現在TVで放映中「仮面の忍者 赤影」、原作は言わずと知れた横山光輝。
その漫画は1966年11月から少年サンデーに連載始まった3部作。
当初のタイトルは「飛騨の忍者 赤影」、翌年1月から「仮面の忍者 赤影」となる。
第一部のテーマはTVと同じく金目教。
敵役が霞谷の七人衆 と云うのも同じだが、原作は七人みな男。
女の忍者は登場しなかった。
第二部に登場する黒影も男性で、「金目教」では白影も黒影も登場しない。
だが TV番組にも、キャラクターが似た敵役や大ガマなど共通性あり、
往年のファンにも親近感を与えている。
大ガマと言えば、がま池。
そんな名前は 全国どこにでもありそうだが自分の知っているのは;
昔、善福寺裏手の麻布山幼稚園から有栖川公園の中間、竹藪で囲まれた土地にあった池。
当時住んでいた所は小学生中頃に麻布新網町から改名され一部が麻布十番に、また一部が森元町と一緒になって東麻布となり、東の他は、西、北が無くて南と元麻布とだった。
東麻布以外の旧名は知らないが、なぜか元麻布近辺は未舗装道路が点在し忍者部落のような古臭く暗いイメージ、
飯倉小(タワーの麓)の友人と連れだって冒険気分であちこちに遠征していた。
その元麻布が、他と違うと感じたのは(子供時分の事なので見間違いかも知れないが)ある時立ちション女子に驚いたこともあったからだ。
そして元麻布の”がま池”と言われた所も沼のような陰湿なところで、ザリガニが良く獲れた近くの有栖川公園より人気なく静かな場所だった。
ある時塀で覆われてしまった時も、友人が抜け穴(板塀のスキマ?)を教えてくれた。
が、しばらくしてコンクリートの塀でおおわれた背の高いマンションになっていた。
あの池は小さくして残されたように伝え聞くが今は如何に。
n.B. 有栖川公園は広尾駅そば、ナショナルマーケット向かいの大きな公園
↑ 3人の欧米キッズが有栖川公園でザリガニが取れるとはしゃいでた。
私も60年前に同じことをした、と言うと驚いて年を聞かれた。
(中) イカを餌にタコ糸たらすのは今も昔も変わらない
(右) 近くのランボのお店、宅急便と同じ色だった..
~ 大ガマの件、日本昔話ではないが、聞いた話は、多分こうだったはず..~
江戸時代、がま池を埋め立てる事になった時、池のそばに住む長者のところに坊さんがやってきた。
そして池をなくさないよう訴え、池を存続させてくれれば、この地が先々の天災地変から免れることになるだろうと宣う。
長者はそんな話に取合うことなく蕎麦をふるまって坊主を帰したそうな。
そして、いざ水を抜こうとする際に深みの泥水をさらったら大ガマが現れた。
下男たちがそのガマを捕えて折檻したところ蕎麦を吐き出した。
先日の坊主はガマの化身だったのではと思った長者は、下男に命じガマを池に返した。
それから暫くの後、近くで大火事が起こり、あわや長者の家にも火災が及ばんとする時、
あの大ガマが池から現れて、口から水をふいて長者の家を護った..
そんな話だったと思う。
さて話は戻って、赤影。
敵の親玉が幻妖斎なのは同じだが、TVのように金目像が大魔神のようには動かない。
ネタバレとならないよう詳細省くが、動かないモノだから赤影も金目像を操れたのだ。
横山作品は夢想的科学にインスパイアされながら物理法則を無視しないのが良い。
七人衆のひとり、鬼念坊はTV番組でもムチャ強いが、原作漫画も同じ。
唯、横山作品は霊的観念的なものに頼らず(少々無理でも)リアリズム的種明しを忘れない。
鬼念坊に刀が通じないのは鉄鎧を着こんでいるからなのだ。
そこで、赤影は池に突き落とし水中戦に持込む。
原作 第一部は横山城をまもる秀吉配下の竹中半兵衛の依頼で動いていた。
そして、第二部は「うつぼ忍群の巻」第三部は「決戦 うつぼ砦の巻」
羽柴秀吉の居城、長浜城を護る話から始まる。
第一部は赤影と青影のふたりコンビで金目教問題を解決し、
第二部で白影、黒影、紅影が参入。
今のTVでは 白影は加藤諒(竹中半兵衛から転身)⇒笠原秀幸(初代白影の死後に指名)が、
黒影役は唐橋充(父親)⇒山田愛奈(父の死後継承)が演じている。
往年の実写版では、牧冬吉(1998年没)が白影役で、ベテラン感がとても似合っていた。
さて、原作でカラーバリエーションが増えても赤影青影のふたりは兄弟以上の結束で活躍する。
それは赤影が敵に倒され養生している時に守ろうとした青影の気迫。
それを感じた敵の忍者、土蜘蛛の言葉が泣かせる。
第二部のラスボス的存在は典膳、横山作品にはよく使われる名前。
傷ついた青影に迫る典膳は大刀をブーメランのように扱う。
その危機に赤影が駆け付けた。
こうして、どんどん横山作品にひきこまれてしまうが続きは..
横山作品は 魔法使いサリー、コメットさん、バビル二世や三国志など、少女漫画から歴史ものまで一世風靡した鉄人以外にも有名な作品を残され、かなりワイドな層の方々に愛された。
さらに、例えば忍者赤影も少年サンデーと幼稚園児向きには、作画もストーリーもアレンジして観る者に合わせるのが上手かったから商業的にも成功したのだろう。
↑ TV放映後、幼児向け”たのしい幼稚園”で分かり易くアレンジ
(ゲンヨウサイもゲンヤサイと改名して)光線やらロケットやら..
幼少児童が喜ぶさまが目に浮かぶ。
横山光輝の作品は終の棲家そばの千早図書館が沢山所蔵している。
唯、残念なのは 2026年3/16~2028年11月末 まで休館。
金をかけて改築しなくとも別段不便はなかったが、日本の役所はそうしたものだ。
臨時窓口は4月1日より旧千早児童館(豊島区千早3-13-8)に開設されるが、
横山作品は段ボールにしまってしまうそうで、閲覧や貸し出しは無理らしい。
(区立図書館共通のものは貸し出せるとのこと)
しばし、残念なことだ..。
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♪ ビュ~ンと飛んでく テ~ツジン28号~♪
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