ビジネスマンとして成長する人、しない人のブログ

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ビジネスマンとしてうまくいく人とうまくいかない人の違いは何かを様々な事例や角度から考えていきます。しかし、これはビジネスマンだけでなく、社会人として、いや学生として、またまた主婦の方でも使える、いわば原理・原則として伝えていきたいと思います。

コールセンターほど、人を数字で管理する現場はない。応答率、稼働率、後処理時間、モニタリングスコア。すべてが可視化され、日々追われている。にもかかわらず、離職は止まらない。これだけ管理して、なぜ人は辞めるのか。理由は単純である。最も重要なKPIが、どの一覧表にも載っていない。


その離職は、数字が良いまま起きていないか

退職の申し出は、物語の最後のページである。そこに至るまでに、数週間、数ヶ月の積み重ねがある。小さな理不尽。報われない疲れ。誰にも言えない消耗。それらが限界を超えたとき、初めて言葉になる。だから管理者には「突然」に見える。実際は、ずっと前から始まっていた。

あるコールセンターのSVは、こう振り返る。

「成績は、むしろ良いほうの子だったんです。応答率も後処理時間も、ずっと安定してた。だから完全にノーマークで。ある日『来月で辞めたい』って言われて、頭が真っ白になりました。数字だけ見てたら、いい子ちゃんですからね。数字が良かったから、逆に気づけなかったんです」

サインは、ずっと出ていた。ただ、その現場で毎日測っていた数字の、どれにも映らなかっただけである。

管理指標は「行動」を見て、「状態」を見ていない

コールセンターのKPIは、すべて結果と行動の記録である。何件さばいたか。何秒で切ったか。スクリプト通りに話せたか。これらは、オペレーターが「何をしたか」を精緻に映す。

だが、その裏側にある「今、どういう状態か」は、一つも映さない。理不尽なクレームで削られた気力。同じ謝罪を百回繰り返す虚しさ。これらは行動の数字には乗らない。見えないものは、管理対象から外れる。外れたものは、放置される。管理が緻密なほど、緻密に測られていないものが盲点になる。

数字が良い人ほど、SOSが数字に出ない

ここに、この現場特有のねじれがある。真面目な人ほど、限界が来ても数字を落とさない。歯を食いしばって応答率を守る。プロとして後処理時間を詰める。だから成績表の上では、辞める前日まで「優秀」のままである。

数字は、壊れる瞬間まで綺麗なのだ。そして綺麗な数字は、管理者を安心させる。安心された人から、静かに消えていく。成績の悪い人より、成績の良い人のほうが見えにくい。これは本人の弱さではない。SOSを映せない指標だけで人を見ている、構造の問題である。

モニタリングは「評価」のためにあり、「ケア」のためにない

多くの現場で、通話のモニタリングは行われている。だがその目的は、評価とフィードバックである。できているか、できていないか。減点はどこか。

つまりモニタリングは、オペレーターを「採点」するために回っている。「もっているか」を確かめるためには回っていない。同じ通話を聞いても、探しているのがミスなら、消耗は見えない。何を測るかではなく、何のために測るか。そこがずれている限り、どれだけ聞いても、辞める兆しは拾えない。


優秀な数字を残して、現場は静かに空洞化する

オペレーターが一人辞める。その穴は、思っている以上に大きい。

別のセンターの管理者は、離職の連鎖をこう語った。

「一人抜けると、その分の着信が残ったメンバーに乗るんです。待ち呼が増える。応答率を守ろうと、みんな休憩を削って詰める。そうすると今度は、その無理をした子が潰れる。数字を守るために、数字を作ってる人間が壊れていく。気づいたら、半年で経験者が総入れ替えでした」

まず、採用と研修のループが空回りする。コールセンターは、そもそも定着が難しい。一人前になるまで研修に時間がかかる。ようやく戦力になった頃に辞められる。育成コストだけが溶けていく。

次に、残った人に着信が集中する。稼働率を守ろうと無理をさせる。その無理が、次の離職の引き金になる。KPIを守る動きが、KPIを守る人を壊す。離職が離職を呼ぶ。

そして最も深刻なのは、応対品質そのものが落ちることである。疲弊した現場では、声のトーンが変わる。余裕が消える。それは電話の向こうの顧客に、そのまま伝わる。クレームが増える。顧客満足が下がる。SVは品質改善どころか、火消しと穴埋めに追われるだけの毎日になる。人の問題は、必ず品質の問題になり、経営の問題になる。


見落としていたKPIを、現場に取り戻す

対処は難しくない。必要なのは、根性でも、こまめな面談の努力でもない。「測っていなかったものを測る構造」である。今日から試せる打ち手を三つ挙げる。

打ち手1:終業時に「今日のコンディション」を一行残させる

勤務の終わりに、オペレーターへ一言残させる。「今日どうだった?」への答えでいい。しんどかった通話でも、理不尽なクレームでも、なんでもいい。応答率の隣に、心のコンディションという欄を一つ足すだけである。

大事なのは、限界の前に、小さく吐き出させる習慣をつくることだ。溜める前に抜く。それだけで、あふれる量は激減する。コールセンターは、ログを残す文化がすでにある現場だ。通話ログの隣に、心のログを一行足す。それだけで、これまでどの数字にも映らなかった状態が、初めて可視化される。たった30秒。だがこの30秒が、成績表には出ない兆しを拾う。

打ち手2:その一行には、必ず「反応」を返す

残させるだけでは意味がない。書かれた一行に、誰かが必ず反応する。「見ているよ」という一言でいい。人は、無視されると心を閉じる。反応があると、もう少し続けようと思える。

沈黙と、たった一言の差は大きい。「あの案件、長引いて大変だったね。よく最後まで対応した」——それだけで、オペレーターは自分が数字ではなく人として見られていると感じる。ただし、大人数のシフトを回すセンターで、SVが一人で全員に毎日返すのは物理的に続かない。ここを仕組みで支えられるかが、分かれ目になる。

打ち手3:目標は「数字」ではなく「対応の質」で握る

稼働率や件数だけで握ると、オペレーターは「こなす機械」になる。「今日も無事にさばいた」で一日が閉じる。それだけでは、やりがいは積み上がらない。

だから、「今週はこれができるようになる」を一緒に決める。「あの難しい問い合わせを一人で完了させる」「怒っている顧客を落ち着かせる一言を身につける」「後輩に一つ引き継ぐ」。小さくていい。できたら、その場で一緒に喜ぶ。数字を追う対象から、成長を実感する主体へ。承認された経験が、この現場にいる理由になる。そしてその積み重ねは、応対品質そのものを底上げする。


まとめ

離職率が下がらないのは、管理が足りないからではない。むしろ、管理する対象を一つ取り違えているからである。応答率も稼働率も、すべて「行動」の指標だ。そこに、ただ一つ足りていないのが、それを生み出す人間の「状態」という指標である。

離職が止まったセンターが、特別なことをしたわけではない。見落としていたKPIを、一つ取り戻しただけである。心のコンディションを、数字と同じ熱量で見る。その一行を、習慣にしただけである。

数字は、人が生み出している。その人の状態を測らずに、数字だけを追っても、やがて数字を作る人がいなくなる。構造を変えれば、人は変わる。現場も変わる。


編集後記

前に、介護や接客の現場で「突然辞める」がなぜ起きるのか、という記事を書きました。根っこにあったのは、現場の声を拾って返す構造がない、という一点でした。コールセンターは、一見すると正反対の現場です。あちらが「そもそも測る文化がない」現場だったのに対し、こちらは数字で徹底的に管理する文化がある。それでも辞めていく。取材を通じてわかったのは、測っているのに測る対象がずれている、という同じ構造でした。業種も、管理の緻密さも違う。それでも、人が辞めていく仕組みは、驚くほど似ています。

私たちがIsmAIを開発した背景には、まさにこの「一番測るべきものが、どの指標にも映らない」という構造への問題意識がありました。人は、限界を超えてから声を上げます。数字が良いうちは、なおさら気づかれない。だからこそ、その手前で拾える仕組みが要る。IsmAIは、管理者や経営者の判断の基準・大切にしている想い・言葉づかいを学習し、オペレーターが毎日残す日報や一言に、24時間フィードバックを返します。愚痴のような一言にも、ちゃんと反応が返る。大人数のシフトでSVが全員に向き合いきれない現場でも、心のケアを仕組みとして回し続けます。

導入してくださったあるセンターの責任者は、こんな話をしてくれました。

「成績は、いつもどおり良かったんです。日報も淡々としていて、見た目には何の問題もなかった。でもIsmAIが『このオペレーター、少し様子が違うかもしれません』とアラートを上げてくれて。翌日そっと声をかけたら、実は数週間、理不尽なクレーム対応が続いて、限界寸前だったんです。ちゃんと話を聞けたら、辞めずに済みました。数字だけ見てたら、絶対に気づけませんでした」

優秀な数字の裏にある兆しに、責任者が先に気づける。これが、仕組みで心のケアを回すということです。目標を言葉にさせ、AIがその成長にフィードバックを返す。その積み重ねで、オペレーターのやりがいが戻り、定着が進み、応対品質が上がっていった——そう話してくれた責任者は、一人ではありません。

「管理者がその場にいなくても、オペレーターが同じ判断軸で対応でき、拾うべき兆しを逃さない現場」。私たちがつくりたいのは、そういう組織です。心のガソリンが切れる前に、誰かが気づいてくれる。その「誰か」を、仕組みとして持てる時代になりました。


※本記事の事例は、取材内容をもとに一部を再構成したものです。


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今年入った、あの期待の新人。まだ辞めるそぶりは見せない。だが、この秋のどこかで、スマホの画面にそっと転職サイトを開いているかもしれない。しかも、御社は何も間違えていない。丁寧に育て、期待もかけてきた。それでも若手は静かに離れていく。理由は、限界でも不満でもない。もっと手前にある。


若手は「爆発」ではなく「見切り」で辞める

介護や接客の現場で起きる離職は、限界を超えて、ある日ぷつんと切れる離職である。溜まった感情が、あふれた瞬間に言葉になる。

だが、入社半年の若手が辞めるとき、多くは爆発しない。彼らは、静かに見切る。「この会社では、自分は伸びない」。そう心のなかで結論を出し、当たり障りなく、円満に去っていく。だから上司には理由が見えない。「うまくやれていたのに、なぜ」となる。

見切りは、突然ではない。入社してからの半年、日々の小さなすれ違いが積み上がった結果である。そして厄介なのは、そのすれ違いの多くが、上司の「悪意」ではなく「善意」から生まれていることだ。

「背中を見て学べ」は、若手には「見られていない」と映る

上司世代の多くは、自分の力で仕事をつかんできた。教わるより、盗んで覚えた。だから「あれこれ言わないのが優しさだ」と信じている。手取り足取りは、かえって相手を子ども扱いすることになる、と。

これは、まぎれもない善意である。だが、受け取る側では反転する。若手には、放っておかれているように映る。「関心を持たれていない」「期待されていない」と感じる。

あるIT企業の役員は、こう振り返る。

「よかれと思って、あえて自由にやらせてたんです。俺もそうやって育ったから。でも辞めた後に人づてで聞いたら、『放置されていると感じた』って言ってたらしくて。こっちは信頼して任せてたつもりが、向こうには無関心に見えてた。同じ行動が、真逆に伝わってたんですよ」

意図と受け取りが、逆立ちする。世代でOSが違えば、同じ「任せる」が、片方では信頼、片方では放置になる。

できて当然、できないと詰める。その無風が、燃料を奪う

若手が動く燃料は、成長の実感である。「自分は前に進んでいる」という手応えが、次の一歩を生む。

だが現場は忙しい。できて当たり前のことに、いちいち反応している暇はない。だから、若手が何かをうまくやっても、無風のまま流れていく。一方で、ミスをしたときだけは、しっかり指摘が入る。

