こんにちは、魔法使いの開野です。

 

 

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 今まで少し残念だったうどんだったのだけど・・・

 

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 一生懸命打ったら、それなりになりました。(祝)

 

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 ほぐしつつ、片栗粉をまぶします。さて・・・茹で上がりは・・・。

 

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 やりました。ちゃんとしたうどんです。ちょっと太目のいなかうどん。見たいな感じですが。

 

あと、今回です。ミンネで新作を色々と販売しています。一部、ブログでの販売額と異なる商品がございますが、ご了承のほどお願いします。

 

 

 

 まずはキーケースシリーズ。

 

 

 こちらは、1500円です。

 

 

 この素朴なマネークリップ、簡易カードホルダーが二つ付き、収納可能なカード枚数は4枚。こちらは2000円です。

 

 

 

 手作り、手縫の一点物です。

 

 

 また、手作りの財布は、1点3500円で販売中です。また、こちらのお品ですが・・・

 

 

 金の牛革手帳。ライン注文では2万円ですが、minneでは2万5千円で販売中。

 

 ご注文・お問い合わせは、メールアドレス nekonome_sa@yahoo.co.jp

 

 または・・・

 

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 ラインのアカウントから、お願いいたします。

 

 今回うどんも美味しくできたところで、開野特製の鬼滅の剣、もちろん、お祓い用に使っている刀なので、今はやりのリアル「鬼滅の刃」です。

 

 

 

 かむはかり明け。この、12月となると、我が家ではご不幸が重なります。「鬼滅の刃」と言う作品は、妹が鬼となり、それをどうこう・・・と言う話だけど、我が家の場合は、父が鬼です。そして、その鬼に屈して、兄も鬼になりました。

 

 始めの不幸は、12月12日です。可愛がっていたセントバーナードです。親戚の人も、何故か12月中旬、長男も12中旬に。

 

 長男の死も、この12月中中だったから、亡き母も12月を一番恐れていたわけです。

 

 で・・・この仕事を始めてから、その理由がやっとわかったわけです。それが、かむはかりです。かむはかりは旧暦の10月1日に始まり、一ヶ月間はかりごとを行うのだけど。

 

 今回のお話は、開野の経験上、神様はちゃんと見ていて、家長の願いをちゃんと聞き入れてくれる。と言うお話だけど、それはよく言う言葉「良くも悪くも」と言うお話です。

 

 出雲大社で行われる今年のかむはかりは、旧暦の10月10日、西暦11月24日から始まり、日本中の神様を送り出す「神等去出祭」が、旧暦の10月17日と、10月26日の二回。

 

 旧暦の10月17日は、本日、西暦12月1日、旧暦の10月26日は、西暦12月15日。

 

 飼っていたセントバーナードがなくなったのが、今から33年前の12月12日。セントバーナードは、「アルプスの少女ハイジ」に登場するおじいさんの飼い犬、「ヨーゼフ」と同じ犬種。

 

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 ゆっくり眠ってもらいたいって思って、この写真にしました。

 

 旧暦では、10月22日。あの子はフィラリアが原因の心不全で亡くなったのだけど、3ヶ月の子犬のころ、それでもゴールデンレトリーバーほどの大きさだったから、たらい回しにされて、引き取り手のないかわいそうな大型犬。それを家長である父が引き取り、始めのうちは、人も住めるぐらいの大きな犬小屋を建てたり、フィラリアの予防接種や、蚊取り線香など焚いたりもしていて、かわいがっていたのだけど。

 

 1年もすると飽きてしまい、季節代わりの抜け替わりの時期、「不潔だ」と毛嫌いするようになり、面倒くさがり誰一人として、散歩にも連れて行かない状況に。

 

 三人兄弟の中で、長男・次男は関わりたくなく、結果、祖母と母が代わりに面倒見つつ、それのお手伝いに近所のお菓子屋さんからパンの耳を買いに行って干して保存したり、夏場はシャンプーしたり・・・とかのお手伝いから、散歩までをやってた訳で。

 

 でも、まあ・・・開野は見てのとおりだけど、さらに当時小学5・6年生の開野、特に体は大きいほうじゃなかった。だけど、「可哀想だから」と言う理由だけで散歩させていたのだけど。何故か、犬って冬場は特に寂しそうにする訳で。母と自分だけが一緒についてあげていたような思い出があります。

 

 今でも、開野が若くて元気なセントバーナードを散歩させたら、どうなるかの大体の予想はつくと思う。超大型犬と細身の小学生の不釣合いな取り合わせ。結果、引っ張られて、必ず暴走と言う結果。そのため犬を可愛がっているご近所さんには、庭先に突進、その子はただ遊んでもらいたいだけなのだけど、散々迷惑をかける羽目に。

 

 あまりに迷惑をかけるので、散歩にも連れ出せなくなると、結果繋ぎっぱなし。綱を離しても庭を駆け回れるようにして上げられるだけ。なので、一目を盗んで逃げ出してしまうこともしばしばで。当然、その子もストレスを抱えて、食糞行動に出たわけです。それを見た父は、こういいました。

