なぜ保育士試験が難しいのか・・・ | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

昨日の「保育士の現状」 ブログを受けて、

資格試験のハードルを下げるわけにはいかないの?

という御意見をいただきましたので、私なりに考えた事を・・・


本来、様々な国家試験を受けるためには「受験資格」があり

その資格に見合う勉強をある程度終えたり(該当学部卒業)

実務経験や実習経験必須、であったり・・・と

試験を受ける前のハードルが高いものも多いのですが


保育士試験は違います。


大卒であれば保育に関係ない学部卒業でも構わないし

細かい受験資格はありますが、一定の条件を満たしていれば

試験に受かれば、受験料と教材費だけでいいのです。


一回の受験料が12,700円。


私は通信講座のテキストを取り寄せ

(科目ごとのテキストと実技試験対策用DVD、1年間の添削期間と

過去問テキスト集などのセット教材・テキスト15冊くらい)

それが全部で37,800円。

テキストは2013年に買ったのですが、法律や制度が変わった資料については

厚生労働省のHPでチェック、あとはネットの過去問特集や

難易度の高い科目を落とした同じ境遇の人向けのサイトが結構あったので、

それを使い、新しいテキストは買い足していません。


私は頭が足りなくて、結果的に3回試験を受けるハメになったけれど

一発で受かる人は勉強用の教材費(ネットオンリーならゼロって人もいるかも?)と

受験料とたった3日の試験だけで、国家資格をGET出来るのだから・・・・

独学で勉強できる人にはコスパがいいのです。


私がたとえ3年かかっても、養成校に行かないのは

学校に通う時間と学費がもったいないからです。

その時間を、資格がなくても働ける現場でバイトした方が勉強になるからです。


どうしても公立の保育園で働きたい、保育士になりたい、なら

養成校は確実な方法だと思いますが、私の目的は違います。

人生において、学生生活よりも社会人経験を積むことの方が重要なのです。


それでなくても高校卒業後に4年制大学に行き(中学・高校教員免許を取得)

それを生かさない職業に就いていて、卒業と同時に試験なく資格がもらえることに

対してのデメリット(情熱が少ない)を身をもって知っているので、

ただ資格も取れるし、他にも色々やりたい可能性をもった若者と一緒に過ごすことは

自分にとって温度差がありすぎると感じる、というのも理由のひとつです。



さて。

本題に戻りましょう。


私的うがった見方ではありますが。


難易度が高い最大の理由は・・・


試験が簡単だと、養成校に行かなくなる


から、なんじゃないかと。


実は、保育士試験の全国統一問題を作っているのは

『全国保育士養成協議会』という、養成校を束ねている団体なのです。

問題をやさしくして資格を取りやすくしたり、試験回数を増やすことは

積極的にやらないでしょう。

ここが、試験問題が知識偏重になりがち

(こんな難しい試験受けずに、学校に入りなよ~という悪魔のささやき)

な理由なのではないか、と思ってます。



これは試験を受けて初めて気づいたことですし、

今年の不合格で心折れて、やっぱり養成校で勉強した方がいいんじゃないか、と

思ったりもしましたが、あまのじゃくなもので・・・
それなら意地でも「養成校行かない!」とか思っちゃって

必死で教育原理ガンバロ、って今は思ってます。


いろんな提言により、子ども・子育て支援をとりまく法律や制度は

ここにきて急激に変化しています。


保育士試験の年2回化も、「地域限定保育士試験」というものが導入され

今年は、神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県成田市の4ヶ所限定で

その地域でのみ有効な保育士資格を与えるという試験が開催されることになりました。

(3年間は地域限定・4年目から全国で働ける)
この話は以前から有識者の間では提案されていたもので、今年実現しました。

(愛知県は待機児童問題などが深刻じゃないので、この先も2回開催はないかな?)


来年の試験は4月に筆記、7月に実技(台風の時期を避けるため)に変わったし

私の資格取得チャレンジは来年の夏まで続きます。


今月はレースアナウンサー仕事が幸田の24時間お楽しみ会だけで、

レースネタが全然ないので・・・ブログは、保育話ばっかりかも(笑)


この先も興味のある方はぜひお付き合いください。