晴れた空が VX800を誘う。

先日換えたタイヤのナラシもしたいし。

  ⇒  スズキVX800 テストラン‐コンチアタック

以前行った埼玉は定峰峠から酒蔵 ”晴雲” が良い感じだったので、

リピートしたいと思うも、何せこの酷暑。

老兵は体力を過信できないし、長距離は自粛すべき。

まぁショートランで戻ってもいいや、と出発。

 

静かな鎌北湖

 

川越の少し先、鶴ヶ島から先ずは鎌北湖に向かう。

湖は 藻が張っているのだろうか、緑色深くあまりクリアではない、

唯その静かさは日常を忘れさせ、日陰に入れば夏の涼を感じる。

 

ここまでは、リラックスできるカントリーロードだった。

が、湖から引き返さず先に周遊するなら権現堂林道を通ることになる。

林道は凸凹荒れているので慎重に走行、暫く走ったところで乗用車2台が道端に停車していた。

何かあったのかと思いながら、そのまま進むと土砂で舗装が埋まっていた。

 

荒れた林道 >

少し迷ったが、下りの路面が多少荒れていても、先の登りになればクリーンになるハズ、

.. と我ながら楽天家なモンだ。

実際、途中から土砂は無くなったが、昔の記憶よりかなり荒れていて緊張感ハンパない。

街中よりはタイヤのサイドを使う事になるが、勿論攻めるより安全マージンを心掛る。

とにかく滑らせないように疲れを感じ乍ら、先にある分岐点まではと精神集中。

 

BT33のハンドリング >

 

こんなコンディションでは、どんなタイヤでも路面に浮いた土や枯葉でラインが乱される。

以前のコンチロードアタックも今回のBT33も軽快なリーンの自由度は似たようなもの。

だが、標準空気圧でBT33の方が明らかにギャップのショックを柔軟に吸収する。

コンチやエイボンでは空気圧を⊖0.1程度がベストだと思っていたのだが、

ギャップのフィードバックでBSではむしろ上げたくなる位だが、十分軽いハンドリングゆえ

むしろ下げてもいいのではないかとさえ思えてしまう。

 

クマ出没情報 >

 

今まで名前も知らなかった分岐点のT字路は、笹郷線終点と交わる所。

熊の目撃情報と注意書き.. 桑原クワバラ!

 

この先まっすぐ行けば顔振峠~傘杉峠~狩場坂峠と奥武蔵グリーンライン

そんなワインディングメニューをこなせばディナーの定峰峠にたどり着くが、

ここまでで自分のフィジカルをセルフチェック。

本日は雲少なく青い空がどんどん広がり、湿気がないので気分は爽やか。

だが、都内でも35℃だし、君子何より無理は避けよう..

熊看板も不気味だし、権現堂林道から越生方面に直角ターンライト。

グリーンラインは昔Z750GPでも通ったところ(時は1988年9月、翌90年2月号MC誌に掲載頂いた)。

いつか又走ってみたいが、今はまだ思い出の中にしまっておこう..。

 

越生に向けて >

 

黒山三滝を左手に過ぎると路面コンディション良好、タイヤの髭も少しずつキレイに。

近くには時代劇を思わせるような龍穏寺への道。

そんな誘惑も飲み込んで走り続けると道の駅、冷たい飲み物でリフレッシュ!

この辺り 越生梅林一帯は、ゆずも豊富に取れ土産物になっている。

辛すぎず使い易いので、ゆず七味と地産の梅ジャムを購入、寂れた道の駅を後にした。

 

 

そして、すぐその先にある越生の地酒、佐藤酒造の酒蔵に寄った。

先述の1998年より遡り約50年前になるだろうか、この酒蔵沿線の知人宅で日本酒を飲んだことがあった。

当時、自分はビールやウィスキーを飲むことはあっても、日本酒は付き合い程度。

オーセンティックな昔の日本酒は、その匂いやクセゆえ呑みにくい、という点では佐藤酒造の酒も同じだった。

何せ当時は日本酒はお燗する時代、新潟の三大梅(越乃寒梅、峰の白梅、雪中梅)が冷やでイケると騒がれる前のこと。

だが、知人に燗づけさせる手間を省く意味もあって地酒をロックで飲んだところ悪酔いもせず楽しめた。

クセや匂いが軽くなり、また氷で薄くなるから飲みやすくなったのだろう。

今ではデータ管理やAiの助けもあって多くの日本酒が飲みやすいが、逆に僅かなクセの違いなんかは懐かしいと思えるから

ヒトはワガママなモンだ。

 

まりこのさけ >

 

酒蔵のお嬢さん、麻里子さんがこの蔵で初の女性杜氏として世に出した”まりこのさけ”、

最初に呑んだのは、記憶が正しければ2015年で、面白さで暫らく飲み続けた。

自分の古いブログを引っぱり出すと -

No.1は纏まりよい酒だったし、No.2はフレッシュ感が強められたが酸味とのバランスも良く呑みやすかった。

その後、毎年順調に2018年No.4まで続いたが、2019年訪れた時は ”まりこのさけ”がなく、季節限定の生酒を入手した。

その後、No.5とNo.6を入手したのは2021年初春だった。コロナの影響もあったかも知れないが、僅か1、2カ月の短期間にNo.5とNo.6の2バージョン出された。」

「それまでの美山錦に替えNo.6に新規採用した酒造好適米の五百万石(新潟の契約農家から仕入れたそうだ)を早く試したかったからだろうか。

 


2019年のフォト、2020年迄 ”まりこのさけ”は中断したが明るい笑顔を憶えている。

 

まりこのさけはひとりの女性の歴史でもある。物心ついて初めてショートヘアにされた姿も。

   またNo.7では王道の山田錦を使っていることも記述にある。

 

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閑話休題  : 2019年、旧IDのリブログ

さて、今回で ”まりこのさけ” もNO.12、定価は1980円(500cc)

以前に比べ物価高もあるが、概してこの酒蔵の商品は決して安くはない。

例えば、晴雲や、今年連休に訪ねた秩父錦の方がコスパいいのかと思う。

それでも、口当たりの良さに飽きて違う個性を味わってみたいなら、

佐藤酒造 数々の銘酒はお勧めできる。

 

さあ、大人しく帰ったら今晩はチビチビやろう.. 

そしてまた体力気力ある時、お天気任せで遠出をしてみたいモンだ。