今日はボイトレ。

 

声も老化します。

それは母を見ていてよく分かりました。

年とともに声が聞き取りづらくなりました。

お腹の筋肉も衰えるので、声量もなくなり、

か細い声になります。低い声です。

声質は空気が漏れるような、ザラついた声です。

「しわがれた声」って表現されているのが

ぴったりの声でした。

 

「内緒話しているわけじゃないんだから、

お腹に力入れてもっと大きい声で

ハッキリ言ってよ」と

私が要求すると母は

「大きい声出すと疲れる」と言うのです。

 

それが私がボイトレをするきっかけでした。

声帯も鍛えれば老化しないと

何かで読んだからです。

 

それから7年。

声は出るようになりました。

高音も出るようになりました。

ロングトーン(息が続く限り声を出し続ける)

もできるようになりました。

 

ただうまくいかないのは最近の曲のリズム。

昔の演歌や盆踊りの曲のように、

一つ目に強拍が来ない。裏拍ってやつですよ。

それができません。

最近の歌を歌ってもみな炭坑節的に

なってしまうのです。

 

それともう一つできないこと。

それは歌詞を覚えることです。

声帯だけじゃなくて、記憶力も老化して

いるのです。

 

昔って、カラオケもない時代、

テレビに歌詞も表示されない時代、

歌手が歌う歌をどうやって覚えたのでしょう。

 

歌詞カードなんか見なくたって、

歌を覚えられましたよね。

 

そうやって若い頃覚えた昔の

J-POP(日本の歌謡曲?)だと、

まあなんとか

歌詞を見なくてもところどころは

覚えていますが、

だからといって完璧に歌詞を見なくて

歌えるわけではありません。

 

NHKののど自慢を見ていても、

みなさん歌詞カード見ないで歌っています。

すごいことだなと感心します。

 

いろんな発表会やコンサートがありますが、

楽譜を持たずに舞台に立つのは歌い手だけです。

ピアノにしたって、バイオリンにしたって、

プロでさえ楽譜見て

演奏しているじゃないですか。

(写真はヤマハのHPより)

ピアノなんかはご丁寧にページをめくる人まで

ステージの上にいます。

 

歌の発表だけはなぜ譜面を見ながらでは

いけないのでしょうか。

 

今度、ヤマハの発表会にボイトレの部で

参加することになったのですが、

歌詞が覚えられないので、

「歌詞カード持って歌っていいいですか」と

先生に交渉中の私です。

 

大きい字で書かれた歌詞(画用紙がいいかな)

を譜面台に置いて、堂々と見ながら歌うのは

どうかなと考えています😅

 

あっぽ