あられちゃんご推薦の映画を、昨晩見ました。

Amazonプライム、画面はiPad。

映画館のスクリーンと比べれば迫力に欠けますが、

途中でお風呂に入ったり、

歯を磨いたり、

トイレタイムあったり、

その度に⏸️一時停止できるのは便利です。

 

「ラーゲリより愛を込めて」

第二次世界大戦終了後、

シベリアのラーゲリ(強制収容所のこと)に

捕虜として抑留された主人公・山本幡男と

その仲間たちの過酷な生活。それでも

「生きる望み」を捨てず励まし合った

人たちのドラマです。

 

キャストは

二宮和也

北川景子(らしくない写真だけど😅)

安田顕

桐谷健太

松坂桃李

中島健人

などのみなさんです。

 

みなさん演技者としてプロだから

自分のキャラではない役になりきるのは

おてものもだと思いますが、

普段と違うイメージに度肝抜かれます。

 

一日パン一枚、冬場のマイナス40℃、

仲間がバタバタと死んでいきます。

そんな過酷な捕虜生活の中、

一等兵山本(二宮和也)は自暴自棄になる

仲間を体を張って助け、励まします。

そんな生活が11年。

なんでもポジティブに捉え、「それでも

生きろ」と仲間を励ましていた本人が末期の

ガンに侵されます。

 

彼は病床で遺書を書き残し、それを元上官に

託して旅立ちます。

捕虜が文字を残すことはスパイ行為とみなされ、

処罰されます。

 

いつか帰国(ダモイ)の時が来たら

遺書を家族に渡さなければという使命感。

ポジティブな明るさでみんなを励まし、

元気づけてくれた恩返しのために。

4ページの遺書を4人がそれぞれ暗記します。

 

強制労働の中でも繰り返し繰り返し

ひたすら暗記します。

4枚の遺書はついに没収されました。

 

でも、かつて一等兵山本が言っていたように、

「頭の中で考えたことは、誰にも奪えない」

ということを4人はやってのけたのです。

 

4人は帰国後、一人一人、山本の家を

訪れます。

 

「本日、山本さんの遺言をお届けにあがりました。

遺書を暗記して参りました」と。

 

遺書は全部で4枚。

仲間たちへ、

母へ

妻へ

そして子供達へ。

 

その暗記を担当した4人(写真、下から4名)。

一人、そしてしばらく経ってまた一人。

遺族を訪れます。

 

家族の前で声を張り上げ暗唱するシーンは

ティッシュティッシュの嵐です。

 

これが実話だということにも驚かされます。

実は、

遺書を届けた4人のうちの一人の息子さん

森田さんが

生前取材に応えている記事を見つけました。

丹波新聞です。

写真も丹波新聞のものです。

暗記したものを帰国後、

それぞれが自分で文字にもしていたのですね。

 

映画では最後のシーン

(全員がコロナ禍なのでマスクをしています)

寺尾聡さんがお父さん(一等兵山本)を

回顧するシーンです。

この部分は原作では冒頭に出てくるそうです。

・・・ということはこの本は、

最近書かれた本なのですね。

あられちゃんも感想でおっしゃっていましたが、

私もこのシーンは必要なかったのではと

思います。

せっかくティッシュの山を前に、

感情が昂っているのに、

急に現実の現在に戻ってしまって、

冷めてしまいました。

それと、二宮くんと北川景子さん、

夫婦と言われてもしっくりきません。

 

なら

誰だったらよかったのかしら?

とあれこれ思っています。

 

あっぽ