閉眼供養とは、墓石に宿っている仏様の魂を抜き取るための儀式です。後継者がいないため、江戸時代からの墓を「墓じまい」することになりました。

 

2年前より寺に申し出てはいたのですが、「こんなご時世(コロナ禍)ですのでまた落ち着きましたら」と保留になっていました。寺は檀家を失うことになる、一大事です。先の延ばしたいのはわかります。そしてついに市役所からの書類を持って5月に弟と二人で菩提寺に行ってきました。その時の記事がこちらです⬇️

 

 

 

あれから2ヶ月以上経ちました。専門家に相談したり、法的にもいろいろ調べ、ついに最終段階までこぎつけました。

 

お寺側が私たちの申し出(離檀=檀家をやめ、墓じまいをする)を承諾したのです。

天気は上々⬇️

 

そして、実家(中野市)へ。

古い墓です。こんな悪路を登っていくのです。⬇️

 

ありがたく閉眼供養(魂抜き)をしていただきました。⬇️

 

「墓じまい、そんなに簡単なもんじゃないですよ、閉眼供養だけで最低80万はしますから」と脅されていましたが、50万でいいとおっしゃるのでお言葉に甘え、50万円を現金で包みお渡ししました。でも、中身を確認するわけでも領収書を切るわけでもなく、本堂に仏様(仏像)の前に置かれたままでした。

 

そのまま墓にいきお経を聴く間、ヤブ蚊の大群に襲われました。じめじめ湿った墓は蚊の格好の棲家です。それを知っていたので、身体中、蚊除けのベープを噴射していきました。

弟の背中にも蚊が10匹くらい止まったので、後ろからスプレーしました(お経の最中でしたが😅)おかげさまでどこも刺されず帰ることができました。

 

爽やかな気分で帰宅。⬇️

やっと、離檀できほっとしました。

 

あとは石材店にお墓の撤去を依頼するだけです。「ウチを通して石材店を紹介できます」とお寺さんから勧められましたが、断りました。自分達で探して依頼することにしました。

100万円以上はかかると思います。重機が入らないので手彫りであること、江戸時代からの古い墓も入れて8個の墓を撤去しなくてはならないことなど手間がかかります。土葬のものもあるので、骨が見つかった場合は粉砕器で粉にして撤去するようです。「墓だけでなく、骨一本も残さないで更地にして寺に返してください」と言われています。頭が痛いです。

 

あっぽ