映画「スターリングラード」ジャン=ジャック・アノー監督作品 | サブエーテルの風に吹かれて

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昔、東京の西っぺり、大田区東六郷に住んでいた頃、川崎のチッタデラに映画を観に行きました。

そこで観た「スターリングラード」(原題Enemy at the Gates)の、戦場の臨場感が凄く。

ウラルの羊飼いこと主人公「ヴァシリ・ザイツェフ」演ずるジュード・ロウがカッコ良く。

【ネタバレ注意!】

ヴァシリは幼少の頃より祖父から猟銃で狼を仕留める事を教えられ、戦場でその才能が開花。

味方の死体の山に身を潜め、狙撃銃で5人のドイツ兵を瞬殺。

居合わせた政治将校ダニロフから、ヴァシリは戦意高揚の為の英雄に祭り上げられ。

狙撃兵として戦果を重ね。

ドイツは凄腕のスナイパー「ケーニッヒ少佐」をヴァシリ討伐に派遣。

冷静冷酷なケーニッヒ少佐を演じるエド・ハリスが、これまたカッコ良く。

この二人のスナイパーの対決、否が応でも盛り上がります。

手に汗握る攻防戦の結末は如何に・・・。

尚、スターリングラードはヴォルガ川西岸の一角で。

ナチス・ドイツの攻勢により、ソビエト連邦に残されたヴォルガ川西岸の最後の砦。

ソ連兵の命は軽く。

銃を持たされるのは二人に一人。

銃を持たされないもう一人には弾丸だけ渡されて。

銃を持った者が撃たれたならば、もう一人がその銃を持って進め、と命令され。

ドイツ軍は、圧倒的火力の機関銃でソ連兵を撃ちまくり。

ソ連兵が退却すると、今度は味方の将校から撃たれ。

いや、ソ連兵だけにはなりたくない事を思い知らされるシーンでした。

今のロシア軍だって、似たようなものかと。

現実の戦争は、早く終われ。