おはようございます。コーチの石崎舞子です。
今朝、いつものようにお弁当箱にご飯を詰めていたら、高1長男がワイシャツのボタンを留めながら、さらっと『いつも美味しいお弁当を作ってくれてありがとね』と言ってきました。
この人は、『ありがとう』『ごめんね』をさらっと言う人です。
照れたり躊躇ったりしないの。
ちょっとした言葉ですが、受け取る身としては嬉しいです。
これは『ストローク』だなと思います。
昨年、心理学講座を受けたときに教わった『ストローク』という言葉。
こちらの記事、読んでみてください。
より良い人間関係の基本は「ストローク」にあり
記事より一部抜粋します。
私たち人間の肉体は栄養や睡眠を必要としています。
それらがないと健康な状態で生きていくことができません。
人間の心にも、『人との接触から得られる刺激』が必要であると言われています。
この人とのふれあいがないと、人間は心のバランスを失ってしまって、心身の健康を保つことが難しくなってしまうというのです。
私たちが社会的な生活をするうえで、人との接触から得られる刺激をストロークと呼びます。
ストロークという言葉の意味は、“なでる”“さする”“愛撫する”などの意味がありますが、ここでは、「他の人の存在を認めるための行動や働きかけ」と定義します。
アメリカの精神分析医エリック・バーン博士は、「幼児に十分なストロークが与えられないと、その子の脊髄は萎縮してしまい、肉体的にも、情緒的、精神的にも成長が遅れてしまう」と言います。
子どもは成長するにつれて言葉を覚え、言葉を使って生活ができるようになっていきます。
そうすると、幼児の頃の肉体的な接触の欲求から、ほめられたり、うなずかれたりして、自分の価値、自分の存在を認めてもらえる“心のふれあい”を求めることに変わっていくと言われています。
このような言葉や無言の動作によって与えられるストロークのことを『心理的ストローク』と言っています。
人間は、無視されたりして、ストロークをもらえないと、『ストローク飢餓』の状態になってしまいます。
そうすると、例えば、母親や父親とふれ合いの少ない子どもは、わざと叱られるようなことをすることがあります。
叱られるようなストロークのことをマイナスのストロークと言いますが、マイナスのストロークであっても、全く関心を示してもらえないストロークがない状態よりはいいので、無意識的にそれを求めるようになってしまうと言われています。
(中略)
エリック・バーン博士は、「人は何のために生きるのか…それは、ストロークを得るためである」と言っています。
人間は誰しも、他の人から触れてほしい、他の人から認められたいという欲求を持っています。
お互いに、認め合い、心のふれあいが持つことが大切です。
肯定的なストロークを受けた時には気持ちがいいし活き活きし、自信を持つことができます。
ちなみに、高3長女は心の中では思っているようですが、あまり言いません。
『もちろん感謝しているけれど、いちいち口にするまでもない』と思ってるっぽい・・・
クライアントさんたちにもよくお伝えしているのですが、感謝や謝罪などの気持ちを持っていたとしても、言葉にして相手に伝えなければ、ないものと同じです。ゼロですゼロ。
思っているなら、もったいぶったり、恥ずかしがったりせず、伝えた方がいいと思います。
伝えるのにベストなタイミングを・・・と機会を見計らっているうちに、ズルズル言えなくなります(^_^;)
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