発達障害 | 和歌山中央幼稚園

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本屋で気になる本を見つけた。

表紙に発達障害の20%が誤診

と、衝撃的なことが書いてある。

 

思わず買って、今購読中だ。

 

ネットで発達障害について見ると

「わが子が発達障害と診断された。

でも、信じられない。」

といった投稿がワンサカと載っている。

 

また、市町村の検診で

そんな風に言われて

誰にも言えずに抱え込んでいる人も

きっとそれなりにいるのだろう。

 

実際、抱え込んでいたのが

後になってわかったとか、

幸いなことに早めに分かったとか、

そんなケースを今まで何件も

目の当たりにしている。

 

本によれば、

発達障害という言葉自体が

誤解をもって受け取られていて、

判定の時点で慎重さに欠けるケースが

それなりにあるようだ。

 

さらに悪いことに

発達障害について

本当にわかっている専門医が少なく、

簡単な検査でもって

判定を下している場合も多いらしい。

 

百歩譲って、

本当に発達障害だったとしよう。

そうした場合でも、

周囲の無理解で、

適切妥当な対応ができなかったばかりに、

本人が「うつ」等の

2次障害を抱えてしまうケースが

結構あるようだ。

 

また、わが子が発達障害といわれ

虐待に走ったり、

逆に不必要に甘やかしたり、

そんなケースもあると聞いている。

 

不正確な情報や先入観で

子どもの一生を左右する場合がある

判定する人間はそのことを十分肝に銘じて

慎重な判断をしてほしいものだ。

 

また、保護者サイドも

そうした現状があるのだということを

知ったうえで、

慎重な対応をしてもらいたいと思う。

 

手が1本ないとか、

背中の方に顔があるとか、

傍目に見て明らかな場合はともかく、

発達障害はよくわからない。

 

セカンドオピニオン

なんていうのもありかもしれない。

でも、セカンドオピニオンが

セカンドオピニオン足りえない

場合もあるだろうし

本当に悩ましいことだ。

 

恐れず、焦らず、

わが子が我が子なりの成長をしてゆく、

それをじっくり見守ってゆけば

おそらくその子の一番良い成長を

促せるような気がする。