60sスロットカーレース Mint GP 2025ラウンド2

8月10日於レーシングパラダイス町田RPMB、

当日は豪雨の中、遠く茨城や群馬からもマニア達が参加は前回+2名。

 

 

Dino 166P One-Make

ボディは60年代の長谷川製作所製オリジナル、シャーシはタミヤA型SUSシャーシのレプリ。

 

自分はギヤ比が違う2台を持込んだ。忘備録までに後述したいが、バンプロ製クラウンギヤは28、30tの上が34、36tとなる。

中間の32tが無いゆえに、微妙なセッティングはピニオンも代えないといけない。

 

例えば、10:30で、ストレートはマアマア伸びるがパワー不足を感じたとして;

クラウン側だけ34tにすると(同じ回転差では)計算上12%スピードDNしてしまう。

~勿論、ローギヤリングで加速が良くなる(完全に伸びきってしまわない限り)ので、ハイギヤの時より廻る分、10%までダウンしない。

そこで、ピニオン枚数も増やし11:34とすると、ローギヤリング化には違いないのでトルク感、加速力UPしながらも 計算上のトップスピードは3%のダウンで済む。

 

まぁ2台持込めば、いろいろトライできるという事だが、70年代活躍されたリバーサイドチームの佐藤康郎さんも ”最新のものが速いとは限らない、その日そのコースのコンディションに合わせられた者が勝つのだ”と云うような事を言っておられた。

 

唯、その2台のどちらかを選択、或いは上手く使い分けられればいいのだが、大変悩み深いものなのだ。

このディーノクラスだけでなく、今回はF1クラスもTカーの方が調子が良く、速さだけでなく安定していて走りも楽なのだ。

その時は扱い易さの訳が釈然としなかったが、後で考えるとひとつの共通項が。

ガイド支点~前輪軸間がディノもF1も、Tカーはシャーシメーカーオリジナルのまま、レギュラーカーは少々伸ばしている=有効ホイルベースが長いのだ。

考えるに、すべり出しを遅らせ安定性を求めたレギュラーカーより、Tカーのショートホイルベースゆえの回頭性が当日のレーンコンディション、荒れた編線やコース毎の路面状態に向いていたのではないか、という事だ。

2台使い分けはハマれば最高だが、そのコントロールには手が焼ける。

実際、自分のディノは、すぐに当日のファステストラップをマークしリーダーラップも多かったがスピンも多く、最初にヒートではKD氏TK氏、次のヒートではYS氏TK氏の後塵を拝し、結局は表彰台を逃してしまった。

 

 マーシャル担当した最終ヒート、KD氏ぶっちぎりだが終始安定のUS氏がレースを制す。

 

リザルト ;

1位: White&Blue/NART / TTL 85Laps /US氏

2位: Britsh Green/Piper /  TTL 84Laps /KD氏

3位: Yellow w/Gr. Stripe   /  TTL 84Laps / TKZ氏

 

Ref. ファステスト : 11.35sec /KMY

             2nd ベスト : 11.45sec /KD氏

 

Tamiya Repros

ボディはタミヤ製60年代シリーズのリプロ販売品、シャーシはタミヤA型レプリカ。

 

最速のタミヤクラスは、ディーノ以上に波乱の展開。

ヒート1でトップゴールのTKG氏ローラT70はヒート2、3ではテールエンドに。

TKG氏コレクション 日本GPを再現、ヒート1、5で1位となるも終盤ラップダウン。
 

 

一方、ヒート1、2で2位を続けたKD氏ロータスはヒート3以降トップゴールを続け、そのままレース制覇かと思われたが..

 タミヤクラス第3ヒートの電光掲示板、
本日のファステストタイムとべストラップ16周をKD氏がマークされたが
第7ヒート終盤トラブルリタイヤ。

 

マーシャル担当のヒート7 、TKG氏ローラがホールショット後KD氏ロータスが急追。
      続くは YS氏、TOM氏、最後方はUS氏、いずれもロータス。
   トップ2車トラブルで脱落後、YS氏ロータスがトップに立ちコントロールBOX前を通過、
       その後方ヘアピン前で競合いはTOM氏が制するもUS氏は僅差でラップキープ。
 
US氏のロータスから時折ギヤ鳴りのような異音が聞こえたので、完調ではないのだろうと思ったが、ラップダウンしないガマンの走り。
またガイドブレードのスパークらしきも伺えたが、各ヒート前にフォーメーションラップを行い入念にチェック、またコース編線コンディション調整等、常にていねいにベストを目指す対応は見習いたいものだ。
全ヒートを終え、3台がトータル同ラップ、着順合計でUS氏が優勝。
 