反応が「ダメなときだけ」に偏る。この非対称が、若手からじわじわと燃料を抜いていく。何をやっても手応えがなく、失敗したときだけ声がかかる。この無風のなかでは、「自分はここで伸びているのか」を測れなくなる。成長の実感が消えたとき、若手は静かに未来を計算し始める。

期待もゴールも、言葉にされていない

上司は「見ていればわかるだろう」で期待を伝える。背中で語る。だが若手は、明示されないと動けないのではなく、明示されないと「何を求められているか」がわからない。

ゴールの見えない仕事は、ただ消耗だけが残る。走っていても、どこに向かっているのかわからない。三ヶ月後、半年後に自分がどうなっていればいいのか、その像が共有されていない。だから、頑張りが「正解」に近づいている手応えも持てない。

期待は、察させるものではない。言葉にして、初めて共有される。これも、上司が不親切だからではない。「言わなくても伝わる」を信じてきた世代の、善意の副作用である。

悩みを流せる「斜めの相手」が、社内にいない

かつては、悩みを流す場が自然にあった。同期と飲みに行く。利害のない先輩に愚痴る。喫煙所で、雑談のついでに本音がこぼれる。

だが今、その「横」も「斜め」も痩せ細っている。少人数の職場では同期がいない。リモートや時短が混じれば、雑談の余白も減る。評価者である直属の上司には、弱音を吐けない。「できない奴だと思われる」からだ。

行き場を失った悩みは、社内で分散されない。誰にも相談できないまま、まっすぐ外——転職サイトの検索窓——に向かう。


静かな離職は、理由を残さない

若手が一人、静かに去る。その損失は、辞めた事実だけでは終わらない。

まず、半年かけて育てた投資が、ゼロに戻る。採用にかけた費用、教育に割いた時間、現場が手を止めて教えたぶんの労力。すべてが、いちど白紙になる。

だが、本当に痛いのはその先である。あるメーカーの管理職は、離職の連鎖をこう語った。

「円満に辞めていくから、こっちは本当の理由を聞けないんですよ。『他にやりたいことができまして』って。角が立たないように、きれいに去っていく。だから、何が悪かったのかわからないまま、また次の新人に同じことをやっちゃう。で、その子もまた半年で辞める。三人続けて辞めたとき、ようやく『これは会社側の問題だ』って気づきました」

静かな離職は、理由を残さない。理由が残らないから、組織は学習できない。同じ構造が、同じ善意のまま、次の若手を静かに追い出していく。改善のループが、そもそも回らない。

そして、残った同世代は、それを見ている。「ここは若手が続かない場所だ」。その空気が定着すれば、次の離職の呼び水になる。気づけば「若手が育たない会社」というラベルが貼られ、採用市場での評判にまで響いていく。人の問題は、必ず経営の問題になる。


善意を、伝わる構造に変える

対処は難しくない。必要なのは、若手に寄り添う特別な才能でも、飲みニケーションの復活でもない。「善意が、意図したとおりに伝わる構造」である。今日から試せる打ち手を三つ挙げる。

打ち手1:期待を、最初に「言葉」にする

「見て学べ」をやめる。何を、いつまでに、どうなってほしいのか。それを最初に言葉にして共有する。三ヶ月後、この新人にどうなっていてほしいか。その像を、本人と一緒に言葉にする。

察させない。背中で語らない。ゴールが見えていれば、若手は自分の頑張りが正解に近づいているかを、自分で測れる。走る方向がわかるだけで、同じ仕事の消耗はまるで変わる。任せるなら、任せる範囲と期待を、はっきり言葉にしてから任せる。それは過保護ではない。すれ違いを消す作業である。

打ち手2:できたことにこそ、その場で反応を返す

ミスへの指摘は、すでにできている。足りないのは、できたことへの反応である。

小さな進歩を拾って、その場で一言返す。「その段取り、よくなったな」「昨日より早い」。それだけで、無風だった現場に風が通る。人は、反応がないものを続けられない。反応があるから、次も頑張れる。承認が「ダメなときだけ」に偏っている限り、若手の燃料は減り続ける。

ただし、これを上司一人で、全員に、毎日続けるのは物理的に難しい。よかれと思って始めても、忙しさのなかで最初に削られるのがこの一言である。ここを根性ではなく仕組みで支えられるかが、分かれ目になる。

打ち手3:上司でも同期でもない「斜めの対話」を用意する

評価者である上司には、弱音を吐けない。同期はいない。だったら、その「斜めの相手」を、意図してつくる。

利害のない対話の相手。本音を出しても評価に響かない場所。日々の振り返りを残させ、そこに必ず反応が返ってくる往復をつくる。悩みが小さいうちに、社内で受け止められる。行き場を失った悩みが、転職サイトの検索窓に直行する前に、社内で流れる道をつくっておく。

あるサービス業の経営者は、握り方を変えてからの手応えをこう話した。

「毎日、その日の振り返りを一言書かせるようにしたんです。それに、こっちも必ず一言返す。最初はぎこちなかったけど、続けてたら、だんだん本音が出てくるようになって。『この作業の意味がわからない』とか、前なら絶対言わなかったことを書いてくる。そこで初めて、ああ、こっちの期待が伝わってなかったんだって気づける。辞める前に、軌道修正できるようになりました」


まとめ

御社の期待の新人が、この秋こっそり転職サイトを開くとしたら、それは限界だからでも、不満だからでもない。期待も承認も言葉にならない無風のなかで、「自分はここで伸びる」という未来を、描けなくなったからである。

そして、その原因の多くは、上司の善意にある。任せる。背中で語る。飲みに誘う。どれも間違っていない。ただ、世代のOSが違えば、善意はそのままの形では届かない。

若手を引き留めるのに、特別な才能はいらない。期待を言葉にし、できたことに反応を返し、本音を流せる場をつくる。善意を、伝わる構造に載せ替えるだけである。構造を変えれば、伝わり方が変わる。伝わり方が変われば、人は変わる。


編集後記

以前、介護や接客の現場で「突然辞める」がなぜ起きるのか、という記事を書きました。あれは、感情労働の消耗が限界を超えて、ある日ぷつんと切れる離職の話でした。今回の若手の早期離職は、少し構造が違います。爆発ではなく、静かな見切り。しかも、上司は何ひとつ間違えていない。誰も悪くないのに、人が離れていく。同じ「辞める」でも、真犯人が違うのです。

ただ、根っこをたどると、行き着く先は同じでした。現場の声が、拾われて、返ってこない。善意が、言葉にならないまま、届かない。業種が違っても、切り口が違っても、人が離れていく仕組みは、驚くほど似ています。

私たちがIsmAIを開発した背景には、まさにこの「善意が、意図したとおりに伝わらない」という構造への問題意識がありました。上司は、若手のできたことに反応を返したい。期待も、ちゃんと伝えたい。だが、忙しさのなかで、その一言が最初に削られていく。人手では続かない。だからこそ、仕組みが要る。

IsmAIは、社長や上司の考え方・価値観・言葉づかいを学習し、若手が毎日残す日報や一言に、24時間フィードバックを返します。できたことには、ちゃんと反応が返る。無風だった現場に、風が通る。そして、評価者である上司には言えない本音も、AIが相手なら出しやすい。上司でも同期でもない「斜めの対話」の相手になれる。見過ごせない兆候——見切りの予兆のような声——には、アラートが飛びます。

導入してくださったある経営者さんは、こんな話をしてくれました。

「期待の新人でした。日報も淡々と、いつもどおりに見えた。でもIsmAIが『最近、前向きな言葉が減っています』とアラートを上げてくれて。それとなく話を聞いたら、任せていた仕事の意味がわからないまま、ずっと抱え込んでいたんです。こっちは信頼して任せてたつもりが、本人は放置されてると感じてた。話せたから、辞めずに済みました。あのまま気づかなかったら、たぶん秋には転職サイトを開いてたと思います」

上司がその場で見ていなくても、若手が上司と同じ判断軸で動ける。そして、上司が拾うべき声を、逃さない。私たちがつくりたいのは、そういう組織です。善意が、ちゃんと届く。心の風向きが変わる前に、誰かが気づいてくれる。その「誰か」を、仕組みとして持てる時代になりました。


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会社が、ある規模で止まっている。売上も、社員数も、10年前とそう変わらない。社長は誰よりも働いている。なのに、伸びない。理由は、市場でも、人材でも、資金でもない。社長が、仕事を手放せないことである。そしてそれは、あなたがAIに仕事を任せられるかどうかで、驚くほどはっきり可視化される。


「自分でやったほうが早い」が、会社の成長を止める
任せられない社長には、共通の口癖がある。「自分でやったほうが早い」である。
事実、そのとおりだ。10年やってきた社長は、たいていの仕事を社員より速く、正確にこなす。だから任せると、品質が落ちる。時間もかかる。見ていられず、結局巻き取る。この判断は、その一件だけ見れば正しい。
だが、正しい判断の積み重ねが、会社を止める。社長がプレイヤーであり続ける限り、会社の生産量は「社長一人の時間」が上限になる。どれだけ優秀でも、一日は24時間しかない。社長の能力が高いほど、その天井は「高い位置で固定」される。優秀な社長ほど成長が止まるのは、この逆説のせいである。
手放せないのは、性格ではなく「判断基準が言語化されていない」から
なぜ任せられないのか。多くの社長は「自分が心配性だから」「いい人材がいないから」と考える。だが、原因はそこではない。
社長の頭の中には、膨大な判断基準がある。この客にはこう対応する。この見積もりは受けない。この場面ではここを見る。だが、その基準のほとんどは、言語化されていない。社長本人の中に、暗黙知として溜まっているだけだ。
だから任せられない。基準が言葉になっていないものは、渡しようがない。社員は「社長ならどう考えるか」を推測するしかなく、外す。外すから、社長が巻き取る。任せられないのは信頼の問題ではない。判断基準が、社長の頭の中から出ていないという構造の問題である。
「任せる」の練習相手が、これまでいなかった
任せるには技術がいる。何を、どこまで、どういう基準で渡すか。これは経験でしか磨かれない。だが多くの社長は、この練習をする相手がいなかった。
社員に任せる練習は、コストが高い。失敗されれば顧客に迷惑がかかる。教える時間もない。だから「任せて、育てて、外して、また巻き取る」というサイクルを回しきれないまま、「やっぱり自分で」に戻る。任せる筋力が、鍛えられないまま来てしまった。手放せないのは、手放す練習の場が、これまで存在しなかったからでもある。


手放せない社長が、最後に失うもの
このまま社長がプレイヤーであり続けると、何が起きるか。
まず、社員が育たない。任されない社員は、自分で判断する経験を積めない。指示待ちになる。指示待ちが増えるほど、社長はさらに忙しくなる。「任せられないから忙しい、忙しいから任せられない」の無限ループに入る。
次に、社員のやりがいが失われる。人は、任され、信頼されることで成長を実感する。判断を取り上げられ続ける職場に、優秀な人材は残らない。任せない組織は、皮肉にも「任せられる人材」から先に去っていく。
そして最も深刻なのは、社長自身が会社の「ボトルネック」になることである。すべての判断が社長を経由する。社長が動かなければ、何も決まらない。社長が倒れれば、会社も止まる。会社の成長曲線は、社長一人の処理能力という一点で、頭を打つ。
10年が経つ。社長は10年分、優秀になった。だが会社は、10年前と同じ場所にいる。社長が優秀になった分だけ、皮肉にも会社は社長に依存を深めていた。成長しなかったのではない。社長という天井に、ずっと頭を打ち続けていたのである。


