「ガールハント?」と思う方もいらしたでしょう。

私自身、この言葉を使うのは久しぶりです。

死語になりつつあるgirl hunt。

最近は女性も積極的になり、

なにもハンティングされるのは女ばかりでは

ないからだそうです。

なので、最近は「ナンパ」と言う言葉が

使われているようですね。

 

セミは男だけがナンパ活動するらしいです。

下界(ダウンタウン)ではまだ聞こえませんが、

ちょっと標高のある(1100m)我が家は

そのナンパ活動が始まりました。

ミンミンゼミでも、アブラゼミでも、

ヒグラシでもないセミです。

ここにきたばかりはその大合唱に

ビックリしました。

「いったい何が起きたのか」

「誰の鳴き声なのか」

 

ある日、デッキのテーブルの上で

これを見つけました。

そしてその後そこから生まれたのは、

背中に「W」の文字、その下に蝶ネクタイの

おしゃれなセミが生まれたのです。

アブラゼミなどよりずっと小さいです。

 

調べてみると、

エゾゼミと言うようです。

 

◆気温が20℃以上

◆晴れの日

鳴くんだそうです。

今日はまさにその日です。

鳴くのはオスだけです。

 

ピッタリ20℃です。

鳴き始めました。

求愛活動開始です。

なぜか、1匹が鳴くと、次々と鳴き、

ついには一斉に合唱になります。

 

あんな同時に鳴いたのでは、

どの声が誰なのか区別できないでしょう?

私にはどのセミも

同じような声にしか聞こえません。

 

「あの方の声が素敵❤️私の好みだわ」と

女子セミには分かるのでしょうか。

 

人間もそうですが、セミも

寒い時にはその気にならないのか

10℃台では鳴きません。

また雨の日もその気にならないようです。

 

ある時セミの合唱がピタッと

同時に止まる時があります。

そうすると直に雨が降り出すのです。

洗濯物を取り込む目安になります。

 

我が家の周りだけで何十匹いるのでしょう、

かなりの音量になるので、

人間たちの外での会話は禁止です。

私は特に耳が遠いので、大事な人の声も

セミの合唱にかき消されてしまいます。

まだ数日前から始まったばかりの

求愛活動。

まだフカしてないセミもいるようで、

大音量ではありませんが。

お時間あったら耳を澄ませてみてください。

声を録音してみました⬇️

 

 

成虫になってからのセミの人生は

「7年7日」と言われています。

7年土の中、7日が大人として生きれる期間。

これ、違うような気がします。

 

一週間ずっと雨だった場合、

そのセミはパートナーを見つけることなく、

独身のまま死んでしまうのでしょうか。

 

セミの奥さんは妊娠すると10日かけて

あちらこちらの枯れ木にお産するようですよ。

妊娠するまでには期間が必要だし、

成熟して卵になる期間だって必要です。

とても7日で済む話じゃないですよ。

もしかして人間同様、セミの世界も

女性の方が長生きするのかも?

 

この大合唱3週間くらい続きます。

そして山に静けさが戻ると、

梅雨明け。本格的な夏がやってきます。

 

あっぽ