つれづれにっぽん55【弁天様1】 | つれづれ にっぽん

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にっぽんの神話を、エッセイ風に書いています。

【リクエスト・弁天様1


先日のリクエストにお応えして、今回は弁天様のお話をします♪

 

 

弁天様の親は、なんとあの暴れん坊のスサノオくん。

 

ある日、スサノオはアマテラスお姉ちゃんのもとを訪れます。ただの挨拶のつもりだったのですが、アマテラスは、


「あの乱暴者の事だ、戦争でも仕掛けに来たんじゃないか!?」


と疑い、戦闘態勢で出迎えます。

(詳しくは、つれづれにっぽん「神様って人間くさい。」をどうぞ)

 


スサノオは、

「俺はそんなやましい気持なんかないよ、占いして証明するよ」

といい、次のような占いをします。

 

アマテラスの勾玉と、スサノオの剣をお互いに交換。

相手の持ち物をかみ砕き、粉々にし、フ――ッと口から吐き出します。

 

で、その口から出てきたものから神様が生まれるんですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

アマテラスの口から出てきたのは、女の神様。

スサノオの口から出てきたのは、男の神様。

 

でも、アマテラスの口に入っていたのはスサノオの剣なので、

 

スサノオ

「僕の持ち物からは純粋でかわいい女の子が生まれたね! これで僕のきれいな心が証明されたね!」

ってことになりました。

 

で、その時に生まれた(スサノオの子に当たる)女の神様の一人が、

 

 

弁天様です。

 

 

その後、弁天様は、アマテラスの孫のニニギ君が地上に降りるときに、道中の安全を守りました。

それで、航海の安全を守る神様として、今でも信仰されているわけです。

 

だから、海の上に立つ厳島神社の御祭神も、弁天様(正式名称はイチキシマヒメ)なんですよ。

 

 

 

・・・・・・(-ω-)

ちょっと待て。

 

皆さんがイメージする弁天様とはちょっと違いませんか?

 

なんか楽器的なものを持っていて、なんか芸術の神様的な要素があったような気が……(・・?

 

 

 

次回、お楽しみに!

 

 

ではまた(^^)/

わらび