「任せる」を、今日から取り戻す
手放すには、順番がある。いきなり全部を渡すのではない。任せる筋力を、段階的に鍛える。今日から試せる打ち手を三つ挙げる。
打ち手1:判断の「基準」を、一件ずつ言葉にする
任せる前に、まず自分の判断を言語化する。何かを決めたとき、「なぜそう決めたか」を一行でいい、書き出す。「この案件を受けたのは、リピートが見込めるから」「この見積もりを断ったのは、値引き前提の客は続かないから」。
これを続けると、頭の中の暗黙知が、渡せる形になっていく。任せるとは、作業を渡すことではない。判断基準を渡すことである。基準さえ共有できれば、社員は「社長ならどうするか」を推測しなくてよくなる。
打ち手2:小さく、失敗できる範囲で任せる
いきなり重要顧客を任せない。失敗しても致命傷にならない仕事から渡す。そして、渡したら口を出さない。結果を見て、基準とのズレだけをフィードバックする。
大事なのは、社長が「任せる練習」をすることだ。任せる技術は、任せることでしか身につかない。小さく渡し、ズレを直し、また渡す。このサイクルを回すほど、渡せる範囲は広がっていく。最初は歯がゆい。その歯がゆさを超えた先にしか、自由な時間はない。
打ち手3:AIを「任せる練習台」にする
人に任せるのはコストが高い。失敗が顧客に及ぶ。だが、AIになら、ノーリスクで任せる練習ができる。
自分の判断基準をAIに教え、「この案件、どう対応する?」と問う。AIが自分と違う答えを出したら、基準がまだ言葉になっていない証拠だ。「そうじゃない、うちはこう考える」と、その場で教える。この往復が、頭の中の暗黙知を、驚くほど速く言語化してくれる。しかも相手はAIだから、何度外しても誰にも迷惑がかからない。
AIに任せられるようになった基準は、そのまま社員にも渡せる。AIは、社長にとって最も安全な「任せるの練習台」である。手放す筋力は、ここで鍛えられる。


まとめ
会社が10年成長しなかった理由は、市場でも人材でもない。社長が、判断を手放せなかったこと。ただそれだけである。だが裏を返せば、手放す技術さえ身につければ、会社の天井は、社長一人の処理能力から解き放たれる。
任せられない社長は、能力が低いのではない。むしろ逆だ。優秀すぎて、自分でやったほうが早いから、手放せない。だからこそ、最初の一歩は「任せる練習」から始める。相手は、失敗しても誰も傷つかないAIでいい。AIに任せられた基準は、やがて人に任せられる基準になる。
会社の成長は、社長が何をやるかでは決まらない。社長が何を手放せるかで決まる。構造を変えれば、会社は伸びる。


編集後記
これまで、介護や接客、物流の現場で「現場の声が経営に届かない」構造について書いてきました。今回は、その裏側の話です。声が届かないのと同じくらい、経営者が「手放せない」ことも、会社を止めます。現場に権限が降りてこないから、声も上がってこない。実は、同じ構造の表と裏なのです。
私たちがIsmAIを開発した背景には、この「社長の判断が、社長の中に閉じている」という問題意識がありました。優秀な社長ほど、頭の中に膨大な判断基準を持っています。でも、それが言葉になっていない。だから、社員はいつまでも「社長ならどう考えるか」を推測し続け、社長はいつまでも巻き取り続ける。この往復が、会社の時間を溶かしていきます。
IsmAIは、社長の考え方・価値観・判断の基準・言葉づかいを学習し、社員が毎日書く日報に、社長の代わりにフィードバックを返します。社長がその場にいなくても、社員は「社長ならこう考える」という基準に、毎日触れられる。推測ではなく、共有された基準で動けるようになる。手放すために必要だった「判断基準の言語化」を、日々の対話の中で、自然と進めていく仕組みです。
導入してくださったある社長さんは、こんな話をしてくれました。
「最初は、自分の頭の中をAIに教えるなんて面倒だと思ってたんです。でもやってみたら、逆でした。AIに『なんでそう判断するんですか』と返されるたびに、自分でも言葉にできてなかった基準が、どんどんはっきりしてきて。気づいたら、社員に説明するのもうまくなってました。任せられなかったのは、社員のせいじゃなくて、自分が言葉にできてなかっただけだったんですね」
「社長がいなくても、社員が社長と同じ基準で判断できる組織」。私たちがつくりたいのは、そういう会社です。手放すことは、諦めることではありません。社長の判断を、組織全体に行き渡らせることです。10年、頭を打ち続けた天井は、手放した瞬間に、消えてなくなります。

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「AIに社員として働いてもらう」を、実際にやってみる方法

ChatGPTに「あなたはうちの営業担当です」と打ち込んでも、それだけでは"社員"にはなりません。指示したその場では役になりきってくれますが、画面を閉じれば全部忘れる。翌日また一から説明し直し——これでは、便利な相談相手ではあっても、一緒に働く仲間にはなりません。

では、どうすれば「昨日の続きから働いてくれるAI」を作れるのか。今回は、私たちが実際にやっている作り方を、できるだけかみ砕いて紹介します。プログラマーでなくても、要点さえ押さえれば始められます。

使う道具は「Claude Code」

土台になるのは、Anthropic社が出している Claude Code というツールです。ブラウザのチャットと違い、パソコンの中のファイルを自分で読んだり書いたりできるのが特徴です。この「ファイルを触れる」という一点が、AIを"社員化"できるかどうかの分かれ目になります。

導入はそれほど身構えなくて大丈夫です。手順は公式ドキュメント(https://docs.claude.com/en/docs/claude-code/overview )にまとまっていて、環境づくり自体は短時間で終わります。難しいのはこの先、「どう育てるか」のほうです。

いちばんの肝は「AIは毎回、記憶を失う」という前提

AIを社員にするうえで、最初に腹落ちさせておきたいのがこれです。AIは、会話が終わるたびに記憶がリセットされます。 人間の新入社員なら、昨日教えたことを覚えていますが、AIは覚えていません。

だから発想を逆にします。AIの頭の中に覚えさせようとするのではなく、大事なことは全部「ファイル」に書いて外に置いておく。 そして起動のたびに、それを読ませる。人格も、ルールも、昨日までの経緯も、ファイルにしておけば毎回引き継げます。ここが設計の中心です。

以下、実際の作り方を順番に見ていきます。

1. 「その子が誰なのか」をファイルに書く

まず、AIに与える人格をファイルに書き出します。Claude Codeには、起動時に自動で読み込む CLAUDE.md という設定ファイルがあります(/init で雛形を作り、/memory で編集できます)。

ここに、名前・担当業務・口調・守ってほしいルールを書いておきます。「あなたは○○という名前の営業アシスタント。丁寧語で話す。数字は必ず根拠とセットで出す」——こうした"着任時の指示書"を用意するイメージです。CLAUDE.mdの内容はセッションをまたいで残るので、毎回この人格で立ち上がってくれます。

2. 「昨日までの経緯」を引き継がせる

次に、記憶の仕組みです。前述のとおりAIは会話を忘れるので、作業のたびに「今日やったこと・次にやること」をメモとしてファイルに残させます。 業務日報のようなものです。

そして翌日、そのメモを読ませてから仕事を始める。これだけで「昨日の続きからお願い」が成立します。地味ですが、ここを仕組みにできているかどうかで、使い勝手がまったく変わります。

3. 「仕事場」を分ける

AI社員を複数持つなら、担当ごとに専用フォルダを用意して、作業場所を分けます。分けないと、営業担当のつもりのAIが、関係のない経理用ファイルまで勝手に書き換え始める、といった事故が起きます。

人間でも、担当領域と権限を決めずに全員が全ファイルを触れる状態は危ういですよね。それと同じで、「この子が触っていいのはここまで」を最初に決めておく のが安全です。

4. 決まった作業は「ワンコマンド化」する

毎朝の立ち上げ、日報の記録、定例レポートの作成——こうした繰り返しの作業は、毎回長い指示を打つのではなく、あらかじめ手順を登録して一発で呼び出せるようにできます。

Claude Codeでは、.claude/commands/ フォルダに手順を書いたファイルを置くと、/コマンド名 で呼び出せるようになります。要は、よく使う指示に"ショートカット"を作っておく、ということです。作業のたびの手間が減り、やり方もブレなくなります。

5. 1体からチームへ

ここまでできたら、役割ごとにAI社員を増やしていきます。ポイントは、1体に全部やらせないこと。 企画・執筆・チェックを1体に丸投げするより、それぞれ得意な役に分けたほうが、結果の質が上がります。

そしてもう一つ。全員で同時に相談させるのではなく、順番に渡していく(非同期で回す) のがおすすめです。同時に議論させると「まあ、いいか」と互いに妥協が入りますが、一人ずつ全力を出させて、それを次に渡すほうが、各工程がしっかり仕上がります。人間は、その全体の流れを決めて最終判断をする"編集長"の位置に立てば十分です。

つまずきやすいポイント

最後に、始めた人がハマりがちな点を挙げておきます。

  • 1体に何でも頼む → 役割を分ける。得意なことを、得意な子に。

  • 記録を仕組みにしない → 記憶は必ずファイルに。「覚えておいてね」は通じません。

  • 仕事場を分けない → 担当外を触らせない。フォルダと権限を先に決める。

  • いきなり大人数から始める → まず1体をちゃんと動かしてから増やす。

  • 見た目から入る → 名前やアイコンより先に「何を任せるか(役割)」。ここが決まっていないと、ただのアバターで終わります。

※ツールの仕様は更新されることがあります。

まとめ

AI社員づくりは、特別な才能より「段取り」の話です。人格をファイルに書く、経緯を記録して引き継ぐ、仕事場を分ける、定型をショートカット化する、そして1体ずつ増やす。この順番で組んでいけば、"その場限りのAI"ではなく、"昨日の続きから働いてくれる仲間"になっていきます。

私たちは中小企業さんのAI活用を支援していますが、大事なのは作り込みそのものより、「何を任せて、どう回すか」を決めることだと感じています。まずは小さな仕事を1つ、任せてみるところから始めてみてください。

編集後記

この記事に書いた「記憶をファイルに外置きする」という発想は、もとをたどれば、遠回りして身につけたものです。

AIに社員として働いてもらおうとした最初のころ、私たちも同じ失敗をしました。優秀なAIを立ち上げて、あれこれ教え込む。その日はよく働いてくれる。でも翌日には、昨日の会話ごと、きれいに忘れている。教えるたびにリセットされる相手に、どうやって「うちのやり方」を根付かせればいいのか。しばらく、そこで立ち止まっていました。

行き着いた答えが、本文の通りです。覚えさせるのではなく、大事なことは全部外に書き出して、毎回読ませる。人格も、ルールも、昨日までの経緯も、ファイルにしておけば引き継げる。当たり前のようでいて、これが腹落ちすると、AIとの付き合い方がまるで変わります。

私たちがIsmAI(イズムAI)を開発した背景にも、この問題意識があります。会社にとっていちばん引き継ぎたいのは、たいてい社長の頭の中にあります。判断の基準、大事にしている価値観、言葉の選び方。それらは、社長がいなくなった瞬間に消えてしまう。だからこそ、社長の思想や口調をAIに学習させ、社員が毎日書く日報へのフィードバックという日々の対話を通じて、組織に残していく。「社長がその場にいなくても、社員が社長と同じ判断ができる」——そういう状態を、仕組みとしてつくりたいと考えています。

記憶を外に置く、というこの記事の話は、じつは一人のAIを育てる工夫にとどまりません。会社そのものを、属人性から解き放つ話でもあります。今日タダで消えていく現場の判断を、明日の資産に変えられるか。そこにこだわって、私たちは現場に通っています。

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ベテランの主任保育士が、園を去った。送別会は、温かく終わった。だが翌週から、園の空気が、少しずつおかしくなった。新人が迷い、保護者がどこか不安げになり、園長は言葉にできない違和感を抱えた。辞めたのは、一人の保育士だった。だが園から消えたのは、一人分では、なかった。


辞めたのは一人。だが、消えたのは一人分ではない

退職届は、一人分の欠員として処理される。求人を出し、一人採用すれば、頭数は戻る。だが、戻らないものがある。その人が長い年月をかけて園に染み込ませていた「らしさ」である。それは引き継ぎ書には書かれない。だから、辞めて初めて、何が失われたかが分かる。

