【昔のギャル語(?)】
今回は、昔、偉いお姫様に仕えていた女性、「女房」の間で作られて広まった挙句、
今でも普通に使われている言葉のお話です。
●ブーム1、「もじ」
女房の間で、
「ねーえ、『もじ』って可愛くない?」
「かわいい~」
というブームが発生。
「かつら」って可愛くないから、「かもじ」!
「杓子(しゃくし)」って可愛くないから、「しゃもじ」!
「ひだるい」(お腹減った)って可愛くないから、「ひもじ」→「ひもじい」!
こんな感じで作られていきました~。
●ブーム2、「お」
女房の間で、
「ねえちょっと、『お(御)』ってオシャレね~」
「あらやだほんと~」
というブームが発生。
「田楽(でんがく)」は、オシャレに「おでん」!
「食品の数々」は、オシャレに「おかず」!
「体の真ん中」は、オシャレに「おなか」!
「鳴らすもの」は、オシャレに「おなら」!
このブームがエスカレート。
「食事につけるもの」(味噌汁)は……「おつけ」?
「いや、付ければ付けるほどオシャレじゃない?」
となり、
「御御御付け」(おみおつけ)だとめっちゃオシャレ!!!
となってしまいました。
※さんざん「御」つけられてますが、ただの味噌汁ですよ
私たちが普段使っている言葉も、なりたちを知ると面白いですよね。
ではまた(^^)/
わらび