自転車は便利な移動手段であるとともに、危険な乗り物であることを、過去に何度も記事にしてきました。

私は八王子では自転車で移動しています。買い物や筋トレ、ボイトレに通うときに便利ですから。八王子は自転車移動する人が多く、駅周辺は自転車用の駐輪場が何箇所もあります。その駐輪場以外で停めておくと忠告の紙が貼られます。駐輪場の空いている場所を探すのにいつも苦労するほど、自転車の数が多いのです。通勤通学の時間帯は特に自転車が目立ちます。
 
ですが、長野県に来ると、自転車を見ることはほとんどありません。駐輪場(100台以上駐輪可能)も見られません。もちろん、長野県でも大きな都市(長野市、松本市、上田市など)には多いかもしれませんが。その理由は道路の状況にあると思います。大きな都市には自転車が走行できる道路が確保されているからです。ですが、小さな町は歩道も狭く、自転車専用道路もありません。また長野県には山が多く、起伏も激しく、自転車には不都合です。自転車人口が少ないせいもあってなのか、自転車の規則を知らない人が多いと思います。
 
八王子では駅前周辺では自転車の違反を取り締まる警官があちらこちらにいます。自転車事故の一番原因は自転車の「逆走」だそうです。駅周辺はそれを中心に取り締まっています。
 
自転車は車道を走る場合、車やバイクと同じように「車両」としての法規を守らなくてはなりません。車道を通行する時は車と同じように左側を走ります。これが右側通行すると「逆走」なのです。(写真は全てpresident online)
⬆️この方は自転車専用道路を走っていますが、右側通行なので「逆走」です。
⬆️こちらも右側通行。「逆走」です。
 
私の同級生(江戸川区在住)はその右側通行で交通違反で切符を切られ、家庭裁判所まで行ったそうです。初回なので罰金はなかったようですが。また、私は八王子の駅周辺で、右側通行して切符を切られているところを2回目撃しています。
 
なぜ自転車の右側通行が多いのでしょう。私も実は同級生から反則切符を切られた話を聞くまでは、平気で右側を通行していました。理由は右側に目的地(スーパーなど)がある場合、左側通行していたのでは、どこかで道路を渡る必要があるので「めんどくさい」だけなのです。
 
でもそれがどれだけ危険なのか知りませんでした。
①、②、③、④は全員左側通行です。が、⑤だけは右側通行の「逆走」です。図の赤い車から見た視覚の中に⑤だけ入っていません。右我が通行の自転車は走行車両から見えづらいのです。それで自転車事故の多い箇所では取り締まりを強化しているのでしょうね。
 
私はもう一つ、おそらく自転車を利用している方々に知られていないだろうと思われる規則が気になっています。それは、歩道上での自転車の走行についてです。
この標識のある歩道では自転車であっても通行しても良いことになっています。ですが、それには条件があるのです。
⭐️年齢制限です!
・13歳未満
・70歳以上
・身体の不自由な人
それ以外の人は歩道を自転車で通行してはいけないのです。もちろん、歩行者が優先ですがら年齢制限を満たしていても注意して走行する必要はあります。
 
14歳から69歳までの方が歩道を自転車で通行しているのはよく見かけます。幼稚園への送り迎えのママ、通学中の学生さん・・・きっと法規を知らないのだろうと思います。最近は海外の人もたくさんいますので、その方々にも分かっていただく策を練って欲しいです。
 
またたとえ自転車でもこんなにたくさんの決まりと、罰則があることを私は知りませんでした。
 
車は免許をとる際に法規を学びますが、自転車に関してはいつ学ぶ機会があるのでしょうか。
 
あっぽ
追記:レムさんからのコメント「あれ?そうでしたっけ?
普通自転車走行可の標識がある歩道は全年齢走行可、標識がない歩道は12歳以下と75歳以上が走行可でそれ以外が走行不可、だったはず。」を読んで、この標識があるときは自転車誰でも走行可能。標識がないときはねんれいせいげんがあるということが分かりました。ありがとうございます。