ある認可保育園の園長は、こう振り返る。

「あの主任がいたときは、何も心配してなかったんです。新人が困ってたら、いつのまにか隣にいて。保護者がピリついてたら、さっと間に入って。ケンカした子への声のかけ方、行事のときの段取り、園全体の空気の作り方——全部、あの人がやってくれてた。辞めて一ヶ月して気づいたんです。うちの園の『こういうときはこうする』って、全部あの人の頭の中にあったんだって。マニュアルには、どこにも書いてなかった」

消えたのは、労働力ではない。園が大切にしてきた判断の基準、その全部が、一人の頭とともに出ていったのである。

園の「らしさ」は、あの人の背中に宿っていた

どの園にも、理念がある。壁に貼られた言葉、パンフレットに書かれた方針。だが、本当の理念は、そこにはない。日々の現場で、ベテランがどう動くか。その背中の中に宿っている。

泣いている子に、どう寄り添うか。保護者のクレームを、どう受け止めるか。行事で何を大切にするか。それらは言葉になっていない。「あの人ならこうする」という手本として、現場に存在していただけである。だから、その人が消えれば、手本ごと消える。理念が属人化していたことに、失って初めて気づく。これは誰かの怠慢ではない。理念を言葉にして残す構造が、なかったことの帰結である。

いちばん理念を体現する人ほど、先に燃え尽きる

保育は、感情を支える仕事である。子どもに、その保護者に、常に穏やかで、笑顔でいることを求められる。理不尽をぶつけられても、受け止める。不安な子に、根気強く寄り添う。この消耗は、記録には残らない。

そして、いちばん園の理念を体現している人ほど、いちばん多くを背負う。丁寧な人ほど、気が回る人ほど、頼られる。新人のフォローも、保護者対応も、難しい場面も、その人に集まる。心のガソリンは、静かに減っていく。だが、子どものバイタルは毎日測っても、先生の心のバイタルは、誰も測らない。見えないものは、放置される。気づいたときには、いちばん失いたくない人が、辞表を出した後である。

「見て覚えて」では、判断の基準は継がれない

保育の継承は、多くが「見て覚える」で成り立っている。先輩の動きを見て、真似て、身につける。だが、この方法で継げるのは「行動」だけだ。その裏にある「なぜそうするのか」という判断の基準は、継がれない。

子どもを叱らずに待つ。その行動は真似できる。だが「なぜここでは待つのか」という理念は、言葉にされないかぎり伝わらない。だから新人は、形だけを真似て、応用が効かない。ベテランが去れば、基準を持つ人がいなくなり、園はそれぞれの自己流に散らばっていく。「うちの園らしさ」を判断できる人が、いなくなる。


一人が抜けた穴から、園の質が漏れていく

主任が一人辞める。その穴は、思っている以上に深い。

別の園の園長は、離職の連鎖をこう語った。

「ベテランが一人抜けたら、その人がやってた仕事が、残ったみんなに散らばったんです。新人の面倒も、保護者対応も。みんな余裕がなくなって、ピリピリして。そうすると今度は、その空気に耐えられなくなった若手が辞める。保育の質にムラが出て、保護者からの見る目も変わってきて。気づいたら一年で、中堅とベテランが立て続けに抜けてました」

まず、保育の質にムラが出る。判断の基準を持つ人が減り、対応が人によってバラつく。同じ場面でも、先生によって言うことが違う。子どもも、保護者も、戸惑う。

次に、残った先生に負荷が集中する。その疲弊が、次の離職を呼ぶ。離職が離職を呼ぶ構造は、ここでも同じだ。

そして最も深刻なのは、保護者からの信頼が揺らぐことである。保育の質は、そのまま園の評判になる。「あの園、最近変わったよね」——その一言が広がれば、入園希望は減り、優秀な人材も集まりにくくなる。人の問題は、必ず質の問題になり、園の経営の問題になる。

気づけば園長は、欠員の穴埋めと保護者対応に追われるだけの毎日になる。本来やるべき人材育成も、理念の浸透も、止まる。園が最も大切にしてきたものから、順に薄れていく。


理念を、あの人の頭から園の真ん中へ移す

対処は難しくない。必要なのは、カリスマでも、分厚いマニュアルでもない。「理念が、一人の頭ではなく、園に宿る構造」である。今日から試せる打ち手を三つ挙げる。

打ち手1:園の「らしさ」を、日々の一言で言葉にする

保育には、日誌や連絡帳を書く文化がすでにある。そこに、ほんの一行を足す。「今日、園が大切にしていることを、どこで実践できたか」「迷った場面と、どう判断したか」。行動の記録ではなく、判断の言葉を残させる。

問いが変われば、答えが変わる。作業の報告ではなく、その人が何を大切に動いたかが、言葉になって表に出てくる。頭の中にあった基準が、少しずつ園の共有財産に変わっていく。溜め込む前に、言葉にして外に出す。それだけで、失われるはずだったものが残り始める。

打ち手2:その一言に、園長の「判断の基準」で反応を返す

書かせるだけでは意味がない。書かれた一行に、園長や主任が必ず反応する。ただ褒めるのではない。「その場面で待ったのは、正解。うちはそこを大事にしている」——判断の理由ごと、言葉にして返す。

これが、理念を伝えるということである。一人ひとりの現場の迷いに、園長の基準で答える。その往復のなかで、「うちの園ならこう考える」が、全員に染み込んでいく。同時に、書いた人は「自分は見てもらえている」と感じる。感情労働の消耗も、ここで少し和らぐ。ただし、全員の日誌に園長が一人で毎日返し続けるのは、現実には続かない。ここを仕組みで支えられるかが、分かれ目になる。

打ち手3:いちばん体現している人の心を、いちばん先に見る

園の理念をいちばん背負っている人ほど、いちばん静かに消耗する。だから、その人の心のバイタルを、真っ先に見る。「最近どう?」の一言でいい。日々の記録に滲む変化を、見逃さない。

丁寧な人、気が回る人、頼られる人。その人が「少し疲れた」と漏らしたとき、それは限界の直前かもしれない。子どもの様子を見るのと同じ目で、先生の様子も見る。いちばん失いたくない人を、いちばん先に守る。それが、園の理念そのものを守ることになる。


まとめ

保育の離職は、先生の優しさが足りないからでも、給料が安いからでもない。園の理念と判断の基準が、言葉にされず、一人の頭の中だけに宿っていたことが原因である。逆に言えば、その基準さえ日々言葉にして共有できれば、誰が辞めても、園の「らしさ」は残る。

冒頭の園から消えたのは、一人の保育士ではなかった。言葉にされないまま、その人の背中だけに宿っていた、園の理念そのものだった。だが、理念が毎日おろされ、返される構造があれば、それは一人の頭を出て、園の真ん中に宿る。そうなれば、誰かが去っても、園から消えるものは、もうない。

理念は、あの人の頭の中にあるかぎり、いつか消える。園の真ん中に置けたとき、初めて残る。構造を変えれば、人は変わる。園も変わる。


編集後記

以前、接客業や介護、運送の現場で「突然辞める」がなぜ起きるのか、という記事を書きました。根っこにあったのは、現場の声を拾って返す構造がない、という一点でした。今回、保育の現場を取材して見えてきたのは、それと地続きの、もう一つの問題です。辞めていくのがベテランのとき、消えるのは「人手」だけではありません。その人の頭の中にしかなかった「園のらしさ」——理念そのものが、一緒に出ていってしまうのです。声が届かない構造は、人だけでなく、理念まで逃がしてしまう。業種は違っても、根っこはいつも同じでした。

私たちがIsmAIを開発した背景には、この「大切なものが、一人の頭の中だけにある」という構造への問題意識がありました。理念は、壁に貼っただけでは浸透しません。日々の現場の迷いに、園長の基準で答え続けたときに、初めて全員に染み込んでいく。だが、園長は忙しい。全員の日誌に毎日目を通し、判断の理由まで添えて返すのは、現実には難しい。だからこそ、仕組みが要る。

IsmAIは、園長や経営者の理念・価値観・言葉づかいを学習し、先生たちが毎日書く日誌や一言に、24時間フィードバックを返します。「その場面で待ったのは、うちが大事にしていること」——園長ならこう返すだろう、という言葉が、日々おろされていく。理念が、一人の頭を出て、園の共有財産に変わっていきます。そして、見過ごせない兆候——いちばん理念を体現している人の、静かな消耗のサイン——には、アラートが飛びます。

導入してくださったある園長さんは、こんな話をしてくれました。

「ずっと園を支えてくれてる、頼りになる先生でした。日誌も、いつもどおり丁寧で。でもIsmAIが『この先生、少し様子が違うかもしれません』とアラートを上げてくれて。声をかけたら、実は一人で抱えすぎていたんです。ちゃんと話を聞けたら、辞めずに続けてくれました。あのまま気づかなかったら、うちはまた、大切なものを失うところでした」

いちばん失いたくない人が辞める前に、園長が動ける。そして、その人が背負っていた理念が、毎日の対話を通じて、園全体に残っていく。これが、仕組みで理念を回すということです。

「園長がその場にいなくても、先生たちが園と同じ想いで判断できる園」。私たちがつくりたいのは、そういう組織です。大切なものを、一人の頭の中に人質に取らせない。それを、仕組みとして持てる時代になりました。

運行日報には、毎日「異常なし」とだけ書かれていた。渋滞も、遅延も、体調の乱れも、何もない。手のかからない、優秀なドライバーだと思っていた。だが、ある月曜の朝、彼は来なかった。電話も、つながらない。「異常なし」の三文字の裏で、いったい何が積み上がっていたのか。


「異常なし」は、報告ではなく、諦めである

運行日報は、その日の最後のページである。だが、そこに本音が乗るとはかぎらない。むしろ、何も書かれないことのほうが多い。「異常なし」。この三文字は、順調の証ではない。「書いても、何も変わらない」と学習した人間の、静かな諦めである。

ある運送会社の配車担当は、こう振り返る。

「あいつ、日報はいつも『異常なし』で一行。真面目で、無事故で、手がかからなくて。でも今思えば、それが逆にサインだったんです。前は『今日の客先、対応きつかったっす』とか一言あったのに、いつからか、ぱたっと途絶えて。LINEの返事もスタンプだけになって。忙しくて、まあ大丈夫だろうって流してた。二週間くらいして、朝、来なかったんですよ」

サインは、消えていたのではない。「異常なし」という形で、ずっと出ていた。ただ、その沈黙を異変として拾う仕組みが、なかっただけである。

運転席は、社内でいちばん孤独な職場である

工場には、隣に人がいる。事務所には、雑談がある。だがドライバーの職場は、運転席だ。一日の大半を、誰とも話さずに過ごす。理不尽な客先に頭を下げても、渋滞で予定が崩れても、その場に、共有できる相手がいない。

飲み込むしかない。愚痴をこぼす同僚も、目の前にいない。感情のはけ口がないまま、また次の現場へ向かう。この「話す相手がいない」構造が、静かに人を削っていく。孤独は、性格の問題ではない。働き方の構造そのものである。

すれ違い勤務が、異変を見える人を消す

長距離、夜間、早朝。運送の勤務はバラバラだ。同じ会社にいても、顔を合わせる機会がほとんどない。出庫と帰庫が入れ違い、点呼で数十秒言葉を交わすだけ、という日も珍しくない。

だから、変化に気づく人がいない。表情が曇っていても、声にハリがなくなっていても、それを見る目が、そもそも現場にない。オフィス勤務なら誰かが「最近元気ないね」と気づく。だがドライバーは、その「誰か」の視界に入らない。異変は、見えないまま進行する。

「無事故・無違反」だけを測ると、心は測られない

運送業の評価は、事故と違反と件数で決まりやすい。それは安全のために欠かせない。だが、そこには「心の状態」を測る目盛りがない。

トラックの点検はする。タイヤの空気圧も、オイルも、毎日見る。だが、運転する人間の心のバイタルは、誰も測らない。車体のコンディションは記録に残り、人のコンディションは記録に残らない。見えないものは、放置される。心のガソリンが切れかけていても、気づかれない。気づいたときには、もう運転席は空いている。