リザルト ;

1位: 89 Laps /   Lotus 40/US氏

2位: 89 Laps /   Lola T70 /KMY

3位: 89 Laps /   Lotus 40/TOM氏

 

Ref. ファステスト : 10.74sec / Lotus40/KD氏

             2nd ベスト :  10.98sec /Lola T70 /TKG氏

 

 

F-1 & INDY 60s >

60sの葉巻フォーミュラ1+インディカー、軽さが身上

 

私は、前回ファステストをマークしたシャークノーズフェラーリ156と使い慣れたクーパーを持込んだ。

ディーノクラスでもそうだったが、なぜか今日はTカーの方が速く扱い易い。

だが、リヤを持上げて空回しするとクーパーの方が回転が上がる。

レース前あわててファイナルを変更(30⇒28t)としたらタイムUPしたが、どうも物足りない。次回は、キチンとメンテをやらねばいけない。

 マーシャル担当した第4ヒート:

(左)US氏のイエローフェラーリがリードするも(右)TKG氏ロータスがファステスト更新し逆転ゴール

 

 最終第8ヒートのスタート直後: 先頭からUS氏フェラーリ、KD氏ロータス、

       YS氏ホンダ、TKG氏ロータス、 SZ氏フェラーリ、TOM氏ロータス。

 

 SZ氏コレクション、 ロータス、フェラーリ共にソリッドタイヤ!

      グリップ低いので走らせづらいが、そのシェイプとライフは最高。

 

US氏共々15周のべストラップを続けたがラストヒートで1ラップダウン、US氏のフェラーリ156がパーフェクトウィンとなった。

今回ロータスを2台持込んだTKG氏は後半ファステストラップを連発、前半のコースアウトが尾を引いたが、このラストレースで表彰台に。

 

1位: 90 Laps / Ferrari156 / US氏

2位: 89 Laps / Ferrari + Cooper /KMY

3位: 88 Laps / Lotus25/TKG氏

 

 Ref. ファステスト : 11.13sec / Lotus/TKG氏

             2nd ベスト :  11.21sec / Ferrari/ KMY

 

今回、いずれのクラスもファステストタイム記録者はリザルトでは3位以下 (F1以外では4位5位)となる波乱のレース。

逆説的かも知れないが、本能的なトップゴールと冒険的なファステストの欲望を抑える事が肝要なのかも知れない。

(廻り過ぎ走り過ぎるレーシングカーを速く走らせるには、如何に抑えるか等とよく云われる

今回 US氏が全クラス制覇の快挙となったが、ミスをしない心身一如、時にはガマンし、また集中力を持続させられた氏のメンタルは正に賞賛に値する。

 

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(閑話休題)

自分はディノクラス、最初のレースのオープニングでクラスファステストをマークしたが、コースアウトが続き第2ヒートからセッティング変更。

ビンテージスロットでは、グリップとロールが二律背反のように語られるが、私のディノは限界近くなるとフワッとロールしたボディに車体全体が引っ張られるようにレーンアウト、もう少しレベルの高いバランスがあるはずだからだ。

とり急ぎできる事として、コーナーリング中のロールを防ぐためナイロンナットを締込み、サス動作を固めた。

意外に思われるかも知れないが、タイムは詰められなくても硬めの方がヌケにくい。

またコースの荒れのせいか?Tカーの方が走らせやすかった。

どうも疑問が残ったので、レース後ライバルのKD氏にお願いして、レギュラーカーとTカーを数周並走させて両者をダイレクトに比較検証してみた。

ストレートエンドではレギュラーカーの方が10~15センチ程度伸びるが、僅かながらインフィールドの立上りではTカーの方が頭ひとつ速いし、また開けられる。

KD氏がセーブしてくれていたのかも知れないが姿勢変化の違いからレギュラーカーのグリップは低いのかも知れない。

ソフトコンパウンドがハイグリップとは限らないだろうが、Tカーの方が古いタイヤながら指感触では明らかにソフト。

減速比もTカーの方がハイギヤリングなのだが、現象は真逆。

これこそが個体差と当日のコンディション(設定電圧は10.5V)等の相性なのだろうが、次回迄細かいシャーシセッティング煮詰めのヒントにしたいトコロ。

KD様、ありがとうございました!