川﨑桜虚偽LINEは中西アルノ虚偽情報同様、名誉毀損 | 平山朝治のブログ

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川﨑桜のLINEが流出したとされる事案について、本人は自分のものではないとしている。流出させた者が特定できて本人や運営が名誉毀損で訴えた場合、それが川﨑本人のものであること(少なくともそう信じるに相当な理由があること)を立証しなければならないのは被告側であり、それができなければ刑事処罰や民事損害賠償の責めを負わなければならなくなる。
 
本人が自分のものではないと言っているにもかかわらず、それを否定する論証をするには、本人のプライバシーを侵害する必要があり、それを正当化できるような問題*を本人がかかえているのでない限り、不可能だろう。
*そのような問題は、芸能人として活動してゆくことを社会が許さないようなもののはずで、そのような問題があるのならば、LINE流出はそれと比べれば取るに足りないもので、被告はわざわざ名誉毀損の責めを負うリスクを犯すまでもなく、本丸の問題をとりあげるだけでよい。

 

をみると、流出したLINEが本人のものであることを証明するのはまず絶望的だという結論は不可避のようだ。

 

誹謗中傷の深刻化を受けた改正プロバイダ責任制限法が今年10月から施行された。
↑出所

ので、誹謗中傷した人を特定し、名誉毀損などで訴える可能性が従来より格段に高くなっており、5ちゃんやツイッターなどに、事実確認もせずに好き勝手なことを書いたため訴えられるような事案がこれから増加するだろう。

 
中西アルノのツイッター事案では、最も悪質と思われる、今年2月26日午前に@lien6452の最初の3ツイートを拡散させはじめた人物の書き込みは特定できている

が、プロバイダにIPアドレス記録が残っていない可能性が高いらしい。同日午後、炎上案件で有名なアカウントのツイートが3つのツイートのスクショをはじめとする添付画像で取り上げ、2022年10月14日時点で5,665件のリツイート、2,388件の引用ツイート、2.1万 件のいいねと、5ちゃんの乃木坂界隈を超えて拡散させたことは、立件可能ではなかろうか。

 

川﨑LINEの事案は改正法施行後でしかもごく最近のことなので容易に開示特定できるだろう(仮に開示請求の結果本人の発信だと分かった場合、そのことが公開されると本人に不利益が及ぶので、開示請求したことやその結果が公開されることはないだろう)。

 

ちなみに、拡散元は、https://web.archive.org/web/*/https://twitter.com/jqPahwn3SClLr06/status/*によれば、アカウント登録し、それ一本だけ投稿し、すぐアカウントも削除したようだ。

 

が、唯一のツイート(そのスレッドへのいくつかリプも含む)はwayback machineに記録されている。

 

拡散元の@jqPahwn3SClLr06でツイッター検索してみると出てきた下のツイート

 

をみると、川﨑とは無関係の航大という人が迷惑して@jqPahwn3SClLr06にリプを求めているが、リプをもらえていないようなので、拡散元はそうとううさんくさいようだ。

 

それとは別に、今回の流出は模倣犯によるものではないかと疑う余地がある。2018年7月に、
という乃木坂メンバーのLINE流出騒ぎがあり、船蔵海生という高校生はサッカー部、B組で山下美月と隣りの座席となっており、川﨑のLINE相手も同じ大学のサッカーサークル、「航大」という名も「船蔵海生」と、 LINE相手が似ているのは偶然だろうか。
 
この件は、船蔵海生が高校生なのに山下はすでに高卒ということがすぐ分かり、未成年の他愛無い妄想の産物として落着したようだが、今回はそれをふまえてなのか、すぐには嘘だとバレないようにいろいろ工夫してあるようだ。しかし、嘘だと確定されなければよいのではなく、真実性ないし真実相当性を証明できなければ名誉毀損になる(一般人に関しては真実でも名誉毀損になる)ので、名誉毀損の恐れのある投稿をする人は、その点の事前チェックを怠らないよう注意しなければならない。