 

「糞を食べる汚らしい犬だ、保健所に連れて行って処分する」と。

 

 そのときは、殺処分を免れたのだけど、祖母も良いお歳となったその3年後、バブル到来の際、「相続税対策」と言いつつ、身に余る大金を借り、マンション建設したくなった父は、また、自分が保護したセントバーナードが邪魔になった訳で。常々、「邪魔だ!保健所で処分だ!」と、言い続けつつ、建設計画が動き出したそのときの出来事で。

 

 だから、開野はそのときのこと、今でも思う訳で。その子は、拾われた家長から可愛がられなくなり、浮いた存在になってしまったセントバーナードは、可愛がってくれた恩を胸に、10年の生涯、自ら身を引いたのだと。神様に「邪魔だ」という願いが奇しくもそのとおりになり、哀れなセントバーナードは神様の御許により引き取られていったわけです。

 

 そして、長男がなくなったのが、2008年12月15日。

 

 この日の前に、重要な日があったわけです。それが、2008年11月23日。この日は、長男がオーガニックレストランを開店すべく、コンサルタントを招いて最終打ち合わせをしていた日だったわけです。なぜかと言うと、父が引き継いだ運送業も、大幅改変をクライアントから求められていて、仕事がなくなるのであれば。と言う理由から、自分でも商売をしよう。

 

 と、言う事で考えていた訳で。当然、父は猛反対。「儲かるはずがない」の一点張りで、コンサルタントの悪口を垂れ流し、悪態の限りを尽くしたわけです。兄の気持ちとしては、飲食業で研修を受けている開野に手伝ってもらいたい。って気持ちでいて、料理の腕もそれなりに買ってくれていたので、ちょうど失職していた開野の立場からも、お互い渡りに船だったわけです。

 

 その日ちょうど、自転車の事故で重傷を負った開野は、自分では帰れないので迎えを呼んだところ、父が。本当はそのとき、兄に迎えに来てもらう事を望んでいた訳で。自分の怪我を切っ掛けにして、兄弟の詰まらない喧嘩に終止符を打ち、兄弟手に手を取って仕事をしたい。と、言う考え方をまとめていて、母を通じて兄に熱意を伝えていたのだけど。

 

 何故兄と喧嘩したのかと言うと、それは、父の陰口を真に受けたため。父の陰口を真に受けて、長男の事を斜め横から見る事が当たり前になっていて、本当の兄の姿を見ようともしなかったわけです。それも、「長男だから」と言う下らない理由からです。

 

 事故が兄弟の絆を取り持つ、最期の機会になったわけです。結果、兄の死後、レストランの計画は立ち消えして、開業資金の1千万円は相続として父が全額を受け取り、使途不明金の穴埋めと、自分が遊びで乗る社用車購入資金に消えたわけです。あの時はやたらと見栄を張っていたから、営業用も含めて5台以上新車を入れ替えていた訳で。

 

 そして、母の肺がんが発覚したのも、やっぱり一昨年の11月だった訳で。大晦日は何も出来ない母のために煮しめを煮て。これが本当に美味しい煮しめで、母が大満足の逸品だった。大晦日・正月を迎えて、ホスピスに入院し、翌年の5月、マイクロバスの思い出を抱いて、旅立ちました。

 

 

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 正月だから、人をお迎えしても良いように、沢山作ったのだけど、結局我が家には誰も人は寄り付かず。この煮しめはほぼ余った訳で。それで、鬼の形相で「お前は作りすぎだ」としつこく言われたので、子年の今年は御節はつくりらなかった訳で。

 

 母は、肺がんでこの世を去る少し前まで、自分が社長を引き継ぎ、会社を立て直したのを見届け、米寿88歳まで生きたい。って願っていたのだけど。父は、「妻はしっかり者だから、まだへそくりがあるんじゃ」と邪推し、全てを差し出した母に向かって、「まだ隠してる通帳はあるだろ」と迫り、「もうないよ」と言う。すると、お見舞いに来た開野に母は言います。

 

「お母さん、嘘ついてないよ」って。

 

 ホスピスに入院して、全ての金目の物、身包みを奪っていったわけだけど、それでも「まだどこかに」と探した。

 

 父はそのとき、心の底からこう念じていた。

 

「妻と三男が俺の足を引っ張ってる、何故俺の言うとおりに動かないのか。邪魔だ」と。

 

 ただ、神様は母の意思を一つ尊重してくれたわけです。父は、表向きでは「自宅介護をあいつは望んでいた」といっていたのだけど、トイレにも酸素マスクつきで付き添いがあって始めて行けるような状態。本心は経理ではまるで使い物にならない次男の指南役に、母を自宅においておきたかっただけの話し。

 

 つまり、父の意向としては、「酸素マスクをつけてでも働け」と言うこと。

 

 そんな中、一番味方になってくれたのがこの子。

 

