きっとご存知ない方もいらっしゃるのではないか、と思うぐらいの極めて少ない挙式スタイルでしょう。
『ゼクシィの結婚トレンド調査2005』によると、仏前式で挙式を執り行ったカップルは、関西の場合
0.5%でした。
主に寺院関係者に限られるこの挙式スタイルが、「仏前式(ぶつぜんしき)」です。
下記が、式次第の一例です。
①入堂(にゅうどう)…入場です。まずは親御様、ご家族様、ご親族様の順で入堂。
つづいて、新郎新婦が入堂します。
媒酌人がいる場合は、媒酌人の先導で入堂します。
②敬白文朗読(けいびゃくぶんろうどく)…司婚者(その寺で最高位の僧侶)が仏前に、敬白文
(けいはくぶん)を読み上げます。
敬白文(けいはくぶん)は、夫婦になることを報告するものです。
一同は起立してそれを聞きます。
③念珠授与(ねんじゅじゅよ)…仏前に供えてある念珠を司婚者がとり、新郎新婦が念珠を授かることです。
新郎には白い房、新婦には赤い房のついた念珠が渡されます。
それを左手四指にかけます。
仏前式では最も大切な儀式とされています。
④指輪交換(ゆびわこうかん)…本来、仏前式ではありません。
希望があり、取り入れる場合は行うこともできます。
⑤誓約の辞(せいやくのじ)…司婚者が新郎新婦に仏前で、誓いを求めます。
司婚の辞ともいわれます。
新郎新婦は、司婚者の問いかけに対して、「誓います」とそれぞれ
応えます。
⑥新郎新婦焼香(しんろうしんぷしょうこう)…司婚者、新郎、新婦、媒酌人、媒酌人夫人の順で
焼香します。
その後、列席者にもまわる場合もあります。
⑦式杯(しきはい)/誓杯(せいはい)…司婚者の前で、新郎新婦交互にお酒を飲みます。
①新婦→新郎→新婦、②新郎→新婦→新郎、
③新婦→新郎→新婦
上記のような順番で飲み干します。
神前式の三三九度と同じ儀式ですが、飲む順番が違います。
⑧司婚者法説(しこんしゃほうせつ)…司婚者が二人に祝福の言葉を述べます。
この祝福の言葉も他のスタイル同様、仏前式では仏教上の
結婚の意味を説いたものです。
⑨合掌(がっしょう)・礼拝(らいはい)・退堂(たいどう)…全員で本尊に向かい、合掌、礼拝して、退場
します。
退場の順番は、司婚者が退場し、新郎新婦が
退場します。
媒酌人がいれば、新郎新婦を先導して退場
します。
スタッフ側としては、寺院関係者が挙式を取り仕切るので、そのサポート役にまわることになります。
京都に住む私はこれまで2回、仏前式に列席しましたが、初めて列席したときはとても衝撃的でした。
読経やお焼香があるので、お葬式のイメージが頭から離れなかったのです。
まだ、ブライダルの仕事もしていない学生の頃だったので、余計にそう思ったのでしょうね。
2回目は昨年だったので、儀式の内容や意味などを大まかではありますが、理解していたので
とても厳かな気持ちにさせられました。
クリスチャン系の大学が学内のチャペルで結婚式を執り行っているように、仏教系の大学でも
仏前式を行っているところもあります。
列席する機会があれば、是非、厳粛な雰囲気を味わっていただきたいと思います♪