一台が止まると、売上も一緒に止まる

ドライバーが一人辞める。その穴は、他の職種より、はるかに直接的に効く。

ある運送会社の社長は、離職の連鎖をこう語った。

「一人抜けたら、その日から車が一台、動かないんです。荷主との約束は待ってくれない。だから残ったドライバーに、長距離や連勤を頼むしかない。みんな疲れて、ピリピリして。そうすると今度は、その空気に耐えられなくなった別のやつが辞める。募集をかけても、そもそもドライバーは応募が来ない。気づいたら、半年で三人抜けて、受けられる荷物まで断る羽目になってました」

まず、車が止まれば、売上が止まる。運べなければ、運賃は入らない。人の欠員が、そのまま稼働の欠員になる。

次に、残ったドライバーに負荷が集中する。長距離が増え、休みが削られ、その疲弊が次の離職を呼ぶ。離職が離職を呼ぶ構造は、ここでも同じだ。

そして最も怖いのは、疲弊が事故に直結することである。運送の現場では、心の消耗が、そのまま命の危険になる。人の問題は、必ず安全の問題になり、荷主の信頼の問題になる。ドライバー不足がいよいよ深刻になった今、一人の離職の重みは、以前とは比べものにならない。

気づけば社長や配車担当は、穴の空いたシフトの埋め合わせに追われるだけの毎日になる。本来やるべき採用の設計も、現場づくりも、後回しになり続ける。


「異常なし」の裏を、聞こえるようにする

対処は難しくない。必要なのは、根性でも、まめな声かけの努力でもない。「一人の運転席から、声が降りてくる構造」である。今日から試せる打ち手を三つ挙げる。

打ち手1:日報から「異常なし」を消す

「異常なし」と書けなくする。代わりに、主観を一行だけ残させる。「今日、いちばんしんどかった瞬間は?」「一つだけ言いたいことは?」——事実の報告ではなく、心の一言を求める。

孤独な運転席から、たった一行、気持ちを降ろさせる。愚痴でも、独り言でもいい。大事なのは、限界の前に、小さく吐き出させる習慣をつくることである。溜める前に抜く。それだけで、あふれる量は激減する。運送には、もともと日報を書く文化がある。その一行を変えるだけでいい。

打ち手2:その一行に、必ず「反応」を返す

書かせるだけでは、また「異常なし」に戻る。書いた一言に、誰かが必ず反応する。「その客先、確かにきついよな。よく運んだ」——それだけでいい。人は、無視されると心を閉じる。反応があると、もう少し書いてみようと思える。

沈黙と、たった一言の差は大きい。返ってくるとわかっているから、また書く。書き続けるから、次の異変にも早く気づける。ただし、すれ違い勤務の全ドライバーに、配車担当が一人で毎日返し続けるのは、物理的に続かない。ここを仕組みで支えられるかが、分かれ目になる。

打ち手3:一人で走らせても、一人にはしない

孤独は、物理的な距離の問題ではない。「誰も自分を見ていない」という感覚の問題である。だから、距離は変えられなくても、感覚は変えられる。

毎日の一行に、反応が返る。小さな頑張りに、名前を呼んで礼を言う。「先週の長距離、助かった。ありがとう」。それだけで、運転席の孤独は薄まる。一人で走っていても、一人ではない。その感覚が、辞める理由を一つ、確実に消す。見られている実感は、この会社にいる理由になる。


まとめ

運送の離職は、ドライバーの根性が足りないからでも、給料が安いからでもない。一人きりの運転席で積み上がっていく声を、誰も見ていないことが原因である。逆に言えば、その声さえ拾えれば、辞める前に手を打てる。

冒頭の彼の日報は、毎日「異常なし」だった。だが、異常は、ずっとあった。書ける場所と、返ってくる相手が、なかっただけである。「異常なし」の裏側にこそ、拾うべき声がある。

一人で走る仕事は、放っておけば、一人で辞めていく。だが、声が降りてくる構造さえあれば、人は変わる。現場も変わる。構造を変えれば、人は変わる。


編集後記

以前、接客業や介護の現場で「突然辞める」がなぜ起きるのか、という記事を書きました。根っこにあったのは、現場の声を拾って返す構造がない、という一点でした。運送の現場を取材して、驚いたのは、それがまったく同じ構造だったことです。ただ、運送にはもう一つ厳しい条件がありました。「一人きりで、誰の視界にも入らない」という孤独です。業種が違っても、人が辞けていく仕組みはよく似ています。そして運送では、その仕組みが、いちばん見えにくい場所で回っていました。

私たちがIsmAIを開発した背景には、まさにこの「気づいたときには手遅れ」という構造への問題意識がありました。人は、限界を超えてから声を上げます。だからこそ、その手前で拾える仕組みが要る。IsmAIは、社長や配車責任者の考え方・判断の基準・言葉づかいを学習し、ドライバーが毎日残す日報や一言に、24時間フィードバックを返します。「異常なし」としか書けなかった運転席からの一行にも、ちゃんと反応が返る。すれ違い勤務で顔を合わせられなくても、非同期で声を拾い続けます。

導入してくださったある運送会社の社長さんは、こんな話をしてくれました。

「無事故で、真面目で、何も問題ないドライバーでした。日報も、いつもどおり淡々と。でもIsmAIが『このドライバー、少し様子が違うかもしれません』とアラートを上げてくれて。次の帰庫のとき、それとなく声をかけたら、実は取引先の担当者との関係で、ずっと一人で抱え込んでたんです。ちゃんと話を聞けたら、辞めずに済みました。あのまま気づかなかったら、たぶん、ある朝いなくなってました」

ある朝いなくなる前に、社長が動ける。これが、仕組みで心のケアを回すということです。日々の一行に反応が返り、小さな頑張りに礼が返る。その積み重ねで、孤独な運転席が「一人ではない場所」に変わっていった——そう話してくれた社長さんは、一人ではありません。

「配車担当がその場にいなくても、ドライバーが同じ想いで判断でき、いなくなる前のサインを逃さない現場」。私たちがつくりたいのは、そういう組織です。心のガソリンが切れる前に、誰かが気づいてくれる。その「誰か」を、仕組みとして持てる時代になりました。

