昨年からの60sアメリカンストックカー”レッドライン7000”に続き、

監事US氏の肝入り始まるCan-Amの前身、USRRCシリーズ、

アーリーアメリカンのレーシングシーンを再現することとなった。

..とりあえず 10/15 ”レッドライン7000”でノンタイトルレースを

グランプリ野郎(その②)とマッハ号 (ameblo.jp) )

概要は次の通り ;
ボディ

1963-64 年の USRRC出走GT/スポーツカー 1/25-1/24 

カナダモスポートパーク、LA タイムズ GP、ナッソースピード ウイーク等(含1962年US ロードレーシング)

(タイヤトレッド:オープントップ≦60mm/クローズドボディ≦65mm)

シャーシ

Revell  SP500用アルミラダーフレーム(1/32GT、1/24GTキット仕様)

バランスウエイト:20g 以内可、ボディマウント穴使用ビス止め

ロードクリアランス≦2mm)

モーター: Pitman製バーモーター RP77

ガイド: Revell 黒ガイド

タイヤサイズ: 幅 5mm~10mm(フロント・リア共)径制限なし

 

Revell‐Pitmanシリーズ(RP66/RP77)での計画だったが、当面RP77のみ

どちらも公称は同じ回転出力ながら、RP77はローターもケースわずかに大きく、

性能低下承知でマグネットもローターコアもラフなつくりとなっている。

ベンチテスト(1Aトランス)でも、RP66良く廻り中速以上はトルク感も出てくるが、

RP77はK&Bチャレンジャーモーター同様、熱発生の割に出力効率は低い。

老舗のUSAピットマンも(フィラデルフィアで1934年創業=マブチの20年先輩)、当時のマブチの台頭に苦慮し、コストダウンと生産効率を上げたかったのではないだろうか。

 

唯、今回のUSRRCのコンセプトにRP77はマッチするだろう。

と言うのも、今日60才となってもマブチFT-16や36モーターは素晴らしくパワフルだが、今は資材豊富な60年代ではない事もマニア達は自覚しているはず。

本気で攻めた走りを楽しむ程、手塩に掛けたビンテージボディを壊すリスクを覚悟しないといけない。(仕上りも走りも、麻薬的に?どちらもハイレベルになるほど満足度も上がるので制作意欲-自制心-満足感のバランスが求められる

スペアもリペアもなしに貴重なボディをコワさずに60sスロットカーを楽しみたい、しかし今日のプラモ用ベースの小さなモーターでは物足りない、そんな向きにはRP77は丁度いいのかも知れない。(あちらのオークション売り文句も”ビンテージスロットに相応しいRP77”

 

Cf. 上の写真はRP-66

ありがたいことに、当時モノのRevellシャーシキットは神戸のミントホビーさんが良心価格で扱っておられる。ご興味ある方はオークションサイトご覧になるといいだろう。

 

さて、モーターをRevellシャーシにセットするのに、RP77はひと廻り大きいので左右いずれかにオフセットさせないとブラシスプリングがフレームに干渉してしまう。

でもせっかくシャーシ付属の16用モーターマウントはメタル径も同一だし使いたいトコロ。

そこで、このラダーフレームはホイルベースに余裕あるのだからと、折り曲げてセンターにマウントするコトにした。

さて、次回はシャーシのリファインと60sタイヤ、ボディのフィッティングできたらいいな。

 

Ref. 以前、1ダース以上のFT-16Dをテストした時、ひとつキレイな音を奏でてるものがあったが、実走ではあまりパワフルでなかったのでご参考程度に。

n.B.  '71年のニクソンショックまで $1=\360だった。当時国内定価はFT-16が@250、FT-36は@350なので、経費送料別換算でアバウトに1ドルだから、3~5ドル程度で売れば良さそうなハズ。

そのマブチがCOXやラスキットのブランドマークを付け10ドル以上で売られていたのも事実。

円安の今日@150換算でも\1,500以上、当時、$12.95=\4,600にもなると馬淵自ら喧伝していた。

私が訪米した77年(=建国200年の時で$1=約\300)、既に性能ではMURA等(20ドル前後)に逆転されていたが、マブチは半額だった。 いずれにしても当時のMADE-IN-JAPANは圧倒的な高品質低コストだったことの象徴だと思う。