宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題は18日、感染蔓延(まんえん)地域の家畜が事実上、全頭殺処分される方向で進み始めた。

 感染していない牛や豚にはワクチンが投与されるが、埋却地が確保されれば殺処分される。地元からは「仕方ない」とする一方で、「耐えられない」との嘆きの声もあがった。

 「ワクチンを投与してもいずれ処分される。殺されるのを待つだけの牛たちを見るのはもう耐えられん」

 宮崎県川南(かわみなみ)町で乳牛と肉用牛約500頭を飼育している吉松孝一さん(53)は、生まれたばかりの子牛を見ながら嘆く。この子牛も処分の対象となる。

 やるせないが、「仕方ない。埋める場所は限られている」とも思うという。

 殺処分となった牛や豚を埋めるための土地不足は深刻化している。農林水産省は一時、川南町内に所有する国有林内に埋めることも検討したが、「山林が下流の水源になっているため難しい」(林野庁幹部)として見送られた。

 そこで、浮上したのが今回のワクチン投与による「時間稼ぎ」だ。感染しても、ウイルスを増やさないようワクチンを接種して一定期間は生かしておき、埋却地確保のメドが立てば殺処分するという方法だ。

 ただ、私有財産の侵害にあたるため、農家から同意を得なければならない。

 別の同省幹部は「無理やりに投与はできない」と話している。

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 岡田克也外相は27日午後の記者会見で、米海兵隊の沖縄駐留について「中国などの軍事力強化を考えたとき、現在の自衛隊だけで適切に対応できるかというと限界がある」と述べた。4月上旬には中国艦艇が沖縄近海を通過するなど中国海軍の活動が活発となっており、海兵隊の県外移転は困難との認識を示したものとみられる。

 海兵隊普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の移設をめぐっては、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が27日夜来日し、28日に外務省の梅本和義北米局長と協議する。鳩山由紀夫首相は27日夜、記者団に「キャンベル氏に(移設の)政府案を提案して、実務者協議を行うという考えは持っていない」と語った。

 首相は27日、国会内で岡田外相、平野博文官房長官と会談し、政府案決定に向け最終調整を進めた。政府は米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)沖合に杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式で代替施設を建設する「浅瀬案」で米側の理解を得た上で、鹿児島県・徳之島に部隊や訓練の一部を移転させられないか、検討している。

 首相は28日には徳田虎雄元衆院議員と都内で会談する。徳之島への移転に向け現地で強い影響力を持つ徳田氏に協力を求めるとみられる。

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