今月は、

・ガールズバーのキャストが「自分で目標を考えるようになった」

・夏の経営点検:月次チェックで会社の異変を早期発見& 人手不足に備えるAI・省力化の業務棚卸

についてお届けします。 

 

~~~~目次~~~~

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【経営・財務】夏の経営点検:月次チェックで会社の異変を早期発見

 今年ここまでの数字を振り返り、今後3〜6か月の打ち手を決める。社長が毎月見るべき5つの数字と7月の経営チェックリスト。

【公募情報】直近の補助金公募情報・〆切カレンダー

 省力化投資補助金・デジタル化・AI導入補助金・小規模事業者持続化補助金など、直近の締切をまとめてチェック。

【人事・労務】中小企業が始めるAI・省力化の業務棚卸

 「人を増やす」以外の解決策を。減らせる業務の棚卸しと、7月からはじめる3ステップ。

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■ 現場の細かい状況を把握できていない

■ 現場の生の情報をもっと自社の強みに活かしたい

■ 現場の生の情報を新ネタ、新商品開発に活かしたい

■ 自社の強みをさらに強くしたい

■ 社員の課題、悩みを早く察知したい

■ 目標を持たせて社員の成長に活かしたい

■ 理念を浸透させたい

さらに、こんな「見えない損失」にも心当たりはありませんか?

■ 優れた戦略やプロダクトを作っても、すぐに競合に模倣されてしまう

■ 理念を掲げているが、現場では「壁紙」状態で、判断基準になっていない

■ 部署間のセクショナリズムや指示待ち人間が多く、意思決定が遅すぎる

■ 営業がテレアポを嫌がり、新規開拓のPDCAが止まっている

ハーバード・ビジネス・スクールの調査では、「強い文化を持つ企業」は11年間で純利益を756%伸ばしたのに対し、文化を軽視した企業はわずか1%の成長に留まったという衝撃の結果が出ています。その差は、実に756倍。

この圧倒的な格差を生む正体は、システムではなく「組織のOS(文化)」にあります。

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■「756倍の成長」を仕組み化:データで理念浸透度を可視化し、組織の病巣を特定。

■社員の成長と自律を後押し:課題・悩みの兆候を早期察知し、目標設定を支援。社員が「経営者の分身」として動く分散型組織へ。

─◇─◇─ 導入事例:ある経営者の悩みは、業種を問わない ─◇─◇─

先日、ガールズバーを経営するオーナーから ism AI を導入したいとご連絡をいただきました。導入の理由は、シンプルでした。

「キャストに目標を持たせたい。1日の終わりに報告させて、それに対してフィードバックしてあげたい。そして、みんながどんな目標を立てているかをデータとして把握しておきたい」

業種は水商売ですが、やっていることは、どの会社の経営者も頭を悩ませる「現場スタッフの育成と動機づけ」です。ism AI は、現場スタッフが書いた日報や報告をAIが読み込み、個別にフィードバックを返したり、経営者に傾向を見せたりします。

他にも、こんな声をいただいています。

■「報告の内容が深くなった」

■「スタッフが自分で考えるようになった」

■「現場から新しいビジネスのネタが出てきた」

共通しているのは、日報が"提出するだけのもの"から"考えるきっかけ"に変わった、ということです。現場スタッフとのコミュニケーションに課題を感じている方は、一度、デモ版をお試しください。

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単純作業をAIが完遂:自然な対話が可能なAIが、受付突破から取次依頼までを代行。営業マンは「価値ある商談」だけに集中できる文化を作ります。

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【経営・財務】

 夏の経営点検:月次チェックで会社の異変を早期発見

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「売上はあるのにお金が残らない」「忙しいのに利益が出ていない」「人を採りたいが、本当に払えるか不安」

こうした悩みは、月次の数字を見ることで早めに兆候をつかめます。7月は、決算期に拘らず今年ここまでの数字進捗を振り返り、今後3〜6か月の見通しを確認→打ち手を決めるきっかけにしましょう。

▽▲▽▲▽社長が毎月見るべき5つの数字▲▽▲▽▲

■①売上(項目の意味:成果の総量)

 └ 社長が見るべきポイント:前年同月や計画と比べて、増減の推移はどうか?

 └ 早めに打てる具体策:営業活動の強化/販促施策の調整/既存顧客フォローの再考

■②粗利率(項目の意味:利益の源泉)

 └ 社長が見るべきポイント:仕入高騰や値引きで、利益率が落ちていないか?

 └ 早めに打てる具体策:価格改定(値上げ)/仕入先・ルートの見直し/低採算取引の整理

■③固定費(項目の意味:維持コスト)

 └ 社長が見るべきポイント:売上に関係なくかかる人件費や家賃が膨らんでいないか?

 └ 早めに打てる具体策:不要不急な経費の削減/外注費の適正化/業務の効率化

■④資金残高(項目の意味:手元のキャッシュ)

 └ 社長が見るべきポイント:3か月先までに資金がショートする懸念はないか?

 └ 早めに打てる具体策:早期の融資・借入相談/支払条件の変更交渉/売掛金の早期回収

■⑤返済・納税(項目の意味:将来の確定支出)

 └ 社長が見るべきポイント:借入返済、消費税、源泉税、賞与資金が織り込まれているか?

 └ 早めに打てる具体策:納税用資金の別口座プール/中長期の資金繰り予定表の作成

 

▽▲▽▲▽「予算」と「予測」を分けて考える▲▽▲▽▲

 

目標管理において、最も混同しやすいのが「予算(目標)」と「予測(着地見込み)」です。

■予算:「こうしたい」という将来の到達目標

■予測:「今のペースだとこうなりそうだ」という着地見込み

■「目標」と「着地」のギャップを捉える:「このままだと利益・資産がどうなるか」の着地予測を毎月見直すことで、計画との乖離を防ぐための具体策(価格改定・販促・投資延期・借入相談)を即座に検討できます。

 

▽▲▽▲▽7月に確認したい経営チェックリスト▲▽▲▽▲

 

■今年ここまでの売上・粗利・営業利益は計画と比べてどうか?:決算書を待たず、直近6カ月推移と計画値のギャップを把握し、課題のある部門・サービスを特定する

■粗利率が下がっている商品・サービス・取引先はないか?:特にコスト高騰の影響を受けやすい今の環境では個別商品ごとの「稼ぐ力」を定期的に確認

■今後3〜6か月の人件費・賞与・採用費を見込めているか?:採用予定や賞与など、急な資金流出に慌てない

■借入返済・納税・設備投資の予定を資金繰りに入れているか?:キャッシュを圧迫する大口イベントを網羅

■3か月先、6か月先の資金残高は足りるか?:必要に応じて早めに融資の相談

■計画との差を埋める行動を3つ決めているか?:現状の数字を共有し、明日から取り組む行動計画を

 

▽▲▽▲▽まとめ▲▽▲▽▲

 

月次チェックは、過去を反省するためだけの作業ではありません。会社の異変に早く気づき、資金繰り・利益改善・投資判断を前倒しするための経営習慣です。

 

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【公募情報】

 直近の補助金公募情報・〆切カレンダー

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■省力化投資補助金 一般型(第7回7/31〆切):人手不足対策として設備導入・システム構築を検討する企業向け。GビズID、見積、投資効果の整理を早めに。第8回も予定あり。

■デジタル化・AI導入補助金(第3次7/21〆切):AI・ITツール導入を検討中の企業向け。ツール選定の前に、削減したい業務と運用担当を決めておく。次回も予定あり。

■小規模事業者持続化補助金(第20回12/15〆切):業務効率化の設備投資や販路開拓のチラシにも活用できる可能性あり。商工会・商工会議所への早期相談を。

 

▽▲▽▲▽地域情報もチェック!▲▽▲▽▲

 

■自治体独自の補助金:自治体独自のDX・設備投資・販路開拓補助金も公募が始まっています。自社所在地の自治体情報も確認してみましょう。※「東京都:躍進的な事業推進の為の設備投資支援事業」(第13回7/23〆切)など

 

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【人事・労務】

 中小企業が始めるAI・省力化の業務棚卸

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「人を増やす」以外の解決策を持っていますか?

「求人を出しても応募がない」「事務作業に追われて営業や現場改善の時間が取れない」…このような労働力不足の課題は、今の日本の中小企業に共通する最大の悩みです。

人手不足時代を生き抜くには、採用だけに頼らず「今ある業務をデジタル化・AIによって減らす」という視点が不可欠です。AIの導入そのものを目的化する前に、まずは自社の業務を正しく棚卸しすることからスタートしましょう。

 

▽▲▽▲▽どこから減らす?業務棚卸の見直し例▲▽▲▽▲

 

■請求・入金確認:見直し・効率化具体例=会計ソフト連携/自動入金消込/督促文ひな形化 └ 経営上の効果:手作業工数・ミスを劇的削減

■見積・提案書:見直し・効率化具体例=過去資料DBから再利用/AIでたたき台作成 └ 経営上の効果:手作業工数削減・レスポンス速度向上

■問い合わせ対応:見直し・効率化具体例=よくある質問(FAQ)整備/回答文テンプレ化 └ 経営上の効果:バラつき(属人化)解消・対応品質安定

■日報・報告書:見直し・効率化具体例=音声入力/自動要約作成/定型フォーマット化 └ 経営上の効果:報告のための帰社を削減・労働時間短縮

■採用・教育:見直し・効率化具体例=求人票AIたたき台/マニュアル・チェックリスト化 └ 経営上の効果:中堅社員の教育担当者の負担削減・早期戦力化

■会議・打合せ:見直し・効率化具体例=AI文字起こし・議事録生成→次回アクション管理 └ 経営上の効果:認識を即時共有→次アクション化

 

▽▲▽▲▽AIに向く業務・任せきりにしない業務▲▽▲▽▲

 

【AI・デジタル化に向く業務】

■繰り返し発生する作業:入力、集計、定期的なレポート作成など

■文章の要約やドラフト作成:議事録整理や、メール・求人原稿のたたき台作成

■判断ルールが明文化されている業務:「AならばB」とフローチャート化できる判断

■人間がダブルチェックできる業務

【AIに任せきりにしてはいけない業務】

■最終的な経営判断や財務方針の決定

■税務・労務・法務の確定解釈や法的判断:AIを鵜呑みにすると、コンプラ違反などのリスク

■重要情報の入力:個人情報/顧客の機密情報をAIに入力→情報漏えいリスク

■顧客との関係性構築や、複雑な交渉など

 

▽▲▽▲▽7月からはじめる3ステップ▲▽▲▽▲

 

■STEP1 業務の書き出し:「毎月1時間以上」かかっている定型的な業務を10個書き出し、普段無意識にやっている作業を見える化

■STEP2 減らせる業務を3つ選定:洗い出した業務を「なくす」「まとめる」「ひな形化」「AIにたたき台を作らせる」の4つの切り口で分類、すぐに取り組めそうなものを3つ選ぶ

■STEP3 まず1つ小さく試す:いきなり全社導入せず、議事録、問い合わせ回答、求人票作成など、失敗しても影響が小さい業務でテスト運用する

 

▽▲▽▲▽補助金・ITツール検討前の確認ポイント▲▽▲▽▲

 

■「どの業務」をどのように減らすか:「導入したい」が目的ではなく具体的なターゲット業務を決める

■「何時間の作業時間」が削減できるか:事前に削減時間を見積もることで投資対効果や合理性を検証

■ 現場で実際に「誰が」運用・管理するのか:経営陣主導で導入→現場スタッフが使えず挫折、を防ぐ

■「どのように」効果検証するか(KPI):補助金の要件である効果検証。取得数値・手順を事前設定

■ 情報漏洩を防ぐセキュリティ・情報管理:「顧客情報・機密データは絶対に入力しない」ルールを徹底

■ 補助金の対象になるツール・経費か確認したか:事前申請の要否や、登録ITツールに合致しているかを確認

 

▽▲▽▲▽公式情報リンク▲▽▲▽▲

 

■★ AI活用では、個人情報・機密情報・顧客情報の扱いには十分注意を:経済産業省のAI事業者ガイドライン

  https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/ai_shakai_jisso/20260331_report.html?utm_source=chatgpt.com

■★「IT補助金」から名称変更された、「デジタル化・AI導入補助金」も要チェック:デジタル化・AI導入補助金2026

  https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260310001.html

 

 

 

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■HP

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■効果的な経営支援ツールはこちら(融資・補助金・IT支援・教育研修)

http://tinyurl.com/mp9ossu

■成功報酬型コンサルティングはこちら

http://ohtanimasao.com/

■儲かる会社に変える再建王「大谷 將夫氏」セミナーダイジェスト(1)

https://www.youtube.com/watch?v=HneOKNC4XWw

■儲かる会社に変える再建王「大谷 將夫氏」セミナーダイジェスト(2)

https://www.youtube.com/watch?v=-bm77yYYtBU

■お客様の声

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[業務内容]

◆助成金活用型コンサルティング業務

◎ポテンシャルを最大に引き出す組織の作り方と人材育成

◎完全成功報酬型コンサルティング

◎WEB戦略・You tube戦略で見込み客を拡大する

◆IT戦略業務

◎データマイニングで確実に上位表させるSEO

◎ホームページ企画・制作・運用業務

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~~~~目次~~~~

【新サービスのご案内】

「利益成長756倍」の差を生む、勝てる組織のOSをインストールしませんか?

 

【今月のトピックス】2026年DC改正を踏まえた退職金・福利厚生再設計

 ~企業型DC・iDeCo・中退共、自社に合う制度は?~

【直近の補助金公募情報・〆切カレンダー】夏前に確認したい 直近の補助金公募情報

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【新サービスのご案内】

 数字が証明する「最強の戦略」を自社に。

 AIで組織を劇的に変える2つのソリューション

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\\ 経営者の皆様、こんな「見えない損失」に心当たりはありませんか? //

 

■ 優れた戦略やプロダクトを作っても、すぐに競合に模倣されてしまう

■ 理念を掲げているが、現場では「壁紙」状態で、判断基準になっていない

■ 部署間のセクショナリズムや指示待ち人間が多く、意思決定が遅すぎる

■ 営業がテレアポを嫌がり、新規開拓のPDCAが止まっている

 

ハーバード・ビジネス・スクールの調査では、「強い文化を持つ企業」は11年間で純利益を756%伸ばしたのに対し、文化を軽視した企業はわずか1%の成長に留まったという衝撃の結果が出ています。その差は、実に756倍。

 

この圧倒的な格差を生む正体は、システムではなく「組織のOS(文化)」にあります。

 

▽▲▽▲▽ 組織の「摩擦熱」を消し、加速させるAIサービス ▲▽▲▽▲

 