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 おかめインコたちで。「鳥のフケが怖い」と、おかめさんの性にして、ホスピスで心労をねぎらった後、永眠した訳で。そして、遺骨はと言うと、暫く事務所においてあったわけですが、さすがに開野も呆れました。

 

「死んだ後ぐらい、仕事を忘れてゆっくり眠らせてあげよう」って。

 

 ともかく、宛てにならない次男の指南役。と言う願いだけは、却下された。それは、開野も神様にとても感謝しています。でも、開野も手相の鑑定が出来るからなんです。

 

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 ここまで毎年生命線に障害線ばかりで、本当に一年生きるのがとても苦痛なのだけど。

 

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 あまり左側の顔の写真は撮らないのだけど、傷跡が解りやすいように、ファンデでしるしつけて見ました。手相も、顔面も傷だらけです。あともうすこしで致命傷の怪我が、とても多いんです。だから、神様は毎年、開野を使って戒めるように諭している筈なのだけど。

 

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 あごの下なんかは、よく動脈を切らなかったものかと、感心するばっかりです。あくまでもこれは、自転車による事故ですから。

 

 生きてるって言うよりも、生かされているって感じのほうが強いです。

 

 母から聞いた話では、「(ライトバンがあと2台ほしい)金を出せ」と、せがんでかつて買い与えた数百万円の18金のブレスネットを数三十万円で売り果たし、

 

 神様に願った「俺の金で買い与えたものは、統べて俺のもの」としてほぼ根こそぎ奪う事ができた訳で。

 

 そして、つい最近開野も罵られた訳で。

 

 もちろん、周りには開野と父だけの状態、こういったわけです。

 

「お前はお母さんの金を質屋に売り渡ただろ、取り返しの付かない事をしたな」と。

 

 どうも、父から見て、自分は母親の貴金属を盗み出した盗人で、盗品をお金に変えて、毎日晩酌三昧、飲み屋を梯子しているって思っていたみたいです。それがもしも本当なら、開野は生きている資格のない、クズの中のクズ、カスの中のカスです。でも、倅をそんな奴だと邪推する父は、自分が同じ事をしているから、そういう風に邪推しているのだと。

 

 ただ、母が残した宝物は、母方の姉妹にちゃんと形見分けをしてほしいだけ。パチンコの種銭として使われるのは周知の事だから、下らない事のためにお金に変わるくらいなら、形見分けが出来るようになるまで、手の届かないところにおいていたい。

 

 母と最後に対面したとき、母から預かった白い財布の中には、1万円札が一枚、入っていたのだけど、それさえも母の残したわずかな遺産。だから、お通夜の日は、その一万円札を自分で作った革張りの小さな宝箱に移し、その財布には自分の財布にあった1万円札、3枚を入れておすし屋さんで美味しいおすしをいただいた訳で。

 

「お母さんが持ってた金(キン)は、全て俺が買ってやったものだ!あれは全部俺の金(カネ)だ!お前が本当に質屋に売り果たしてないなら、持ってるのは、今すぐ出せっっ出せっっ出せっっ」と。

 

 だから、思った。

 

「あ。この人は、気持ちが落ち着いたとしても、母の愛用品を肩身として一族みんなで分け合い、母の生前の気持ちに報いる事など、1ミリグラムも考えていない人なんだなあ」と。

 

「人がギャンブルで心をかき乱されると、ここまで鬼になれるんだなあ」と。

 

 そして、思うんです。この人にとって、母の存在意義、母の存在ってナンだったんだろうって。

 

 こうしてみると、かむかはりを挟んで、父の願望はすべて叶えられてはいる。しかし、それは、人から何かを奪う願望で、それらは叶えど、幸せが到来する事などないわけです。

 

「後継者がいない」と言いつつ、実は自分勝手に立場を乱用でき、使いたい放題お金を使える社長と言う立場にしがみついていたいだけのことで。その願いを、神様は毎年、何かを犠牲にしつつ叶えてくれた事を、もっと真摯に受け止めてもらいたいものです。

 

 だから、今回のかむはかりで、拙に思ったわけです。家長の願いは、必ず叶えられるものだと。

 

 父の願いは、頭が固く、頑固だけど仕事のできない兄貴の部下に就いてくれ。と言うのが願いなのだけど、自分らの都合で、開野も自分の人生、8割がたを棒に振ったのだから、後は開野の仕事の邪魔だけは避けてもらいたいし、神様にも御免蒙ると、お伝えいたします。

 

 それで、つい最近なんとなく丸くなってきた父だけど、開野も色々と考えました。好き勝手やってきて、親の残した財産までも統べて食いつぶした父でも、父と思うべきかどうか・・・と言うこと。

 

 それは、きっと、神様の思し召し次第かと、開野は思います。

 

 パチンコなど、非常に下らない子供の遊びを、76歳にもなっても辞められない哀れな老人。きっとこんな恥ずかしい話をすることも、神様はきっと開野に罰として与えろ。と、言う事であってほしいものです。