15年前、木を切り薮だった斜面を

二人で花壇にしました。

花の手入れをするにしても、

通路は必要でした。

私はレンガなどで作った通路が希望だったのですが、

夫は土止め用の畔板を杭で止めるという方法。

見た目はかなりダウンですが、

夫は一生懸命汗流してやってくれたので、

ありがたいと思っています。

 

15年の間にいろんな花を試しました。

低温で育たなかったり、

冬を越せなかったり、

鹿の食害にあったりで、

現在残っている花は冬の寒さにも絶えてきて

鹿の害から逃れたもの。

 

それは私にとっては「我が子」のように

愛おしいのです。

 

今日はいい天気のせいもあってか、

思わぬ山菜とりが楽しかったせいなのか

「今日帰る」と言っていた夫が、

予定を明日に延期したのです。

 

そして崩れた花壇の歩道(通路)の修理を

始めました。

杭を打ち直す音が家の中まで聞こえてきました。

 

先ほど様子を見に行きました。

足元見て下さい。

厳しい冬を生き抜いてやっと春に芽を出した

我が子を踏みつぶしているのです。

胸がえぐられるようで

見ていられませんでした。

 

え?そこに無造作にスコップを置く?

え?また足元確認せずに移動?

ハラハラするので、見ないことにして

私は家に入りました。

 

やってもらっているので、

文句は言わない(言えない)が、

夫の花壇作りは見ていられないのです。

 

あっぽ