最後に恋愛したのはいつだろう
最後に恋人がいたのはいつだろう
私が過酷な人生を何とか切り抜けられたのは
過食嘔吐をしていたから
その更に苦しい人生を耐えられたのは
恋愛をしていたから
音楽に支えられていたから
好きな服を着て
ライブハウスに出入りしたり
恋人とよく遊んだりしていたから
そんな暇つぶしを
たかが
淡くあとは消えるだけの
儚い時間に
真剣に価値を抱き
真剣に私なりに生きていたから
恋愛っていう
手短に自己価値を上げてくれる
遊びに
あんなに本気になれた私を
少しだけ誇りに思うけど
その時に私の名前を呼んで
私を好きだと言ってくれた
彼らのことを
私いっぱいで
大好きだったのは
本当だから
恋愛という
人間関係において
人を愛することの尊さ
人から愛されることの奇跡
誰かの存在が
自分にとって
神様からのプレゼントだと
本気で思えたくらいの
純粋な幸せを
私は知った気がする
心から分かり合える友達とか
信頼できる大人とか
そんなものが私にとっては
まぼろし
パートナーや恋人に
救われた
現実世界も
儚い世界も
必ず終わりが来るんだから
恋愛の影
恋人の残り香
携えたら
その間だけ
私は生きられる