天才タップダンサー、フレッド・アステアのダンス・コメディ | サブエーテルの風に吹かれて

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前述のテレンス・トレント・ダービーのアルバム「N.F.N.F」収録曲「アイル・ビー・オール・ライト」の歌詞で、フレッド・アステアが登場。

好奇心旺盛な高校生の頃のワタクシメ、当然ながらフレッド・アステアが気になり。

18歳の頃、深夜TVでフレッド・アステアの映画特集が組まれ、代表作「トップハット」や「コンチネンタル」が放映されたのをVHSビデオデッキで録画し、観ました。

いやはや、フレッド・アステアのキレッキレのタップダンスと、その優雅な身のこなしに魅せられました。

お顔は、コメディアンそのもので、サバンナ高橋に似てませんか?

それもまたご愛敬。

 

フレッド・アステア

 

サバンナ高橋

 

アステアは、物凄くカッコ良く。

しかも、第二次世界大戦が勃発する前のモノクロ映画で。

その時代に、洋服も御洒落で、身のこなしも優雅で、戦前の日本人がアステアの映画に魅せられ、憧れたのだと。

アステアのダンスは、トップアスリートの競技のようにスリリングで凄く。

そして、アステアとコンビを組むジンジャー・ロジャースのダンスの上手さも秀逸で、この二人は凄くカッコ良く。

ジンジャー・ロジャースは、気の強そうな女性を演じ、キリッとした表情がこれまたカッコ良く。

でも、ロジャースは女優志向が強く、アステアの引き立て役が不満でコンビを解消し、女優への高みを目指した、とか。

そして、ロジャースはかなりのブランクを経て、再び、今度はカラー映画でアステアとダンスのコンビを組むのですが。

初老のアステアは、男の哀愁を漂わせた渋いカッコ良さを醸し出しておりましたが。

悲しいかな、モノクロ映画時代にキリッとした凛々しいお顔だったロジャースは、カラー映画では見事なオバさん顔になっており(泣)。

いや、あらゆる偏見が憚られるこの時代にこんなブログを書いているワタクシメの方も、どーかと思いますが。

でも、そう思っちゃったんですから、仕方が無い。

フレッド・アステアは、カッコイイ。

映画「ブルー・スカイ」のワンシーンのダンス(Puttin’ on the Ritz)は、もう奇跡的。

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