★★ 1. 理念浸透・組織改革AI「ism AI(イズム・エーアイ)」 ★★

理念を「額縁の中のポエム」から、利益を生む「行動指針」へとアップデートします。

 

「成長率756倍」の根拠を仕組み化:精神論ではなく、日報やチャットデータから「理念浸透度」を可視化。組織の病巣をリアルタイムで特定します。

 

現場の意思決定を10倍速に:AIが経営者の思考を現場に翻訳。社員一人ひとりが「経営者の分身」として自律的に動く「分散型組織」を実現します。

 

「負の文化」を止血:見逃されがちな現場の妥協や忖度をデータで捉え、組織のエネルギー漏れを未然に防ぎます。

 

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【ism AI】「756倍の成長」への第一歩はコチラから

https://www.circle-win.com/ism-ai/

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★★ 2. 営業の文化を変える自動架電「AIコール」 ★★

組織の停滞を招く「テレアポへの心理的拒絶」をAIが解消します。

 

単純作業をAIが完遂:自然な対話が可能なAIが、受付突破から取次依頼までを代行。営業マンは「価値ある商談」だけに集中できる文化を作ります。

 

一貫したクオリティ:属人的なスキルの差を排除し、24時間365日、常に最適なスクリプトでアプローチを継続します。

 

・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

【AIコール】営業組織の生産性を爆発させる

https://ai-calljapan.com/

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2026年、勝ち残るために必要なのは、最新のアプリ(ツール)ではなく、最強のOS(組織文化)です。

「現状維持という緩やかな死」を避け、圧倒的なJカーブを描きたい経営者様は、ぜひ詳細をご確認ください。

 

 

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【今月のトピックス】

2026年DC改正を踏まえた退職金・福利厚生再設計

~企業型DC・iDeCo・中退共、自社に合う制度は?~

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賃上げや人材確保が叫ばれる今、今月は「中長期の人材定着」「退職金負担の見える化」に取り組んでみませんか?

2026年は企業型DCやiDeCoの大規模な法改正が続きます。

✓退職金制度は「採用力や将来の資金計画に直結する重要な経営テーマ」

✓改正をきっかけに「自社の制度が時代や実態に合っているか」今こそ総点検してみましょう

 

▽▲▽▲▽2026年DC改正&各種制度の整理▲▽▲▽▲

 

★★2026年DC改正のポイント:さらに使いやすくなった★★

■企業型DC:マッチング拠出制限撤廃 ※R8年4月

⇒「従業員掛金は会社掛金を超えられない」制限を撤廃

⇒会社負担を増やさず、従業員の自発的積立を後押しできる

 

■iDeCo:加入可能年齢引き上げ ※R8年12月予定

⇒65歳未満→70歳未満へ引き上げ

⇒60歳以降の継続雇用やシニア人材の資産形成支援に

 

■企業型DC/iDeCo共通:共通拠出限度額引き上げ ※R8年12月予定

⇒他制度との合算上限枠新設。iDeCo+企業年金で月額6.2万円に引き上げ

⇒福利厚生制度全体を見直す好機

 

参考リンク:

厚労省:2025年の制度改正について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/2025kaisei.html

 

★★各制度のメリット・注意点は?★★

■企業型DC(確定拠出年金)

【方向性】採用・定着を強力に強化したい

【メリット】毎月の定額掛金負担のみでコントロールしやすい

【注意点】導入時に投資教育や制度説明が必要

 

■マッチング拠出(企業型DCのオプション)

【方向性】会社負担を抑えて福利厚生を厚く

【メリット】従業員負担の拠出でメリットを生み出せる

【注意点】活用には従業員のリテラシーが必要

 

■iDeCo/iDeCo+(個人型/年金プラス)

【方向性】小規模企業、企業型DC未導入の会社

【メリット】会社負担なし※iDeCo+なら会社が掛金を上乗せ可能

【注意点】企業型DCに比べ会社制度としての福利厚生感は弱い

 

■中退共(中小企業退職金共済)

【方向性】シンプルで分かりやすい制度を作りたい

【メリット】信頼性が高く、導入が容易。新規加入時の掛金助成などもある

【注意点】一度拠出した掛金は原則会社が自由に取り崩せない。

 

■社内退職金制度(預金・保険等で原資準備)

【方向性】自由な支給ルールを設計したい

【メリット】柔軟に制度設計可能。将来の原資を計画的に準備できる

【注意点】規程の整備、将来の支払原資確保不安、保険料負担や税務処理など

 

■退職金なし(給与・賞与上乗せ)

【方向性】短期的な手取り額を最重視する

【メリット】従業員にとって「今の手取り増」が分かりやすい

【注意点】長期的な定着策としては効果が弱い

 

★★採用・定着効果/財務リスクで比較★★

■財務リスク:低い & 効果:高い

⇒企業型DC(マッチング拠出):将来の追加負担なし。双方が調整しやすい

■財務リスク:低い & 効果:中

⇒iDeCo+:小規模企業でも導入しやすい手軽さ

■財務リスク:低い & 効果:低い

⇒退職金なし:固定人件費リスク+長期定着効果は弱い

 

■財務リスク:高い & 効果:高い

⇒中退共・社内退職金:将来原資リスクあり。安定感は抜群

 

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○o退職金制度を見直す前に確認したい6つのポイント&見直しの3ステップo○

保険等を活用した「退職金原資の準備」はあくまで原資の準備手段であり、それ自体が退職金制度ではありません。「誰に・いつ・いくら・どのような条件(自己都合/会社都合)で支給するのか」を明確に、退職金規定と資金計画や税務処理をセットで整合性をとった全体設計を行いましょう。

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▽▲▽▲▽制度選び&見直しの実務チェックリスト▲▽▲▽▲

 

★★制度選びで見極めるべき「4つの判断軸」★★

①採用・定着効果:従業員にメリットが明確に伝わっているか?

②会社負担:毎月の掛金、将来の退職金支払い、保険料負担など無理なく続けられるか?

③原資確保:今後5~10年の退職予定者と退職金概算支給額を把握しているか?

④規定整備・運用:退職金規程、就業規則改定、投資教育、税務処理等管理を継続できるか?

 

★★よくある注意点★★

☑「節税になるから」だけで制度を選ばない!

 一度作ると簡単にやめられない。全体像を先に設計

☑保険を活用する場合の整合性を確認!

 保険料負担・解約返戻金のピーク・税務処理が「退職金支給時期」とズレていないか?

☑専門家へ必ず相談!

 労務トラブル(不利益変更)を生まないよう必ず顧問士業等へ相談

 

★★自社の現状を把握!チェックリスト★★

① 明確な「退職金規程」がある

② 支給対象者(雇用形態)、算定基準(勤続年数等)、自己都合/会社都合による違いを規定

③ 「役員退職金」と「従業員退職金」の規程や原資を分離

④ 今後5〜10年の退職予定者数と、必要な概算支給額を試算

⑤ 中退共・企業型DC・預金・保険等の「原資の準備方法」の全体像を整理

⑥ 制度変更(引き下げや移行)を行う際、従業員にとって「不利益変更」にならないか確認

 

★★6月から始める3ステップ★★

■STEP1:現状確認

就業規則、退職金規程の有無、現在加入中の中退共・企業型DC・保険商品の契約内容、退職金用の預金積立状況などをすべて洗い出し

 

■STEP2:将来負担の可視化

今後5~10年の退職予定者と概算退職金額を試算。原資準備手段(預金や保険等)で賄えるか?ギャップを確認

 

■STEP3:制度選択・従業員説明

各制度を比較し、自社の財務状況と採用戦略に合う制度を選定。導入・変更時は、従業員への丁寧な説明、規程改定、専門家確認を必ずセットで実施

 

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 夏前に確認したい 直近の補助金公募情報・〆切カレンダー

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★★省力化投資補助金一般型★★

第7回7月下旬〆切予定

■人手不足に悩む中小企業の省力化投資※オーダーメイド性が必要

■上限750万~1億(従業員数別)、第4回採択率69%と高い

 

★★デジタル化・AI導入補助金★★

第2次6月15日、第3次7月21日〆切

■業務効率化・AIツール導入。リニューアルされたが基本は変わらない。第4次8/25〆切も予定あり

 

★★新事業進出補助金★★

第4回6月19日〆切

■新規事業を検討中の企業向け、最大9,000万円。現行制度の最終回

 

★★東京都:明日にチャレンジ★★

第2回7月3日〆切

■都内中小企業の設備投資等。最大2000万円(小規模1000万円)

 

★★東京都:躍進的な事業推進の為の設備投資支援事業★★

第13回7月23日〆切

■都内に本店があれば近隣県設置の設備でも可。最大1億円

 

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○o*地域情報もチェック!*o○

各都道府県・市区町村でも補助金の公募が順次始まっています。

お住まいの地域の補助金情報もあわせて調べてみましょう。

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年度末を控え、新年度の投資判断に頭を悩ませる時期。今号では、人手不足や物価高に負けない強い組織を作るための税制・制度の最新活用術として2点をお送りします

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~~~~目次~~~~
【新サービスのご案内】  AI活用で「現場のムダ」を劇的に解消する2つの解決策
【経営・財務】R8年度税制改正大綱より:中小企業の打ち手3選  手取り実感・小口投資・承継準備、新年度の投資判断に役立つ最新活用術
【人事・労務】雇用保険法改正:「教育訓練休暇給付金」に備える  リスキリング時代の社内整備、就業規則や休暇制度のチェックポイント
【情報】直近の補助金公募情報・〆切カレンダー  省力化投資補助金や新事業進出補助金など、注目の公募スケジュール
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◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
【新サービスのご案内】  AI活用で「現場のムダ」を劇的に解消する2つの解決策
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\\こんな悩みはありませんか?//
■日報が形骸化し、現場の状況や社員の課題が正しく把握できていない
■教育に割く時間がなく、自分の「経営判断の基準」が社員に浸透していない
■営業担当がテレアポを嫌がり、架電効率がなかなか上がらない
■不在時のかけ直しなど、電話連絡にかかる時間や手間がもったいない

これら「人手」に頼っていた業務や教育の課題は、最新のAIツールを導入することで解決できます。


\☆\弊社が厳選した「解決策」はコレ! /☆/
★★解決策1:電話業務の自動化「AIコール」★★
人の声で自然な会話を行うAIが、テレアポの受付取次までを代わりに行います。
1.オリジナルコール機能  自社サービスに沿ったトークスクリプトを自動作成。
2.AIによる自動架電  不在時のリコールも自動。営業担当は「繋がった後の商談」に集中できます。
3.自動録音・文字起こし  通話内容はすべて保存。後からの振り返りも簡単です。

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【AIコール】詳しくはコチラhttps://forms.gle/CrF5c6XdYjXww2UP8
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★★解決策1:バックオフィス業務の革新「ISM(イズム) AI」★★
社長の「判断基準」をAIが学習。24時間365日、全社員の日報に社長の口調でフィードバックを行い、組織の自走を促します。
1. 理念・イズムの完全再現  社長の思考をコピーしたAIが、日報を通じて「社長ならどう判断するか」を伝承。
2. 超高精度な文字起こし・要約  会議の録音から正確な議事録を即座に作成。情報の共有漏れを防ぎます。
3. セキュアな環境  機密情報を扱う法人利用を前提とした安全な環境で、安心して活用いただけます。

・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【ISM AI】詳しくはコチラhttps://forms.gle/XxJMFQRPCcHUpND16
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どちらのサービスも「今ならお試し期間」をご用意しております。 (※条件等の詳細は各URLよりご確認ください)

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【経営・財務】R8年度税制改正大綱:中小企業が使える3つの打ち手
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年度末を控え、新年度の投資判断に頭を悩ませる時期 。
令和7年12月19日に発表された「R8年度税制改正大綱」の中から、人手不足や物価高に負けない強い組織を作るため、中小企業が活用できる3つのポイントを整理します 。

※本記事は大綱に基づく概要です。今後の法令成立により変更される可能性があります 。 公式情報リンク:令和8年度税制改正の大綱の概要

★★① 手取りUPを実現する福利厚生:食事補助の非課税枠拡大(予定)★★
会社が負担する食事補助の非課税枠が拡大されます 。
■改正内容:月3,500円 → 7,500円(深夜勤務の夜食も300円 → 650円)
■メリット:実質的な手取りUPに直結し、採用・定着の武器に。賃上げが難しい場合にも従業員満足に繋げられます 。

【非課税適用の条件】
・非課税条件:「会社が半分以上負担」が絶対条件
・支給方法:現金はNG。チケット(食事券)、ICカード、設置型社食など
・対象範囲:全役員/従業員対象が条件

★★② 攻めの小口投資が可能に:少額減価償却資産の特例増額(予定)★★
少額資産の即時償却特例の基準額が拡大されます 。

■改正内容:30万円 → 40万円(税制改正大綱ベース)
■メリット:40万円なら、汎用品スペックから最新鋭・業務用の「攻めの投資」に手が届きます 。

【活用例】
・DX・IT効率:RPAツール、ハイスペックPC+生成AIツールなど
・現場改善:業務用自動精算機、スキャナ+サーバー(電帳法対応)、高性能3Dプリンタ+ドローンなど

★★③ 最後のチャンス:事業承継税制の「計画提出期限」延長(予定)★★
事業承継税制・特例承認計画の提出期限が延長される見込みです 。

■改正内容:R8年3月末まで → R9年9月末まで
■重要ポイント:適用期限はR9年12月末のため、これが実質最後のチャンスです。今年中に社内の棚卸しを始めましょう 。

【準備のステップ】
・社内棚卸:後継者候補の特定、自社株の概算評価、経営理念や知的資産の書き出し
・体制整備:5〜10年スパンでの計画を役員と協議

▽▲▽▲▽すぐに取り掛かれる:やることリスト▲▽▲▽▲
■食事補助:
【決める】目的(採用?定着?)と方法(チケット?カード?)の決定
【やる】「食事補助規定」を作成し、金額と徴収方法を規定
■小口投資:
