やっぱり会うんじゃなかった

会った後に必ず落ち込むと分かっていた

数年ぶりに会った彼女は相変わらず

きらきらしていた

変わらずきれいで

細くて

仕事もキャリアがあって

プライベートも友達がたくさんいて

常に好きなことを追いかけている

昔から何一つ変わってない

どんどん醜くむなしくなっていくのは

あたしのほう

日々引きこもりのような毎日で

常に人生の終わりとか

老いについて考えて生きている

こんな

あたしなんかと比べたら

彼女の生き方はどんなに充実していて

人生を謳歌しているんだろう

昔の写真

彼女といつも一緒に写る

保育園の遊戯会

その時から

知っている

若いころは

沢山一緒に遊んだ

ライブも行って、旅行もして、いろんな話しをしたよね

時間と共に

あたしの心はどんどん壊れ

身体もどんどん疲れ

久しぶりに会うと

更に差が開いていく

 

いつの時代も

彼女はきらきらしていて

食べ吐きや鬱で苦しんでいた

あたしには羨ましかった

虐待の傷もなく

普通に生きてこれた人間を

妬んだ

 

食べ吐きの苦しさ

過食の後の絶望など

知る必要もなく

細くて

可愛くて

食べたいものを食べている彼女を

憎んだ

 

発達障害

虐待

摂食障害

引きこもり

希死念慮

醜形障害

 

そんなものと

対極にいる

彼女を

人間を

 

ずっと

ずっと

恨んで憎んで

汚染されたものを

必死に握りしめて

今も呼吸を続けている

最も憎いのは自分

早くこのゲームが

終わってほしい

普通になることさえ

無理のよう

だから

あたしなんかはきらきら人生は

望むことさえお門違い