Thanks God(and Ancestores), it's Friday! 

..今どき花金なんて死語かな。 

先ずは 週なかホリデー、お彼岸。

雨模様の荒天だったが去年パスしてたし、と赤坂の菩提寺まで足を延ばした。

今年、元旦に行ってるので目新しいことはないハズだが、空模様に鑑み地下鉄で行くと目に入るものが違う。

物々しくも頼もしい自衛隊員が玄関に立っていた元防衛庁の跡地はミッドタウンになってしまい、もう20年にもなろうか..

前を通ると金色ランボ等やらしい程ピカピカの外車ばかり。

でも裏手から檜町公園(この公園もミッドタウンの庭か植民地みたいな感じになっているが公立公園のハズ..良く言えば官民協力?権益癒着?)を抜けると、まだこんな風情が。

大昔の記憶だが、母の実家もこんな木造家屋の立ち並ぶ奥にあったのを思い出した。

戦前、母の通った赤坂小の脇、”ウグイスを訊ねて麻布まで”を売っていた古い和菓子屋さんも未だ続いていた。

お寺に近付いたら雨も上がった。ご先祖の計らいかと思えば気分良いものだ。

以前、木々で鬱蒼としていた墓地は江戸時代にタイムスリップしたかのような印象だったが、若いご住職に代替わりしてから殆ど伐採された。

そのせいか、毎年元旦に見れた霜柱はもうなくなった。

梅雨時の蚊が居なくなるであろう?事は良いが、夏の蝉もいなくなるのは淋しい気がする。

それに何より高層ビルが丸見え。墓の下で眠ってる組の纏持ち方々も気恥ずかしいだろう。

 

(墓石は古くないが、戦中の焼夷弾を浴びた め組の線香立ては残っている)

まるで 湯けむりスナイパーを狙う後任の殺し屋がカラスを撃ち落としたシーンの墓地みたいになってしまった。

とは言え、京都でさえ古刹の背景にビルが見えるご時世だ。

赤坂には 蝉の鳴き声、落葉や木々のざわめきにクレームしても モリビルに文句言う輩はいないのだろう。

帰りに浅草橋に立ち寄り革の端切れを購入。亡父からもらった革ジャンを直すためだ。次回に乞うご期待。

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さて、今日は花金。

隣町のトキワ荘そばの食堂N屋さんで、ランチはスタミナ焼定食

650円也、若い方でもきっと満腹だろう。今の自分には食べ過ぎかも知れないが、勿論キレイに完食。

下は壁際に置いてあったミニカー、手に取って見ると名車”デューセンバーグ”ではないか。

私も、以前モノグラム製1/24デューセンバーグを作って、エリネコ夫妻に謹呈した。

最近スロットカーサーキットにも顔を見せないし音信不通..元気でいるのだろうか?

こう見えてもスロットカー。ビンテージ走行会でも走らせ、2012年10月のモノグラム車レースで1位を獲得している。

だが、優勝より嬉しかったのは有名な原型師T-Mine氏が”今日のコンクールドエレガンスだね”と言ってくれたこと。

 

さて、花金と言えば 銭湯。久しぶりに行ったら50円値上がりして520円に。

それでも温泉旅行より遥かに安上がり、庶民と通人の味方だろう。

中野・杉並地区から新宿方面に流れる 妙正寺川(荒川水系支流)近くに” 三の輪湯 ”がある。

もう気分は温泉旅行。

中は写せないが、ジェットバスや電気風呂、ミストバスや水風呂も。

一般的な注意だがロッカーに100円必要(後で戻ってくるが)。

有料ドライヤーは20円だし、銭湯に小銭は今も昔もツキモノ。

番台で売っているステッカーとキーホルダー。 

あぁ、温泉旅行気分にしてくれ有難い。

 

風呂上がりは、同じく川沿いの居酒屋KZで、先ずは樽酒

もう60年やっている地元の名店、ありがたすぎてヒトには教えたくない位。

TV番組にも出ないでいてくれ、助かっている。

(近くの店は番組に出てる~勿論それも悪くない店なのだが)

イカ豆腐にしみ込んだ味、サクサクのアジフライ、付け合せもすごく美味。

健康のために、また自宅では手間が掛かって作れないメニュー、納豆掻揚も頼んだ。

モツ炒めも最高! モツ肉内側の脂肪を粗方取り除いてから調理されてるので、全く罪悪感なくイケる。

 

桃川の樽酒の次に楽しんだ酒は、福島の楽器政宗と新潟の村祐。

(大将、スミマセン。ハンサムフェイスに一応ボカシ入れときます)

 

楽器政宗は吟醸香から酸味のバランス、のど越しまで勿論、晴らしいのだが、村祐にはチョット驚かされた。

日本酒の概念を壊したいかのような、米どころ酒どころの新潟がこんな酒を造っていいのか?とさえ思う程、新しい感覚なのだ。

流行りの麹を感じさせるものでも発砲日本酒みたいに甘くベタつくものでもないが、オーセンティックな日本酒とは遙かに離れたテイスト。あえて言えば、上善如水とは違うスムースさ、米臭さは微塵もないが米の旨味は感じる。

村祐ワールドに引込まれて、つい、お代わりしてしまった。

 

久々の銭湯とSAKEに気を良くして、土曜は別のとこ ”福の湯”に。

入口は目白通りから一本入った ”奥の細道”にあるので目立たないが、結構お客さん入ってるので地元に愛されていると思える。

こちらはステッカーありませんか?と人の良さそうな番台さんに話したら、お名刺を頂いた。

湯舟のスペースは先の三の輪湯より若干狭いが、ジェットバスは2人分ある。

また温度で2つの浴槽を分けている。

脱衣場には昔懐かしい体重計とマッサージ器があった。

どちらも現役で、マッサージ器は20円で出来る!

(ポスターで風呂用メガネの存在を初めて知った)

玄関の反対側、即ち風呂を出た時に見える風景。何だかホッとする。

皆様も良きウィークエンドを‼