【決める】今年の優先項目(DX?現場改善?)と購入タイミングの検討
【やる】40万円までは現場判断で購入できるよう「社内稟議」基準を整備
■事業承継:
【決める】特例承認計画の作成担当者とスケジュールの決定
【やる】社内棚卸を実施し、専門家へ相談する段取りを組む


◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
【人事・労務】雇用保険法改正:リスキリング時代の社内整備
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雇用保険法の改正により、在職中のリスキリングで失業手当相当額が支給される「教育訓練休暇給付金」が創設されました 。人材流動化の時代、採用のメリットと運用のリスクを整理して導入を判断しましょう 。

★★企業が押さえるべき「3つの変化」★★
1. 自己都合退職の給付制限見直し(R7.10〜) 失業給付が2ヶ月後→1か月後に短縮。離職スピードへの影響が懸念されます。
2. 教育訓練で自己都合退職の制限解除 特定の講座受講等で給付制限が免除。対象条件に注意が必要です。
3. 教育訓練休暇給付金の創設 在職中に30日以上の無給休暇でリスキリングを行う際、失業手当相当額を支給。会社に「就業規則等で定められた休暇制度」があることが受給の条件です。

★★導入判断のチェックポイント★★
【メリット(攻め)】
・採用ブランディング
・コストゼロでの手取り補填
・次世代リーダー育成
【リスク(守り)】
・現場の戦力ダウン
・社保事務の手間
・不公平感の懸念
【おすすめの運用】「専門資格の取得目的に限る」など対象を絞ってスタートするのが低リスクです 。

▽▲▽▲▽決めることチェックリスト▲▽▲▽▲
☑ 就業規則/休暇規程に「教育訓練休暇」を組み込むかの方針決定
☑ 対象者・申請フロー(勤続年数制限、3ヶ月前までの事前申請など)
☑ 休暇中の処遇(原則無給、社保本人分の徴収方法、評価・復職時の扱い)
☑ 運用のサイクル(休暇前後の面談で学びを業務に活かすコミットメント)

【注意点】 制度を設けると社員からの申請を拒否できないため慎重な設計が必要です 。また、会社が命令した研修は「業務(有給)」となり給付対象外となるため、あくまで「本人の自発的な申し出」が要件となります 。

▽▲▽▲▽決めることフロー:注意点とポイント▲▽▲▽▲
①導入方針決定
【注意点】
制度を設けると社員からの申請を拒否できないので慎重に設計
【ポイント】
会社にもプラスになる学びを支援=意欲ある若手のエンゲージメント向上に
②対象者・申請フロー
【注意点】公平性の観点から勤続年数等の制限を設けるのが一般的
※雇用保険被保険者期間原則5年以上が要件
【ポイント】
3か月前までの事前申請を必須とし、業務への支障を最小限にするフローを構築
③休暇中の処遇
【注意点】
給付金の要件として基本無給だが社保は免除にならない。本人分の徴収方法を規定する。
【ポイント】
休暇期間を昇給や賞与の算定に含めるかどうかも事前に規定
④運用のサイクル
【注意点】
会社が命令した研修=「業務(有給)となり給付金対象外。「
本人の自発的な申し出が必要」
【ポイント】
休暇前後の面談で「学びをどう業務に活かすか」をコミットさせ、単なる「休み損」を防ぐ

★公式情報リンク
「教育訓練等を受ける場合、給付制限が解除され基本手当を受給できます」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000160564_00045.html)       
「教育訓練休暇給付金」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/kyukakyufukin.html

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直近の補助金公募情報・〆切カレンダー
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最新の補助金スケジュールです。特に省力化投資補助金は採択率が高くなっており、注目の施策です 。

■第2回 中小企業成長加速化補助金 ・〆切:3月26日(申請受付 2月24日〜) ・備考:申請時に「100億宣言ポータル」掲載が必要。手続きに2-3週間かかるため早めの準備を。
■第3回 新事業進出補助金 ・〆切:3月26日(応募期間 2月17日〜) ・備考:3月末に第4回公募予定。その後は「ものづくり補助金」と統合予定。
■第5回 省力化投資補助金 ・〆切:2月27日(申請期間 2月2日〜) ・備考:第3回の採択率は67%と非常に高い傾向。第6回公募も予定されています。


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~弊社は経済産業省から正式に認定を受けた
中小企業専門の経営革新等支援機関です。~
株式会社サークル・ウィン
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明けましておめでとうございます。

原材料高騰、止まらない円安、深刻な人手不足と賃上げなど、引き続き中小企業を取り巻く環境は激動を続けています。

今年も投資判断と資金調達の最適解、法改正への対応実務など、経営に役立つ実践的な情報をコンパクトにお届けしていきます。本年も皆さまの事業の航路に、よき追い風が吹きますように。

さて、今号では、2025補正予算にみる2026年度の補助金展望&カスハラ対策義務化に向けた実務整理&直近の補助金スケジュールについてご紹介します。

 

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~~~~目次~~~~

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【経営・財務】2025補正予算にみる2026年度の補助金展望

補正予算から2026年の中小企業支援の方向性を整理し、2026年度の補助金の準備を

【人事・労務】カスハラ対策義務化に向けた実務整理

 法改正による対策義務化は2026年中に開始予定、ポイントを押さえた準備を

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【経営・財務】2025補正予算より:2026年度の補助金活用策

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補助金施策のポイントは、早期の情報キャッチと事前準備。2025年12月に成立した補正予算から今年の補助金動向を確認しておきましょう。2026も引き続き、中小企業の生産性向上・成長投資・事業再編・資金繰り支援を同時に押し上げる設計になっています。

 

▽▲▽▲▽2026・中小企業支援の方向性と対応する各種補助金▲▽▲▽▲

■4つの支援方向性

生産性向上:省力化投資、業務自動化(DX)など

成長投資:新事業/新市場進出、新製品開発や高付加価値化を支援

事業再編:事業承継、M&A

資金繰り支援:即時償却/税額控除、信用保証等の税制支援

 

参考リンク:

中小企業庁 令和7年度補正+令和8年度当初(小規模向け等)のポイント資料: https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r8/r7_hosei.pdf

中小企業対策関連予算: https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/index.html?utm_source=chatgpt.com

 

★★成長投資★★

■中小企業成長加速化補助金(拡充・3400億円の内数)

⇒拡充。売上高100億を目指す企業(「100億宣言」を宣誓)を支援。

2025年の要件は現在の売上10億以上、投資額1億以上、賃上げ要件

 

■大規模成長投資補助金(新規2000億+既存2121億)

⇒継続。工場新設等、上記より大規模な設備投資

 

 

★★生産性向上★★

■デジタル化・AI導入補助金★3400億円の内数

⇒現行のIT導入補助金。枠の再編や詳細要件変更の可能性

 

■小規模事業者持続化補助金★3400億円の内数

⇒継続。小規模事業者の販路開拓・設備投資を支援

 

★★事業再編★★

■事業承継・M&A補助金★3400億円の内数

⇒継続。事業承継・M&Aに係る設備投資・専門家活用支援

 

★★生産性向上★★

■新事業進出・ものづくり補助金(既存基金・1200億規模)

⇒ものづくり補助金+新事業進出補助金が統合予定。革新的新製品・新サービス開発、新市場進出に係る設備投資等

 

■省力化投資補助金(既存基金1800億規模)

⇒継続。2025年度は5回実施、他の補助金より採択率が高く(60%~)使いやすい。従業員規模毎の上限額見直しなど「業種別省力化投資促進プランをふまえた省力化投資の推進」を予定

 

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○o*閣議決定された情報をもとに、今から準備を*o○

各補助金は2026年2~3月頃からスタートし、年に2~3回(省力化補助金は3~4回)の実施が想定されます。また同時に、都道府県単位の補助金情報も徐々に発表されていきます。

2026年は基本2025年を踏襲していますが、2027以降はわからないため、使えそうな施策は今年で使った方がよいといえるでしょう。

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▽▲▽▲▽今から準備したいリスト▲▽▲▽▲

①今年実行したい投資・再編テーマを棚卸 

 使えそうな補助金の要件(投資上限/下限額、対象経費、賃上げ要件など)をチェック、GビズIDの取得

②数値周りや資料の整理、ロジックづくりの準備

 労働生産性/省力化効果の算出、見積り取得、売上成長・賃上げ計画等の3年計画シミュレーション

③資金繰りの検討

 税制支援など、使える施策を顧問士業と確認しながら、事前に設計、資料の準備を進める

 

 

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【人事・労務】カスハラ対策義務化に向けた実務

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「カスタマーハラスメント対策」は努力目標から義務化へ、法改正が行われ、企業に組織的な防止と従業員保護の体制整備が求められる段階へ進んでいます。今年、すべての企業で必ず整えるべきポイントを以下にまとめます。

 

▽▲▽▲▽対策義務化の背景と時期▲▽▲▽▲

 

★★いつ、何が変わる?★★

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法改正により〓カスハラ対策を義務化〓

いつから?〓2026年に施行予定〓

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2025年6月の改正労働施策総合推進法により、パワハラやセクハラに加え「カスタマーハラスメント」への対策も全ての事業主に対して雇用管理上の措置義務と明確化されました。施行は公布から1年6か月以内=2026年中と想定されており、具体的な措置を企業が講じる義務が生じます。

 

★★背景★★

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【ハラスメントに係る相談件数】

1位 パワハラ 64.2%

2位 セクハラ 39.5%

3位 カスハラ 27.9%

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※R5年度厚生労働省 「職場のハラスメントに関する実態調査」より

 

厚労省調査によると、「ハラスメントに係る相談があった件数:パワハラ64.2%、セクハラ39.5%に次ぎ、カスハラは27.9%で第3位」と、企業を取り巻く社会課題として無視できない存在に。

 

▽▲▽▲▽今から整えるべき5つの基準▲▽▲▽▲

法改正にて、事業主には労働者が被害に遭わないよう相談に応じて適切な対応を行う体制整備・防止措置が義務化され、違反にはペナルティもあります。

まずは従業員アンケート等で現場の課題を把握し、下記のポイントに沿って整えて行きましょう。

 

 

★★現場の論点★★

録音・撮影

⇒証拠化と個人情報の線引きを社内ルールで明確に

退出・出禁

⇒基準がないと現場判断がブレるため明確な判断基準を事前整備

SNS炎上

⇒初動の広報・相談先を一本化

警察相談

⇒責任者が迷わず判断できる導線設計

 

↓↓↓↓↓↓

 

★★会社が整えるべき5つの基盤★★

基本方針

⇒カスハラを許容しない・従業員を守るという方針を文書化して明示、公表による抑制効果も

相談報告ルート

⇒現場→責任者→管理部門の導線設計を整える

初動対応基準

⇒退出要請・出禁・警察相談・SNS対応の社内基準

教育

⇒窓口/管理職向けロールプレイ・新人研修

記録保存

⇒日時・内容・対応履歴・証拠の保管ルール

参考リンク:

厚生労働省:労働施策総合推進法等の改正(カスハラ対策含む概要):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00003.html

 

▽▲▽▲▽東京都の先行条例と支援▲▽▲▽▲

法制化に先駆け、東京都ではカスハラ防止の条例が2025年4月1日に施行され、都内企業向けには奨励金や企業支援事業(セミナー等)が案内されています。

 

★★東京都・カスハラ防止対策推進事業:企業向け奨励金★★

カスタマーハラスメント 防止対策推進事業 企業向け奨励金

■奨励金 40万円

■対象支給要件

従業員300人以下の中小企業等が対象。カスハラ防止対策マニュアル作成+録音・録画環境整備、AIシステム導入、外部人材活用などの実践取組いずれか1つを実施 、等

■スケジュール

2025年度は複数回の募集が予定され、各回1,000件程度の受付規模(先着順等で締切あり)

※2026年1月4日現在、Jグランツ不具合により第3回の申請受付停止中

 

参考リンク:

東京都 TOKYOはたらくネット:カスタマーハラスメント防止対策:

https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/kaizen/ryoritsu/kasuhara/index.html

 

 

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 直近の補助金公募情報・〆切カレンダー

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★★東京都躍進的な事業推進のための設備投資支援事業★★

1月22日〆切:第11回

※11回は賃上げ要件適用区分のみ対象

■東京都中小企業振興公社:助成金事業

https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/yakushin.html

 

★★第22次ものづくり補助金★★

1月30日〆切※年度内に23次の予定あり

■ものづくり補助事業公式ホームページ

https://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html

 

★★第2回中小企業成長加速化補助金★★

申請受付2月24日~3月26日

■100億企業成長ポータル

https://growth-100-oku.smrj.go.jp/

 

★★第3回新事業進出補助金★★

応募期間2月17日~3月26日

※3月末に第4回予定あり

■中小企業新事業進出補助金公式サイト

https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/

 

★★第5回省力化投資補助金★★

2月下旬〆切※予定

■中小企業省力化投資補助金公式サイト

https://shoryokuka.smrj.go.jp/

 

 

 

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