【人生を切り開く方法③】
考えてみて欲しい。
なぜ、あなたは朝起きるのだろう?
夜でもよくないか?
なぜ、あなたはそれを明日までに仕上げねばならないのだろう?
明後日ではいけないのか?
24時間が全ての生き物に与えられているということは、
その時間を自由に生きていいということだ。
もし、今、「しなければならないこと」を「しなくてよくなった」なら、
あなたは何をするだろう?
何をしたいだろう?
今、私は、冬の木々が芽吹きの時に向かうように、
あらゆる物事を整理し、確認し、準備し、
大きな変化をしようとしている。
まさしく、人生を切り開く瞬間にいる。

あらゆる現象をじっくりじっくり
冷静に、検分しながら、歩いた。
自分に起こる感情や反応を、
科学の実験のように、確認し続けた。
それは、何が紐づいて起きていることなのか、
凍るような外気を吸い込みながら、瞑想して、
理解した。
自由だと思っていた自分の時間は、
無意識に、いつの間にか、理由のない「しなければならないこと」
に満ちていると、私は気づいた。
「しなければならないこと」に時間を費やしている間は、
考えずに済む。
消化していけばよいのだから。
恐しいのは、何もしなくてよくなった時、
何をしたいのか浮かばないことだ。
私がいつも仕事で出会う60代の男性。
彼は、長年、やらねばいけないことをずっと続けてきた。
その間、上司も変わり、指示・命令も変わった。
その都度、そのことに反発を感じながら生きてきたのだ。
仕事や会社への不満を持ち、
自分の意思に反して、しなければならないことが多いと
毎日嘆いている。
そしてそれは変わらないことだと、彼は思っている。
会社に文句は言えないからね、と薄く笑った。
ここ最近元気がなさそうだったので声をかけた。
休みの間は、休み明けのクレームが来るのではないかと、
怖くて休んでいる気がしないのだと言って、ため息をついた。
仕事待機の時間はずっと、下を向いて無言で座っている。
仕事が入ると動き出す。
彼はカゴに入っているのだと感じた。
彼が入っているのは、誰かに作られたカゴではない。
いつだって飛び出すことが出来るところに、彼はいる。

でもいつの間にか、自分で作ったカゴに入って、
自分で頑丈な鍵をつけてしまった。
そして、自分で鍵をつけたことも忘れてしまった。
出たら羽をむしられるかもしれないと、おびえた。
カゴの中で衰弱していく彼は、自分の意思でカゴから出ようとはしない。
人生とは何か。
もう一度、考えてほしい。
それは、あなたの24時間を何に費やし、
そこにどんな意味をあなた自身が見出し、
あなた自身が価値を感じるかなのだ。
そこには正解も不正解もない。
あなた自身が、あなたの人生を決めるのだから。
さあ、あなたは今、カゴの外にいるだろうか、
それとも・・・

