つれづれにっぽん72 【昔のギャル語(?)】 | つれづれ にっぽん

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にっぽんの神話を、エッセイ風に書いています。

【昔のギャル語(?)】


今回は、昔、偉いお姫様に仕えていた女性、「女房」の間で作られて広まった挙句、

今でも普通に使われている言葉のお話です。

 

 

●ブーム1、「もじ」

 

女房の間で、


「ねーえ、『もじ』って可愛くない?」

「かわいい~」


というブームが発生。

 

 

「かつら」って可愛くないから、「かもじ」!

 

「杓子(しゃくし)」って可愛くないから、「しゃもじ」!

 

「ひだるい」(お腹減った)って可愛くないから、「ひもじ」→「ひもじい」!

 

 

こんな感じで作られていきました~。

 

 

 

 

●ブーム2、「お」

 

女房の間で、


「ねえちょっと、『お(御)』ってオシャレね~」

「あらやだほんと~」


というブームが発生。

 

 

「田楽(でんがく)」は、オシャレに「おでん」!

 

「食品の数々」は、オシャレに「おかず」!

 

「体の真ん中」は、オシャレに「おなか」!

 

「鳴らすもの」は、オシャレに「おなら」!

 

 

 

このブームがエスカレート。

 

「食事につけるもの」(味噌汁)は……「おつけ」?

 

「いや、付ければ付けるほどオシャレじゃない?」

となり、

 

「御御御付け」(おみおつけ)だとめっちゃオシャレ!!!

 

 

となってしまいました。

 

※さんざん「御」つけられてますが、ただの味噌汁ですよ

 

 

 

 

私たちが普段使っている言葉も、なりたちを知ると面白いですよね。

 

 

ではまた(^^)/

わらび