっているんです。

さらに先人たちは地名にさんずい(さんずい)を残し、水害が心配される地域に

歴史を刻んできたけれど、今はそれも番地化してしまい

警告が見えづらくなってきています。


山を切り崩した土地、埋め立てた土地、崖のそば・・・

土地が安い場所は危険だけれど、日本は国土の約7割が森。

人が住める土地は圧倒的に狭い。

危険な場所でもどんどん宅地開発されてしまいました。

地盤や地域として大丈夫な土地でも、住宅が密集してしまうことで

有事の際は、路地や袋小路などもあり、火事などの延焼のリスクや

逃げ遅れなどの問題もある。


そして日本中、どこにいても地震リスクは伴う。

日本には安全に住める場所なんてないのです。


明日は我が身かもしれない。

見知った地域の被災に、一層気を引き締める1日となりました。


(行方不明者の方も9名ほどとの報道ですが、

明日、水が引いたらもっと全貌が見えてきそうですね・・・)