(ローソン限定/任天堂/2000年11月29日発売/5,780円)
かつてローソンの端末「Loppi(ロッピー)」でスーパーファミコンの書き換えサービス「ニンテンドウパワー」というのが存在した。開始は1997年9月という、すでに「ニンテンドウ64」(ちなみにDSはニンテンド“ー”DS)も発売され1年以上経過してからというこの時期は、「ファイナルファンタジー(Ⅶ)」の移籍も手伝い、世間はすでにプレイステーションに代替えが進んでいた。
そんな渦中に、いくつかのタイトルがニンテンドウパワーに投入されたが、この『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』がスーパーファミコンで発売、書き換えされた公式最期のタイトルになっている(もうPS“2”出てるよ!)。
「プリライト版パッケージ」
通常の箱にカートリッジ・ラベルが貼られている。箱の中にもう1枚、同様のカートリッジ・ラベルが入っているのでメモリカセットに貼ることができる。
「SFメモリカセット」
32Mのフラッシュメモリと、256kのS-RAMで構成されたカートリッジ。書き換え専用タイトルは、ほとんどが大容量だったため、1本のメモリカセットに複数タイトルを入れれることは稀だった。書き換え料金は旧作が1,000円、新作が3,000円だった。ちなみにメモリカセットが3,980円する。
「プリライト版取扱説明書」
裏面がポスターになっている。
「ポストカードセット(5枚組み)」
プリライト版の特典。未開封なので確認してないが、おそらく描き起こしはないと思われる。
ファミコン版との違いは、容量の都合によりカットされたシナリオが復活していること、デザイナー自身によるグラフィックの見直しと、音楽は全面差し替えになっている。オリジナルのファミコン版は、一時期プレミア・ソフトの頂点でもあった。
この頃、サードパーティ参入の手厳しさから、デベロッパーの任天堂離れもあり、64にはなかなかソフトが揃わなかった。更に価格面(PSとSSは、これまでに高騰したソフト価格を一気に破壊するため、素早く安価にプレスできる光学メディアを採用したが、64は光学メディアの採用を見送った)でも劣っていたことが災いし、ついに任天堂は長らく続いたゲームプラットフォームの王座をソニーに譲ることとなった。
それを思ってか任天堂は、64にテコ入れするのではなく、抜群の普及率を誇るスーパーファミコンに「書き換え」という安価に新作が購入できる環境を提供しようとした(このためだけに廉価版である「スーパーファミコンJr.」を販売した)が、前世代前のハードに安価な新作をリリースしたところで、世間の2Dから3Dへの流れに歯止めをかけることはできず、この代で王座を取り戻すことは遂に出来なかった(次でも出来なかったけど)。この頃の業界は熱かったな……。
メタルスレイダーグローリー/HAL研究所

¥9,345
Amazon.co.jp







